QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

おすすめクラフトビールのブリュワリー。

2024-10-22 01:48:15 | 日記
前回のデンマークのクラフトビールのお店に加えて、好きなクラフトビールがあります。

というか、もうクラフトビールとも呼べないかもしれません。

「Brooklyn Brewery」というニューヨークはブルックリンの醸造所のクラフトビールです。最もオーソドックスなもので「ブルックリンラガー」という商品があります。最近ではスーパーでここのビールが何種類か売られているのをよく見るようになりましたが、あれはキリンビールが扱うようになってからのことだと思います。

僕がこのビールに出会ったのは確か2017年ごろ。ニューヨークに行った時にグランドセントラルステーションの近くのShake Shackでバーガーを食おうと入ったところビールも提供していたのでお願いしたらBrooklyn Breweryの夏限定のビール「サマーエール」でした。

夏らしいさわやかな味で、これまたミーハーなものだからBrooklynという名前にちょっとクラクラ来たりして。

初めてニューヨークに行ったのはずいぶん前、その時はBrooklynに住む友人(友人と言うか友人の娘さんです。アメリカ国籍のフランス人。)のアパートに泊めてもらっていました。

ボストンに寄り道をしていたせいで、初ニューヨーク入りはバス。5日ほどお世話になったでしょうか。ホテルに泊まらず普通のアパートメントで過ごしたことで、今もBrooklynになんとなく親近感を覚えるのです。当時あの辺のアパートは1ベッドルーム(と当然LDK)で一か月1000ドル弱くらいからありました。今はもっとするんでしょうね(汗)。

そんなこともあってShake Shackで飲んだそのビールが忘れられなくなりました。

その1~2年後にまたニューヨークに1週間ほど滞在したのですが、その時にその「Brooklyn Brewery」の醸造所に行ってみたんです。

写真右端のロゴに見覚えがある方も多いと思います。



中にはバーとお土産コーナーがあり、単にそこで飲んでお土産を買ったりするだけでもいいですが、ビール一本付きで醸造所の中を見学するツアーも開催されていました。

僕は花より団子派なので、バーに直行。



そうしたらニューヨークのスーパーで見るよりももっとたくさんの種類のビールを作っていて、醸造所内のバーでいろいろ飲めました。ここもほんとに楽しくて、前回のヘルシンキのバーでも思いましたが、クラフトビールって味わい深くていろんな味がするからいいですね。全部は飲めないので、飲み比べセットを注文した記憶があります。

写真の通りに目の前にサーバーがあるんで、飲み比べセットはそこから3種類だったかな、選べました。北海道の空知地方から取り寄せたホップで作った「ソラチエール」もありました。ソラチエールは今は瓶や缶のモノが日本のスーパーにも売ってますね。



このビールサーバーのハンドルは販売もしているので、バーをやっている友人にお土産にしようかなとも思いましたが、アメリカと日本で規格が同じかどうかがわからないのでやめました。

絶対ないけど、もし自分が飲み屋を始めるとしたら、ここでサーバーのハンドルを買って店で使いたいですね(笑)。

万が一今後そこそこ大金持ちになって、今計画している「思う存分孤独死するための家」のミニバーコーナーが広げられるなら(過去の日記参照)、このハンドルを買ってきてそこにサーバー設備を備えてもおいてもいいかも。友人が何人か来るときに3リットルだか5リットルだかの生ビール樽届けてもらってみんなで飲んだら楽しそうです。チューハイとかハイボールの樽でも使えるよね、きっと。

写真の中だと、僕はオレンジとイエローのハンドルが好きですね。

結局その時はBrooklyn Breweryオリジナルのショットグラス数個とTシャツを購入しました。ちょうどキャンペーン中で、買い物額が一定に達したらしく、オリジナルのビールのパイントグラスもプレゼントしてもらいました。

パイントグラスは好きなのでちょくちょく集めていてそれで3つ目。自分と来客用に必要な数はそろいました。一つはニュージャージーの古道具屋で見つけたBud Light(ビールの銘柄)のもの、もう一つは沖縄の米軍基地のフリーマーケットで見つけたMiller Light(これもビールの銘柄)ロゴのUSエアフォースのもの。全部大切です。

アメリカの大都市でクラフトビールというかMicro Breweryが多くできた理由の一つが、EXPATらしいです。このBrooklyn Breweryの設立のきっかけもそうだったと案内板に書いてあった記憶があります。

EXPATというのは仕事で外国に駐在している人のこと。そのうち、中東などアルコールが手に入りにくい国に駐在していた人たちに「無ければ自分で作ろう」と赴任先の自宅でビールづくりをする人が結構いるらしく、そういう人が任期を終えて帰って来るとそのままMicro Breweryを始めるというケースも珍しくないようです。

インド以西中東はアルコールもなかなか手に入れられないけれども、日本食の食材なんかもなかなか手に入れられないと聞いたことがあります。日本までじゃなくてもバンコクとかシンガポールに出張があると、天国への切符を手に入れたような気分になるらしく、日本の食材を山ほど買って帰るって皆さん言いますね。

以前シンガポールでカジュアルなパーティのような飲み会があったときに、知人の知人で普段はサウジアラビアに仕事で住んでいると言う人がちょうどシンガポールにいて参加していて、「僕たちはシンガポールに出張だって言われるとほんとに嬉しいんです(笑)。」って言ってました。

日本食ではないけれども、たまごも必ず買うそうです。インドとか中東では生で食べられる卵が無いので、TKG用にタイで卵を買うんだとか。と言ってもタイの卵が全部生で食べられるわけではないようで、特別に手をかけた卵を買うんだそうな。

あと、こんにゃくや豆腐なんかは、駐在のサラリーマンの皆さんが駐在先の自宅で自分で作るらしいですね。帰ってきたら、それで食っていけそう(笑)。

まさに「必要は発明の母」ですね。

「必要は発明の母」と言えば、似た話でもないのかもしれませんが、妹は躾のためになかなかゲーム類を息子二人に買ってやらなかったそうで、そうすると息子二人がなにやら協力し合って、段ボールでPlay Station(のようなもの)を作って「自分たちで効果音出しながら結構楽しそうに遊んどったわ」と言っていました(笑)。今はもう二人ともそこそこの大人ですが、そんなに歪んで育ってはいないと思います。そんなことくらいで人間は歪みません。歪むとしたら親のフォローアップがダメな場合です。

いや、生活保護かなにかの話だと思いますが最近のネットの意見広告みたいなもので、悲しいBGMとともに貧しそうな子供が出てきて「学校のみんなはゲームを買ってもらって楽しそうにしているけど、僕たちのお母さんはそんな余裕はありません・・・」ってのをちょくちょく見るんですけど、甥っ子たちを見ているので(僕らの母親も同じ感じでしたね。みんなが持ってるものは買ってもらったことがほとんどない。)、ゲームぐらいで大袈裟だなぁ、ねだられてもダメって言えば、子供は想像力で自分でカバーするんだよって思うんです(笑)。

今回は脱線話を最後に持ってきてみました。



ヘルシンキの冬の朝とクラフトビール。

2024-10-22 00:42:42 | 日記
9月から一雨ごとに少しずつ気温が下がって、ようやく秋らしくなりましたね。

地球温暖化とか残暑が厳しいとか言われますが、気温は確かに昔より上がっているものの、残暑の期間としてはそんなにかわりはないんじゃないかなぁと思うんですが、どうでしょうか。騒ぎすぎのような。

冬が好きな僕は絶対に言いませんが、ものすごく暑い夏にあれほど文句言い倒した後なのに数か月ですぐに忘れちゃって「早く夏が来ないかなぁ」って言い始めるんじゃないでしょうか、ほとんどの方が(笑)。

日頃宵っ張りなのですが、2000年にフィンランドに行ってからは冬になったら可能な時は早朝に起きるようにしています。北極圏で一週間ほどオーロラを観た後はヘルシンキでさらに一週間ほど過ごしていたのですが、早朝にカーテンを開けて通りを挟んだ向かいのマンションの窓に次第に明かりがともっていくのを、ホテルが用意してくれたアラビアのカップでホットチョコレートを飲みながら、毎朝ぼんやり眺めているのが好きでした。



観葉植物に水を遣るおばあちゃん、窓辺の明かりをつけてゆっくりと新聞を読むおじいちゃん。毎朝毎朝、皆さん同じことをしていました。こういうのを「尊い」って言うんだろうなと思っていました。

(ああいう冬の朝の過ごし方っていいなぁ)とその時思ったので、帰国してからも冬はたまに早起きして、手元の読書灯だけをつけて本を読んだりするようになりました。(夏は朝早くからバカみたいに明るくなって情緒が全くないため、そういうことはやりません(笑)。)

今年もまたその季節がやってきます。非常に楽しみです。

ヘルシンキでは路地裏にクラフトビールのお店があって、一週間ほどの滞在中ほぼ毎晩通いました。

最初は、店のロゴが気になって、入り口まで行ってみたら「ミッケラー」というクラフトビールのお店だったので入ってみたのが始まりでした。


中に入ったらカウンターの後ろにはビールサーバーがずらっと並んでいて、常時10~20種類くらいのクラフトビールを提供していました。オーダーを取りに来てくれた女の子に「どれが美味しいの?」と聞いたら、「うちはデンマークのクラフトビールのお店でヨーロッパのいろんなところのクラフトビールをそろえてるのよ。」との口上の後に、お勧めを教えてくれたのでそれにしました。

ちょっと苦みの強い、でもフルーティな香りのオーソドックスなクラフトビールでしたね。美味しかったのですぐ飲み干してしまい、先ほど最後まで迷った銘柄のクラフトビールと、チーズを追加注文。



その時は知らなかったんです。クラフトビールは喉で飲むアサヒスーパードライ(笑)とは違って、ウイスキーのように味わいながら飲むものだってことに。周りを見ていたら、フィンランド人の皆さんは飲み干さずにじっくりと味わいながら飲んでいました。

あの店、ほんとに好きだったなあ。

お店のスタッフはフレンドリーで、一人で呑んでいる僕のところにちょくちょく雑談しに来てくれて、退屈することはなく楽しかったです。

そろそろお店を出ようと思っていた頃にスタッフの女の子がやってきて、
「あなた、どこから来たの?」と聞くので、「東京だよ」と言うと、

「東京にもうちのお店があるんで、良かったら行ってみてね」と、ヘルシンキのお店のコースターとステッカーをくれました。


東京のお店に行ったらステッカーくれるかなぁと思っているのですが、まだ行けていません。

道玄坂のあたりにあるらしく、(あそこは僕の町じゃないんだよなぁ)という思いから、なかなか足が重くて(笑)。

でも美味しいクラフトビールがあるのは間違いないんだよなぁ。行きたいなぁ。

最後に、ヘルシンキの雑貨屋にディスプレイの一つとして貼ってあった「生活のココロガマエ」がなかなかステキだったので、貼っておきます。

皆さんにも何かの参考になれば。