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ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析2)

2024-06-12 23:00:00 | ひかり電話
ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析)」でSPDの分離機が動作していた事が判った。「ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(対策)」でサンダーカットの回路を調べた。サンダーカットをテーブルタップに接続していると、テーブルタップを利用する他の装置もサンダーカットの効果を受ける事になる。
家屋内の他のコンセントに接続された機器にもサンダーカットの効果があるのではないか?

家屋内のコンセント配線を調べてみた。
家屋には、東京電力の配電網から「単相3線」で接続され、東京ガスの電力を購入している。

単相3線は、スマートメータに接続され、屋内の分電盤に接続されている。分電盤では、60Aブレーカー、漏電検出器に接続され、18個の分岐ブレーカーから各部屋のコンセント、ランプに接続されている。18個の分岐ブレーカーがどのコンセント、ランプに接続されているか記載が無いので調べる事にした。

分岐ブレーカーを「断」にして調べるのが簡単だが、接続機器が動作中だったり、切断されると時計や設定が初期化してしまう機器もあるため、クランプメーターを使い確認した。


分電盤のカバーを開き、建設時の「電気工事設計図」(赤線枠部にある折り畳んだ紙)を確認したが、「電燈・コンセント共用」と「コンセント単独」の位置と本数が記載されていた。残念ながら分岐ブレーカーとコンセントの紐付けはされていなかった。コンセントの個数や位置も少し異なっていた。
「コンセント単独」にドライヤーを接続し「cool」で稼働(約1A強)。分電盤の分岐ブレーカーに配線された「ループ」にクランプメーターのクランプ(Current Sensing Jaw)を挟み、電流の増加した分岐ブレーカーを探した。


確認の結果
・200Vに変更された分岐ブレーカーがあった
・「電燈・コンセント共用」から単独に変更されたコンセントがあった
・分岐ブレーカーから切り離され未使用のコンセントがあった
・電気工事設計書と異なる分岐ブレーカーに接続されたコンセントあった

単相3線のL1線にGE製6Pテーブルタップ(SPD付き)が接続され、L2線にVE-GP03電話機が接続されていた事になる。
VE-GP03がL1線に接続されていたら、GE製6PテーブルタップのSPDで避雷出来ていたかもしれない。
対策で、L1線とL2線にSPDが挿入されるので避雷による障害を回避出来る可能性が高い。

家屋内ネットワーク線経由、及びTVアンテナ線(ひかりファイバー接続(ひかり電話とフレッツTV))経由も同様の効果が期待される。

分電盤のL1及びL2線にSPDを装着するのが良さそうだが、保護接地線が装備されていない。近くの接地線を伸ばして使うかを含め検討する事にする。

 

ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害
ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(対策)
ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析)
ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析2)
 
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ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(分析)

2024-06-06 17:00:00 | ひかり電話
2023年9月15日の落雷以来、UPS駆動機器の配線整理を計画してきた。現在の配線状況を確認していた時GE製(General Electoric)の6P テーブルタップ(SPDとブレーカー付き)のネオンランプが消えているのに気がついた。

構成図


GE製SP6000NS

左がSPD正常状態/右側がSPD機能停止状態

ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(対策)」の「サンダーカット<A2>」と同様に温度フューズが切れるとSPD機能を失う。

1)落雷時の障害推測
1Fに設置した電話機(VE-GP03)は、配電盤から直接100Vが供給されている(赤点線内)。
2Fに設置したホームゲートウェイ(PR-600MI)は、UPS(SMT-500J)及びGE製テーブルタップを介して100Vが供給されている(緑点線内)。
UPS及びテーブルタップのSPD接地は、未接続。

落雷時に配電盤から雷サージが1Fの電話機(VE-GP03)には、直接。この電話機と電話線で直接つながっているホームゲートウェイ(PR-600MI)は、GE製テーブルタップ(SPD付き)とUPS(SMT500J [SPD付き])を介して侵入。
GE製テーブルタップのSPDが働き雷サージをバイパスしたため緑線内の機器と赤線内の機器で電位差が発生。
ホームゲートウェイのLine#1インターフェースが雷サージで破壊。
GE製テーブルタップのSPDは、温度フューズが溶断。

2)対策
2階(建設時に設けた1口2Pジャック+アース端子と2口2Pジャック)
・2口のアース端子付き3Pジャック(Panasonic WTF113238W)に変更
・2口の3Pジャック(Panasonic WTF13123WK )に変更
・GE製テーブルタップが2台あるのでSPD機能を失ったテーブルタップを取り替え
(20240607追記:SPD分離機用フューズについて
1階
・VE-GP03の電源と電話線を「サンダーカット<A2>」で対策(接地線をキッチンのコンセントへ接続し同相サージにも効果が出るように対策)

 

ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害
ひかり電話 HGW PR-600MI 電話インターフェースが落雷で障害(対策)
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