
イギリスの年間チャートが発表されていました。
イギリスの年間チャートの集計期間は1月~12月(たぶん)なので、新年にならないと公開されません。
…まだかまだかと待ち続けた結果分かったことです。
とりあえず、#1~#40までとりとめのないコメント。
※見ながら書いてるのでかなり雑です。
#1~#10
> まず、エド・シーラン Bad Habits 1位!上のトップ画像は Bad Habits ですが、チャートを見る前に予想として設定していたので、予想当たりました!エドさんは近いところだと2017年にも Shape Of You で1位とってますね。さすが!
> 2,3位をオリヴィア・ロドリゴが独占!?…いや、そりゃそうか、イギリスでも大活躍だったから。good 4 u が2位、drivers license が3位で、どちらもアメリカ版年間チャートより順位が高いですね。週間チャートでそれぞれアメリカより4週分と1週分、首位獲得週が長かったのもあるのでしょう。
> ザ・ウィークエンド Save Your Tears、これは首位をとってなかったような。それでも年間4位にランクインしたのは、やはりロングヒット性でしょう。アメリカよりちょっとピークの時期が遅れていましたが、それでもしっかり週間2位を記録し、上位に長くとどまっていました。
> 5位はリル・ナズ・X の Montero。2021年のUKチャートで唯一首位をとった米ラッパーによる曲ですね。とはいえ、後から知ったのですが Montero はラテンとかレゲエ・サウンドに近いそう。そこら辺詳しくなかったので知りませんでした…。
> そしてこちらも超ロング・ヒット、Levitating(デュア・リパ)。意外にもイギリスでは週間チャート最高5位と1位をとれてないばかりか、Top3すら到達していませんでした。ピークが2020年のクリスマス・ウィークあたりとかぶってしまったんですよね、仕方ない。しかしピーク・アウト以降も Save Your Tears 同様上位をキープし続けたので、年間6位までいきました。記録見たら、前年も Don't Start Now が年間6位とっていたほか、2018年にすでにカルヴィン・ハリスとの One Kiss で年間チャートを制していました。つまり、もう年間チャートの常連!!
> ザ・キッド・ラロイ Stay with ジャスティン・ビーバー が7位と、これも大健闘。週数がまだ少ないのにもかかわらずよく年間Top10入りできたな、という感じです。
> ロック界からグラス・アニマルズ Heat Waves が8位にランクイン!いや、これは良かった。2021年はUKチャートで毎週チェックしていた曲です。後半はほぼ無意識的に。ロックの年間Top10入りは3年ぶりみたいですね。
> Blinding Lights、しばらく聴いてないな~…。じゃなくて、9位でした。2年連続の年間Top10入りです。UKチャートは上位の変動が速いのが特徴ですが、この曲はその特徴に逆らってずっと上の方をふらふらしてましたね。
> Top10最後は英ラッパー、ション・ウェインとラス・ミリオンズによるコラボ曲 Body。正直読み方があってるのか分からないくらい認知度の薄い二人ですが、前者は2021年以前もけっこう上位で名前を見ていた気がします。とりあえず、英ラッパーの曲が年間Top10入りするのは3年連続なので、コングラチュレーション!
ジャンル → ポップ:4、ロック:1、R&B:2、ラップ:3。意外とラップが多かったのと、EDMがついに非ランクイン。
#11~#20
> ここでEDMに分類される曲、Wellerman ( Sea Shanty ) ( 220 KID & Billen Ted Remix ) が11位、Friday feat. Nightcrawlers, Hypeman & Mufasa が13位にランクイン。惜しかった!アーティストはそれぞれネイサン・エヴァンス (Wellweman)、リトン (Friday) で、どちらも無名の人でした。ちなみに「リトン」という読み方は今調べた…(wiki)。
> Shivers、Easy On Me と最近のヒットもここで姿を現す。ただ、これを書いている現時点で Shivers は週間チャートにてけっこうランクダウンしてしまったので、次のUK年間チャートではあまりいい順位を狙えないかも。つまり、2021年(今回)の年間15位は越えられない可能性が高いということです。…まあ、いっか。
> ティエスト、ジョエル・コリーと16位以降もEDMソングが続く!特に The Business (ティエスト)は自分の中の評価がよく、シブい声ですべての歌詞パートが歌われるという、なかなか聴かないタイプの曲でした。渋いというか、くぐもっている?感じ。EDMじゃないとこういうのはないと思います。
> トム・グレナン Little Bit Of Love が20位でしたが、トム・グレナンさんも2021年は大躍進の年でしたね!ルイス・キャパルディほどの勢いはなかったものの、彼に似た低い声で力強く歌うスタイルで、アルバム『Evering Road』は週間チャートで1位をとりました。
#21~#30
> 最近のヒット Cold Heart を挟み、22位に Jonasu(読み方忘れた…)の Black Magic がランクイン。週間チャートでは1位候補と思われていましたが結局最高3位に終わり、Top10も早々に去ってしまったのが残念でした。週間で最高3位なのに年間では22位!?となるかもしれませんが、週間で最高3位以上の曲はたくさんあるのでそれらに負けてしまった、ということです。いいEDMソングの典型例だと思ったんだけどな~…結果が期待についてこなかった。
> やっぱりここもEDMソングが目立ちますね。Jonasu以外にもデヴィッド・ゲッタ、ガランティス、トピック、デジタル・ファーム・アニマルズなど、すでに名の知れたDJプロデューサーたちが名を連ねています。EDMはジャンルとして年間Top10入りは逃しましたが、EDMヒットの数は例年通り多いようです。それでこそイギリス!
> こちらは3年連続の年間チャートランクイン、ルイス・キャパルディ Someone You Loved!2019年の年間で1位をとったのち、2020年も8位と2年連続Top10入り。大ヒットから3年、イギリスではもはやバラードの定番みたいになっているのでしょう。…まあ、歌詞はすこぶる重いけど。
#31~#40
> キラーズ、ワム!、エド・シーラン (Perfect) と過去の定番大ヒット曲が並ぶ。ここらは見ていてもあまり意味がないでしょう。週間チャートで毎年、ほぼ毎週安定して下の方にランクインしている楽曲群です。
> ティエストの The Business とともに2021年初頭に惹かれたEDMソングがMEDUZA(メデューサ)の Paradise feat. ダーモット・ケネディ。36位という年間順位はやや低すぎ感があります。もっとも、好きな曲だからですが。イタリア出身の3人組で楽曲に独特の空気感があるメデューサ、ホージアとのコラボ新曲が出ていたので忘れないうちに聴いておかねば!
> マネスキン I Wanna Be Your Slave が40位!ちょっと忘れていましたが、2021年を代表するロック・バンド、マネスキンがギリ年間Top40に滑り込みました。自分はロック全盛期を生きていないのでマネスキンはロックの新星、程度にしか感じられませんが、全盛期を生きていたロック・ファンは純粋なロックが主流に復活する!と大きな喜びを感じたのかもしれません。どちらにしろ、後世から見てマネスキンは2021年の「大事件」となるのでしょう。
↓ 追加。
UK週間チャートには「スリー・ソングス・ルール」という、同じアーティストの曲は上位3曲までしか同時にランクインできないという規制があるのですが、今回のUK年間チャートではオリヴィア・ロドリゴの曲が4曲も上位にランクイン(年間チャートにはこのルールは適用されない)。これ、地味にすごいことで、4曲すべてヒットする時期がかぶっていたら1曲はそのヒットが記録されなくなってしまうのですが、つまりうまく1年の間に4曲の大ヒットが分散された、ということです。前期は drivers license、後期は deja vu、good 4 u、traitor という感じで、drivers license は前期に大ヒットしたので、後期「スリー・ソングス・ルール」でチャート・インできなくなっても十分年間チャートで上位が狙えたということですね。
記念すべき第100位がコールドプレイ!最近やっと歌詞を読んだ Higher Power!2025年でアルバムのリリースをやめるというニュースがありましたが、現状に満足していてもうこれ以上を求めない身としては全然不満はないです。というか、コールドプレイの過去の名作を振り返るとこれらを超えるのは無理なんじゃないでしょうか?その意味でも、このニュースが本当なら新譜リリース引退は支持されるべきです!
…雑な文章ですいませんでした。
見ながら書くのはやめときます。