南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 06/07 QZS-2合ピーク越す 夏至前には華麗なBD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)同期太陽合へ IGSO/QZS軌道

2019年06月07日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 06/07 QZS-2の太陽合は合ピークを越しつつあります。今週中のデータ取得によりQZS-2の合ピーク日の判定を予定しています。

太陽赤緯上昇は夏至へ向け止まりつつあります。QZS-2合に続き6月と7月にBDSSの同期太陽合が続きます。特に6月夏至前には、華麗なBD三姉妹の同期太陽合生起の北上の舞いを目撃できるでしょう。

4月に打ち上がったばかりの中輪BDⅢーIGSO-1も早速の3機編隊北上の舞いに加わります。(日本なら「上野発の夜行新幹線、奥羽・東北・常磐三線北上で青森へ」と令和期に石川さゆりに歌ってもらいたいところでしょうか。)

BD三姉妹(東輪IGSO-3、中輪BDⅢーIGSO-1 西輪IGSO-6)の各太陽合の同期一致度がどの程度に達するのか、3機の合ピーク時期推定は興味深いでしょう。アジアのQZSS/IGSO軌道から目を離せない、華やかな天体エベントが連続して続きます。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 06/07 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 06/07 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成期の日本宇宙陣は先駆的な脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。

中国測位衛星セグメントについて、見ないふり知らないふりではなく、日本視点からもアジア長期戦略を読み取ることが重要でしょう。

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