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韓国映画「哭声/コクソン」

2018-09-15 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国映画「哭声/コクソン」 予告

カンヌ映画祭ほか、世界の映画祭が熱狂した2016年の韓国映画
『チェイサー』、『哀しき獣』のナ・ホンジン監督待望の作品
キャッチコピーは「疑え、惑わされるな」

シャーマニズムのほかキリスト教に関する要素を取り入れ、徐々に追い詰められる心理を丹念に捉えた作品である。
タイトルの『哭声/コクソン』は、実在する韓国の地名「谷城」(ナ・ホンジン監督が幼少期に住んでいた全羅南道谷城郡)と、
「泣き叫ぶ」という意味の「哭声」をかけたものである。

韓国国内では観客動員700万人に迫る大ヒットとなった。
謎の男を怪演した國村隼は、外国人として初めて青龍映画賞で賞を得た。
日本人の國村がキャスティングされた理由は、イエス・キリストを「歴史上最も世界に混乱を与え、疑念を持たれた人物の一人」
と評したナ監督の、「同じアジア人ではあるものの韓国人とは違う"よそ者"が必要だった」
という考えによる。(Wikipediaより抜粋)



■韓国映画「哭声/コクソン」
ベテラン」のファン・ジョンミンさんと「ファントム」のクァク・ドウォンさん出演の映画だったので
観てみました。
久しぶりにこういったオカルト映画を観ました。ちょっとグロテスクで怖かったです。
映画のキャッチコピーのとおり、誰が本当の悪霊なのか、「疑い、惑わされ」ます。
あっという結末にも驚きましたが、ヒョジン役のキム・ファニちゃんの演技にも圧倒されました。
映画の冒頭で

  人々は恐れおののき霊を見てると思った
  そこでイエスは言った
  なぜ心に疑いを持つのか
  私の手や足を見よ まさに私だ
  触れてみよ このとおり肉も骨もある     (ルカによる福音書24章37‐39節)

と流れますが、映画の中でも人々が噂話や信じがたい光景に疑い、惑わされ、
本当の真実が分からなくなっていき、泥沼にはまっていくようでした。




■STORY
何の変哲もない田舎の村、谷城(コクソン)。
その村の中で、村人が家族を惨殺する事件が立て続けて発生する。
容疑者にいずれも動機はなく、幻覚性の植物を摂取して錯乱したための犯行と発表されたが、
謎の発疹を発症するなど説明しきれない不可解な点が多く残っていたことから、
いつしか、村人たちの中では山中で暮らす謎の日本人が関わっているのではないかとささやかれはじめる。



捜査にあたる警察官のジョング(クァク・ドウォン)は、オカルトじみたその意見を当初まともに取り合わなかったが、
実際にその目で数々の異常事態を目撃したことにより、徐々に疑念を抱き、一度は断念した男の家へひの訪問を決める。
そして通訳らとともに男の家を訪れたジョングは、得体の知れない祭壇や事件の現場を写した写真などとともに、
娘ヒョジン(キム・ファニ)の靴を見つけ、疑いを決定的にする。



ジョングが男と関わってから高熱を発していたヒョジンはすぐに回復したものの、苦手な食べ物を食らい、
ジョングに対しても普段は親思いの彼女からは想像できない罵詈雑言を吐くなど奇行を繰り返し、
その体には一連の容疑者と同じ発疹が現れていた。
そして、家族が目を離した隙に、怖れていた事件を起こしてしまう。




事態を収拾するため家族が呼んだ祈祷師のイルグァン(ファン・ジョンミン)は、男をこの世のものではない悪霊だと断じ、
抹殺のための儀式を行う。



しかし、その最中に儀式の中止を訴え、苦しむヒョジンを見かねたジョングはイルグァンを追い出してしまう。
一方、同じ時間に日本人の男(國村隼)も山中で儀式を行っていた。






その後ヒョジンの容態はさらに悪化し、発疹も全身に広がっていく。
娘を案じる一心で仲間とともに山中の家に押しかけたジョングは、ついに男を追い詰めるが… 。
娘を助けようとしたジョングが起こした行動が、村の混乱の渦となっていき、
誰も想像できない結末へと走り出す・・・。


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