さて、三日目の朝になります。昨日はタクシーやUBERのドライバーさんやお店のレジのおばちゃん相手に自然と雑談が出てくるようになりました。もともと対面だと相手に何かを伝えたいと思う気持ちが希薄で(笑)、そこそこレベルですが、それが英語を習得するときの最大の障害でした。
何かを伝えたい気持ちの強い人は外国語の上達が非常に速いと思います。
数日前の日記にも書きましたが、UBERでは口コミが重要なのでどんな強面のギャングみたいなドライバーさんでも大体愛想はいいです。車を呼んで乗り込むとまず、
「So, you are…QOOTES! Hi, you good, today?」(なぜか、Good?と聞かれることが多い)と言われたりして、楽しい会話が始まります。楽しいと降りたときに必ず☆5つ(満点)を付けます。それでライドシェアの安全性が増します。
僕も昨日あたりは気持ちもこなれてきたので、
「How was your day?(今日はどんな調子だった?)」などあまり考えずに、それくらいの軽口は出てくるようになりました。ひとりのドライバーはそれに、ちょっとすました様子で(笑)、
「no complain.」
(今日は客からの文句がなかった)ではなく、おそらく「I do not complain.(文句はないね=まあいい日だったよ)」と言う意味だと思いますが、その言い方が昼下がりのハイウェイにマッチしていて、気分が良かったです。
意味不明ですね(笑)、すみません。
昨日はイタリアンでランチをした後はサムソナイトのショップがあるでかいショッピングモールに行ってみました。行ったんですが、為替レートは買い物向きではあるもののサムソナイトは輸入物だからか非常に高くて購入するのを断念。
やはりサムソナイトはアメリカかEU諸国のアウトレットで購入するのが一番安いですね。
そのあと膨大なお店を全部見て回り、結局南アフリカのファストファッション的なOld Khakiというお店で20%オフになっていた黄色のシャツを一枚購入。
このお店、いろいろなところで見るようになりましたが、たしか10数年前はスタートアップでどこかの雑居ビルに入っていた品のいいお店だったと思います。その頃に訪れて好きなデザインの服が多いなと思った記憶があるんですが。あのあと、成功してここまでビジネスを拡げられたんでしょうね。
買物好きなのでそうこうしているうちに18時になったので、夕飯を食いに観光客がたくさんいるV&A WaterfrontというショッピングモールにUBERで移動。ケープタウンに来ると大体食事に寄るショッピングモール内にあるシーフードのお店に。
まずはワインを。このリスト、全部南アフリカのワイン。ぶどうの銘柄ごとにリスティングされています。シーフードのお店なので白ワインが多くなっていますが、赤ワインもリストするとこの倍のページ数になると思います。
今回は250mのカラフェで57ランド(約460円、安い)のセダーバーグのシュナンブランを。セダーバーグは日本でもたまに売っているのを見ます。シュナンブランは味が優しくて美味い、やっぱり一番好きだなぁ。当然これでは足りなくてこの後にソーヴィニヨンブランも一銘柄250mカラフェでいただきました。
この店はウエスタンと寿司バーとキッチンが二つある魚が自慢のお店で、欧米の旅行者の多くはお寿司を召し上がっていましたが、僕は数日前にくら寿司に行ったばかりなので(笑)ここではウエスタン。寿司バーエリアの方のマネージャーは確か中国の人だったと思いますがもう変わってるかも。以前来た時にわざわざあいさつに来てくれて「トヨタの人も良く来てくれるんですよぉ」って言ってました。トヨタは南アで車を作っていますが、工場はケープタウンではなく反対側のダーバンという街だったと記憶しています。
で、何喰ったかですね(笑)。
ウエスタンで魚と言えば、Fish & Chipsです。実は昨日はなぜかずっとフライドポテトが食べたかったという事情もあり、それにしました。
油もしつこくなくカラッと揚がっていたし、Chipsの方も(おそらくこれがラセット種とかいうでかいジャガイモだと思いますが)ふかふかで、ぺろっと完食。
以前出張でロンドンに行った時に、上司が一週間くらい有給取って遊んで帰ってもいいよというので(笑)、お言葉に甘えてロンドンで遊び倒したことがあります。その時にノッティングヒルの裏路地でギリシャ人一家がやっているFish & Chipsの店に行ったことがあるんですが、そこで食べたのと遜色ないくらい美味かったです。
あの店もまた行きたいなぁ。
昨日はほんとにおなかが空いていたので、順番逆でしたが最後に「ボストンクラムチャウダー」もいただいてしまいました(笑)。よく煮込まれていて貝の出汁が良く出ていました。
これもまた非常に美味かったですね。キリっと冷えた白ワインのつまみに(笑)なりました。酒飲みは何でもつまみにします。有吉弘行さんは貧乏な時最後にレトルトカレーを器に出して酒のつまみにしたと言っていました(笑)。想像しただけでも合いそうです。
ボストンクラムチャウダーもボストンまで食いに行ったことがありますが、僕の印象ですが、本場のはさらっと煮込んであるものが多かった記憶があります。地下鉄のブルーラインの終点にWondelandという夢の国のような駅があるんですが、そこで降りて海岸の方に歩いていたら海辺に青い屋根のレストランがあって入ってみたら美味いボストンクラムチャウダーにありつけたことがあります。
白ウィンを一人で計500ml呑んだのでかなりいい気分になり(笑)、ショッピングモールを海沿いに安全が確保されているエリアぎりぎりまで歩いて、そこでUBERを呼んでホテルに戻って、今日の一日ツアーに向けて早めに就寝。
で、昨日の戦利品を、
一番左は昼前にお気に入りの町の酒屋で購入した赤ワイン「ミアラスト ルビコン」。4000円弱と南アフリカのワインとしては高額です。友人の父上が好きでいつも飲んでいるということで高いワインを購入するときはこのミアラストのシリーズを選ぶことが多いです。
右4本は部屋で飲む酒です。酒まみれ(笑)。
左二本の緑色の缶はWindhoekという南アで一番よく飲まれているビール。実は南アではなく隣国ナミビアのビールです。ナミビアは元々ドイツの植民地ですので早くからビールづくりが盛んだったようです。Windhoekというスペルもドイツ語ぽいですよね。
その隣の黄色い缶は珍しい缶のピニャコラーダです。以前の日記のどこかに書きましたが、ピニャコラーダが大好きなのです。
僕の脳ミソには「旅行=楽園=ピニャコラーダ」という黄金の公式が刻み込まれています。
一番右はこれまた南アでよく飲まれるSavanna Dryというアップルシードルです。これは日本の酒屋でもごくたまに売っているのを見ます。
こんな感じで昨日も非常に楽しかったです。さて今日は10数年ぶりに喜望峰を再訪、そのあとペンギンを見て、ワイナリーでテイスティングです☆ワイナリーがある地域はステレンボッシュと言うのですがそのダウンタウンが非常にかわいいいので、日本の女子が行ったら非常に楽しめると思います。時間的におそらくそこで「各自ランチ取ってください」と言われるのでそれが楽しみ。雰囲気のいいレストランがこれまた非常に多いので。テイスティングの前にワイン飲みながらパスタでも食おうと思います。
以前行ったときはその町レストランで「アーモンドとほうれん草のアリオオリオ」スパゲティをいただいた記憶があります。