なまけものの亀がゆく

早期退職者が、日々うろうろしてみる 人に見せる文章なら本来割愛するものを、しかし自分のために書き残してる呆れた世界

TV WAR(破片ノ6)

2022-03-26 09:40:48 | 日記

TV WAR/ACCEPT (アルバム「ロシアン・ルーレット」収録)

テレビの中ではいつも戦争をしてる
どこか遠い世界の刺激的な光景
なぜ闘うんだろう、どんな闘いをするんだろう
どっちが勝つか賭けようぜ

危険なんてどこにもない
テレビを消せば戦争はおしまい
別世界のことで、ここは安全が保証されてる

テレビの中の戦争、テレビの中の戦争、
ここに血飛沫(ちしぶき)は飛んでこない
人が死に至る残虐な番組 (※)

Accept "TV War" - YouTube

高校生だった頃、周囲は海外の音楽を聴くようになり
なんとなくぼくも「話題を合わせるため」その、洋楽なるものに手を出した。
しかし程なく「ヘビーメタル」という音楽に出会い、のめりこみ始め、
結果、かえってみんなと話が合わなくなっていったかも。
メタルにのめり込むような者の多くは、むしろその事実に陶酔していたんだろうけど。

中学生の頃、すでに
「歌謡曲って2種類しかないね!『好きだよーん』て歌か『振られたよーん』て歌だ!」
などと、まさに中二病的な発言をしていたぼくは
後に、例えばこの「TV WAR」のリリックにかなりな衝撃を受け、
さらに非流行歌嗜好にヤマイをこじらせて行き、
それ以降ずっと、日本のヒットチャートはさっぱりわからない。


1991 湾岸戦争
テレビで、戦争が始まったというニュースを見た。
画面は夜間に無数のロケット弾が打ち上げられる映像だったと思う。
「せ、戦争?だって?」茫然と画面を眺めながら、
頭の中では、この曲「TV WAR」が再生されていた。

シンプルなぼくの頭の中では、多国籍軍が正義でイラクが悪だった。
いま改めてWikipediaなど読んでみると当然に
イラクにはイラクの事情があったとも書かれているが、
国際社会、とりわけ近隣の中東の国々がなんとか仲裁しようとする中で
武力行使を行った政治家は、後に滅びた。

歴史は、繰り返すのだろうか?

2022 ウクライナ
昨夏から隠遁生活を始めたぼくは、自分を補完する行動に移っており
その中で重要なひとつが、いわゆる「社会科」の知識の習得。
「基礎知識」と「現状世界」の二方向に少しずつ進めようとする中、
「ウクライナのNATO入り願望と、阻止を目論むロシア」は
まさに今、ジャスト・ナウ、進行するできごとだった。

ソビエトの終焉は見ていたのに、旧ワルシャワ条約諸国が
どんどんNATOに加入していったことや、
ついに旧ソビエトの大国であるウクライナまでもが同調しようという潮流、
まるでまったく理解できていなかった。(逆に言えば、やっと追いついた・のか?)

クリミア半島の出来事もまさにTV WARで、しかもたいして興味もなかった。

YOUTUBEの中の戦争
多くの動画が投稿されている。
その中で、ウクライナ軍が誘導ミサイルでロシアの戦車を破壊したという動画を見た。
ウクライナ軍の対戦車誘導ミサイルで破壊されるロシア軍戦車の映像 ロシア兵死亡の瞬間

正直に言います。
ミサイルが戦車にヒットして爆発し「イエエーイ!!」「フォオーゥ!!」と叫ぶ
メチャクチャ嬉しそうな歓声聴いて、心が高揚してしまいました(控えめな表現)

あの映像の向こうで、ロシア人が死んでいるのかもしれないのになんて話。。。

誰がために
一刻も早く、平和な世界に成りますように(「戻りますように」て書けないかも)


※ 歌詞の日本語訳はぼくが行ったものであり、超訳になってる部分もあると思います
  日本語詞に不快感があった場合、アーティストの意図と異なる可能性があります


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