南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 06/09 夏至を前にして華麗なBD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)同期太陽合近づく IGSO/QZS軌道

2019年06月09日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 06/09 太陽赤緯上昇は夏至へ向け停止しつつあります。6月中と7月にBDSの同期太陽合が2回続きます。今週中にはBD三姉妹の同期太陽合への北上の舞いを目撃できるでしょう。

本年4月に打ち上がったばかりの中輪BDⅢーIGSO-1が、この3機編隊の中央かなり東寄りにて北上の舞いに加わります。(くどい昭和ギャグは止めました。)

BD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)の各太陽合の同期一致度がどの程度に達するのか、3機の合ピーク時期推定は興味深いでしょう。

アジアのQZSS/IGSO軌道から目を離せない、華やかな夏の人工天体エベントが連続して続きます。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 06/09 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 06/09 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成期の日本宇宙陣は先駆的な脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。

中国測位衛星セグメントについて、見ないふり知らないふりではなく、脱MEO一番乗りを果たした日本の視点からアジア長期戦略を描くことが重要でしょう。
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