QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

高知の居酒屋、葉牡丹で夜酒と超美味いシメ。

2024-10-18 15:31:49 | 日記
昨晩は日記を書いた後予告通りいつもの居酒屋「葉牡丹」に。

いつもながらお運びおばちゃんの平均年齢が高めで落ち着く。中途半端に若いと女出してくるので面倒なんだよね。酒飲みに行ってるだけなんで。

カウンターに座ってまずは瓶ビール。そしてすぐに出てくるスタミナ豆腐を注文。



スタミナ豆腐というのはもつ煮に豆腐が入ったもの。ここのもつ煮はもつの脂の部分が丁寧に取り除かれて、もつ自体も細く切ってあるのが特徴。だからこてこてしておらず、さらっといただける。美味しい。

もつ煮とは別に豆腐煮(だったかな、名前)の豆腐を入れてあるのがスタミナ豆腐なのです。

また思い出話ですが、20年ほど前にちょくちょく行っていた長野県松本市の鳥八さんという焼き鳥屋さんがあったんです、そこにも豆腐煮こみというメニューがあって、それももつ煮に豆腐が入っている品。チョー美味かったことを覚えています。豆腐煮込みは人気なので遅くいくと無くなっていることも多々ありました。

転職や転居のごたごたでしばらく行っていなくてそろそろ行きたいなと思い検索したら、ご主人の息子さんが出していたアナウンスメントが検索結果に出てきて、その前年にご主人が亡くなってお店も閉められたことが書かれていました。転職のあと早く行っておけば良かったなと思いましたね。

好きなお店は少々無理してでも定期的に行かないといけませんね。

客の足が遠のいたことも含めていろんな理由で閉店されるお店に、自分もそんなに行ってなかったのに最後だって聞いて足を運んで「閉めちゃうなんてもったいないです。閉めないでくださいよ。これから行く店がなくなっちゃう。」って言う、節操のない常連が多々いますがそういうのを横で聞くのはあまり好きではないです。

で、葉牡丹。スタミナ豆腐をいただきながら、目の前のいつもの声がちょっと酒焼けのおばちゃんに聞きます。

「今日ってどろめはありますか?」

「ごめーん、今日ない~。」

どろめとは生シラスのことです。酒のつまみにいいんだよね。

因みにこのおばちゃん(たぶん5~6歳上なだけだと思うけど)、若い頃はイケイケだったと思われます。前に来た時に常連のおっちゃんと話していたのを横で聞いていたのですが、若い頃は日産シルビアに乗っていたと言っていました。車のメカニックにも結構詳しいようで。

若い頃にブイブイ言わせていた「バブルを駆け抜けたおばちゃん」なんだと思います(笑)。

どろめと似ていますが、「のれそれ」というのも好きです。のれそれは穴子の稚魚で、これまポン酢で食べると美味い。

でも昨日は両方ともなかったので残念。ということで串揚げを注文しました。一本110円から注文することができます。

僕が一番好きなのは玉ねぎなのでそれを一本。その他キス、ウインナー、いかの計4本。その中でも玉ねぎが一番好きですね。



串揚げを食べるまでにビールが終わったので、何を飲もうか考えて日本酒をひやでいただくことにしました。銘柄はいくつかあったのですが、僕は「桂月」をいただきました。なんか名前が好きで、いつも飲むのです。

桂月とは「大町桂月」に因んでいます。

日本中を旅していると、大町桂月と林芙美子と岩崎弥太郎、この三人の足跡はいろんなところにありますね。

大町桂月は世界史で習う「イブン・バトゥータ」と同じような旅行家だと思っていましたが、この日記を書くにあたってググったら、明治から大正時代の詩人なんですって。

青森の蔦温泉のとこの湿地(湿地のわりに水がすごくきれいで、ゆるやかに流れています。一見の価値ありです!)のところにも大町桂月が来たって言う石碑(歌碑?)が立ってましたね。

その詩人の名前を冠した日本酒を飲みつつ串揚げをいただきました。

昨日のカウンターはいつものおっちゃん、おじいちゃんじゃなくて、20~30代の居酒屋にあこがれている感じの男性が多くて、ま、彼らがそこにいる権利は当然あるのですが、以前も書いた通り僕は性別問わず30代以下の人間とは関わりあいたくないのでちょっと居心地が悪かったのです。それで、マイペースに桂月を2合ほどいただいて、早めだけど締めに。

オムライスです☆



僕はこのオムライスが好きすぎるので、葉牡丹での締めはいつもこれです。

たぶんいないと思いますが(笑)、もしInstagramを見ていただいていたら、この話は以前そこに書いたので繰り返しになりますが、もう一回。

前に葉牡丹でいつものようにオムライスを食べていたら、隣にいた地元の女性二人組に話しかけられました。

「オムライス食べに来られたんですか?」

「ん?(何の話ですか?)」と怪訝そうな顔をすると、

「ここのオムライス、今高知で話題なんですよぉ」どうやら地元のメディアで紹介されてそれ以来話題らしい。

「いや、僕はずっと前、何年も前からここではオムライスで締めることにしてるんですよ。よそから旅で来てるんで地元で紹介されているとは知りませんでした。」と。

そうしたら奥の宴会会場を片付けていたおばちゃんが横を通りがかって「さっきまでいた奥の宴会の団体さん、全員オムライスを召し上がりましたよ(笑)。」

どうやらこのオムライスが地元で話題と言うのはほんとの話のようでした(笑)。

美味いですよ、葉牡丹のオムライス。

いや、マジで(笑)。