イカのおはなし。
イカ娘!じゃなくてイカ少年でも書いてゲソ?
深海イカのオスはバイセクシャル?
Traci Watson
for National Geographic News
September 21, 2011
どうやらオスの深海イカは繁殖相手をより好みしないようだ。最新の研究によると、ある種のオスイカは、メスだけでなく、ほぼ同じ割合でオスとも交接するという
この“バイセクシャル”のイカは、手のひらほどの大きさのキタノヤツデイカ(学名:Octopoteuthis deletron)。太平洋東部の真っ暗な深海に生息しているため、オスとメスの区別が難しいらしい。
研究チームのリーダーでアメリカのカリフォルニア州にあるモントレー湾水族館研究所(MBARI)のヘンドリック・ホービング氏は、「オスイカがほかのイカを見つけた場合、“相手にするかしないか”を判断するときには、まだしっかりと性別を識別できていない」と話す。「だから、性別は関係なく、いちかばちかの賭けに出る」。
そもそも、キタノヤツデイカは性の区別が難しく、外見上の違いはメスの皮膚の一部にしわが寄っている点くらいだ。研究チームの言う“闇夜で一発” 戦略に頼らざるを得なくなり、相手が異性かどうかはそれほど重視されない。
◆自然界で珍しい同性性行動
ホービング氏の研究チームは、ロボット潜水艇を利用して、水深400~800メートルの暗い深海に住むイカの生態を記録した。100匹以上観測した結果、メスイカとほぼ同数のオスイカが体の周囲に精子束を抱えていることが判明した。つまり、キタノヤツデイカのオスイカは精子束を相手に付けるとき、性別を選んでいないのだ。
オスイカは求愛行動の後、大きなペニスを使って、メスイカの外套膜(がいとうまく)や腕組織にある穴を通じて精子束を送り込む。
しかし、“愛の行為”はそこで幕を閉じる。独り身の生活を過ごしたキタノヤツデイカは、交接の直後に死を迎える。
イギリスにあるセント・アンドリューズ大学のネイサン・ベイリー氏は、今回の研究を受けて次のように述べた。「手当たり次第のオスイカの性癖がよく示されている。生物学では“同性性行動”と言うが、今回のようなハイレベルでこの行動を示す種は非常に限られている。一部の霊長類やイルカなどで確認されているのみで、キタノヤツデイカはその中でも最右翼に躍り出たと言えるだろう」。
研究チームのホービング氏は、「調査結果がジョークのネタになることは目に見えている。しかし、そんなことは気にしない。私が知りたいのは深海生物の実態であり、過酷な環境下で生き延びるには数々の難題を乗り越えなければならないはずだ。特有の生殖行動も、異性を発見しにくい環境に適応した結果だろう」と語る。
今回の研究成果は、「Biology Letters」誌オンライン版に9月21日付けで掲載されている。
Photograph courtesy MBARI
同姓性行為というよりは行き当たりばったり・・・・
「誰でもいいや」な感じでしょうか?
研究チームの言う「闇夜で一発」戦略・・・という表現が笑えます。
はたしてこれで『ハイレベル』なのでしょうか?
単に見分けがつかないだけの理由で、♂×♂率が高いような気がします。
イカ娘!じゃなくてイカ少年でも書いてゲソ?
深海イカのオスはバイセクシャル?
Traci Watson
for National Geographic News
September 21, 2011
どうやらオスの深海イカは繁殖相手をより好みしないようだ。最新の研究によると、ある種のオスイカは、メスだけでなく、ほぼ同じ割合でオスとも交接するという
この“バイセクシャル”のイカは、手のひらほどの大きさのキタノヤツデイカ(学名:Octopoteuthis deletron)。太平洋東部の真っ暗な深海に生息しているため、オスとメスの区別が難しいらしい。
研究チームのリーダーでアメリカのカリフォルニア州にあるモントレー湾水族館研究所(MBARI)のヘンドリック・ホービング氏は、「オスイカがほかのイカを見つけた場合、“相手にするかしないか”を判断するときには、まだしっかりと性別を識別できていない」と話す。「だから、性別は関係なく、いちかばちかの賭けに出る」。
そもそも、キタノヤツデイカは性の区別が難しく、外見上の違いはメスの皮膚の一部にしわが寄っている点くらいだ。研究チームの言う“闇夜で一発” 戦略に頼らざるを得なくなり、相手が異性かどうかはそれほど重視されない。
◆自然界で珍しい同性性行動
ホービング氏の研究チームは、ロボット潜水艇を利用して、水深400~800メートルの暗い深海に住むイカの生態を記録した。100匹以上観測した結果、メスイカとほぼ同数のオスイカが体の周囲に精子束を抱えていることが判明した。つまり、キタノヤツデイカのオスイカは精子束を相手に付けるとき、性別を選んでいないのだ。
オスイカは求愛行動の後、大きなペニスを使って、メスイカの外套膜(がいとうまく)や腕組織にある穴を通じて精子束を送り込む。
しかし、“愛の行為”はそこで幕を閉じる。独り身の生活を過ごしたキタノヤツデイカは、交接の直後に死を迎える。
イギリスにあるセント・アンドリューズ大学のネイサン・ベイリー氏は、今回の研究を受けて次のように述べた。「手当たり次第のオスイカの性癖がよく示されている。生物学では“同性性行動”と言うが、今回のようなハイレベルでこの行動を示す種は非常に限られている。一部の霊長類やイルカなどで確認されているのみで、キタノヤツデイカはその中でも最右翼に躍り出たと言えるだろう」。
研究チームのホービング氏は、「調査結果がジョークのネタになることは目に見えている。しかし、そんなことは気にしない。私が知りたいのは深海生物の実態であり、過酷な環境下で生き延びるには数々の難題を乗り越えなければならないはずだ。特有の生殖行動も、異性を発見しにくい環境に適応した結果だろう」と語る。
今回の研究成果は、「Biology Letters」誌オンライン版に9月21日付けで掲載されている。
Photograph courtesy MBARI
同姓性行為というよりは行き当たりばったり・・・・
「誰でもいいや」な感じでしょうか?
研究チームの言う「闇夜で一発」戦略・・・という表現が笑えます。
はたしてこれで『ハイレベル』なのでしょうか?
単に見分けがつかないだけの理由で、♂×♂率が高いような気がします。