P&Qのサッカー日和 

ガンバ大阪、日本代表、プレミアリーグから日々のサッカーまで思ったことを綴ります。

ボールは等しく丸く(朝日新聞より)

2009-01-06 09:07:58 | ガンバ大阪
今朝の朝日新聞に、こんな記事がでていました。

~あと一歩前へ 走ったガンバ~

12月から正月にかけて、試合観戦にどっぷり浸かっている。Jリーグの入れ替え戦からクラブW杯、天皇杯、大学、高校選手権・・・。舞台の大小や勝敗にかかわらず、ボールは丸く、公平に転がり続けることに変わりはない。

なにが人の心を動かすのか。それぞれのシーズン最後の試合を眺めながら、思いを巡らせている。最も心を揺さぶられたのは、マンチェスター・ユナイテッドのルーニーの強烈なゴールでも、終了の笛に泣き崩れる高校生でもなく、クラブW杯以降のガ大阪の戦いぶりだ。準決勝から2試合連続の延長を乗り越えて天皇杯のタイトルとACL出場権を獲得。クラブW杯への挑戦権を再び手にした。

準決勝を終えたとき、西野監督は「控え室はまるで野戦病院のよう」と話したが、約2週間で5試合と言う過酷な条件の中、自分たちのスタイルを貫いて歩みを止めなかった。マンUとの激戦を経て「世界3位」に立った大舞台のあと、抜け殻になってしまわないかと思ったが、むしろクラブW杯という強烈な刺激に選手は取りつかれていた。
「燃え尽きてもおかしくない中、あの舞台にもう一度と言う思いが選手には強かった。潜んでいた、目に見えない力を彼らが引き出した」。

クラブW杯について聞くとき、ガ大阪の選手から必ず出てくるのは「世界一流のマンUの選手たちがひたむきにボールを追ってきた」という話だ。ボロボロになりながら、彼らが天皇杯で突き詰めたのも戦術や技術ではなかった。

あと一歩前に足を踏み出し、ボールに近づく。当たり前のことを積み上げた先に勝利も感動もある。マンUであろうと、高校生であろうと、ボールは等しく丸く、裏切ることもない。

 文・潮智史



あらためて「ひたむきさ」って大切なんだと思いました。ついつい忘れがちだけど。
技術や体力、知力があってこそだけれど、結局のところ「あと一歩が出るかでないか」なんですね。ユーロや欧州CL、W杯に感動するのも、きっとそういうところなんでしょうね・・・