Heartful color 2

国内・海外旅行記を書いています。旅先ではカメラを持ちウォーキングをしながら楽しんでいます♪

ホノルルマラソンの楽しみ方 (レース後 翌日2013年)

2022年10月26日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ハナウマ湾(撮影 2012年4月)

長々と綴りましたが、初挑戦のホノルルマラソン忘備録、今回はゴール後と翌日のお話です。お付き合いいただければ嬉しいです(いつまで付き合わせるねんなんて怒らんといてね🙏)

ゴールした後、旦那をゴール付近で待っていた。自分も限界だったが、旦那のゴールは必ず見守りたいと思っていたから。(携帯等はすべて部屋にあるので、旦那に連絡などは出来ないのです)

すると、旦那に似た人が昨年以上の笑顔でゴールに向かって走ってくる。

旦那だと思ったものの身体が固まっていてすぐには動けない。知らない方に助けて頂き、旦那の方へ歩いていき数時間ぶりの再会を果たした。

旦那はまだまだ元気一杯の様子だが、私といえば顔以外、首から下すべて痛い😭顔と言えば、汗と涙で塩を吹きまくり、とりあえず塗った日焼け止めはすでに取れちゃって肌はボロボロ。普段より一層ブサイクになっておりま〜す😑それでも顔なんかをどうにかする気にもなれない、っていうか、誰も見てないし。

完走Tシャツを貰いに行く。いつも思うのだが、あそこの場所までがこれまた遠い。マラソンが終わり、もう1メートルだって余分に動きたくないのに・・・。マラサダを無料で頂ける所はパス。何かを食べる気力もない。振り返ると、旦那はマラサダを私の分まで美味しそうにほおばっている。何ならテーブルに置いてあるすべてのマラサダを平らげそうな勢いで怖い🤭

今、私の身体が欲してるのはビール🍺お酒を全く飲まない旦那は食欲が大爆発なんでしょう🤨お元気でなによりです。

メダルを掛けてもらい(首に負担がかかり、それさえも重い)完走Tシャツを貰って、ホテルへと向かう。ここからが遠かった。遠すぎるよ〜、ヒルトンさん😭(自分で選んだくせに文句言ってる人)

ヒルトンのネックはスタート地点には近いけど、帰りは遠いって事。普段歩くカラカウア通りはビーチに遊びに来たキラキラのお客さんで溢れている。みんな当たり前だけど、とっても楽しそうそれに引き換えゼッケンを付けたまま、塩を吹いた顔でゾンビかロボットのように歩く私とはまるで別世界。

 

赤ちゃんを乗せたベビーカーのパパさんに心で呟く。

「乗せてくれ〜」と。

いや、言わんけどな。もう声を発する元気もないほど疲れている。

ヒルトンまで2キロ前後だと思うんだけど、この2キロはかなりキツかった。足の痛みも続いているし、早く靴を脱いで足を解放させたい

 

ヒルトンホテルの近くのビーチで外国人の女性に

「Congratulations」と言われた。

こんなボロボロの私に声をかけて頂いて嬉しかった。

「サンキュー」と言った声がガサガサだった。

 

太陽がサンサンと照りつける中、何とか歩いてやっとの思いでホテルに着いた。ラグーンタワーの入り口の階段の3〜4段がツラい。足が上がらん。

誰も居ないエレベーターの中で座り込んでしまった。本当に精魂付き果たしたんだと思う。

最初に自分の限界を知りたいと思って参加したレースだったが、当初の目的は充分過ぎるくらい果たしたのではないかと思う。

部屋に着いてすぐに靴を脱いだ。これがかなり大変だった。とにかく痛いの痛くないのって、脚は攣りまくったし、もう足首からちぎれて取れるかと思った

靴下を見てちょっとワナワナした。そしてゆっくり、恐る恐る靴下を脱いだ。(ちょっと気持ち悪いかもしれません、ごめんなさい🙏)

 

やっぱりね

 

(ふたりで爆笑しながら撮った写真、爆笑って・・ナニ)

血ぶくれ、破れてなくて本当に良かった。破れていたら、靴の中は大惨事だったと思う。

もう片方の靴ずれの水膨れもまあまあの大きさの血ぶくれになっていました。そちらは撮り忘れましたが。笑いのネタになったのに、残念。

翌日、完走証明書と全出場者の記録が記載されている新聞をカピオラニ公園まで取りに行った(現在はコンベンションセンターに変更されております)

ハワイの街中が完走Tシャツで溢れる、そして笑顔溢れる1日になります。私も含めてゾンビが多いですけどね🤣ほぐしランをしている人を見てびっくりしたあたしです。

 

9年前の旦那と私。年月って残酷~~

無謀にも挑戦してしまった、ホノルルマラソン。結果は6時間32分を費やした。誇れるような記録ではないけれど、記憶の中には強烈に残っています。その後、ランニングクラブ等にも参加し、毎日欠かさずストレッチをして国内のマラソンにも何回か出場しました。本気でサブ4(42.195キロを4時間以内で走る事)を目指しておりましたが、股関節の怪我が重なり、その上コロナ禍で走る事も躊躇するようになり、追い討ちをかけるように足首の捻挫をしてからは現在は少しマラソンからは遠ざかっています😭

しかし今でも河川敷や道路等を走ってる方などを見かけると、無条件で尊敬の眼差しで声援を(心の中でひっそりと)送っています。

ホノルルマラソンは「制限時間がない」と言うことだけでも精神的に楽な感じで大会当日を迎えられます。マラソンは歳を重ねれば重ねるほど苦しいし大変です。しかし、気持ちの修行、特に諦めない気持ちを養う事に繋がりますし、走り切った後には達成感でいっぱいになると思います。

ただ、気安く参加を勧めるものではありません。それこそ、42.195キロを走り切る(歩き切る)事になるので大変です。ある程度の覚悟と継続した練習が出来る自信があるのなら挑戦しても面白いかもしれませんね。

 

これを読んで下さったすべての方々に心より感謝申し上げます。

終わり。

本当に長い間お付き合い頂きありがとうございました😉


ホノルルマラソンの楽しみ方 (レース当日編 3)

2022年10月24日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ハワイ・カイマナビーチ(撮影 2012年12月)

マラソン挑戦忘備録、マラソンに馴染みのない方は、全く興味のない話でごめんなさい🙏もうお腹いっぱいだとは思いますが、あと少し、お付き合いいただければ嬉しいです(2013年ホノルルマラソンの防備録の再掲です)

なんとか長い長い高速道路が終わった。もう二度とこんな所は走りたくない。高速道路の道は本当に足に堪えた。

でも、ここまで来たらあと少し。足はもうかなり痛いけど、逆にここで止まったら動けなくなりそう。それに加えてもう片方は靴ずれになったようで気になる。靴が触れる度に痛い。

救急車が1台来た。熱中症だろうか。怪我なのだろうか。ここまで来てのリタイヤはツラいだろうなぁ。後で分かったのだがこの日は何台も救急車が出動したらしい。

復路の高速道路の後半からは氷が用意されていた。口に含んだり、帽子に入れたり、皆さん色々と試行錯誤されている。これで一瞬は涼しくなるのだか、すぐにまた暑くなる。

周りの人を観察したりして何とか気を紛らわす。これをしていないと結局は痛む足の事を考えてしまう。

この繰り返し。

果てしなく長く感じるこの時間。いつまでこれが続くのだろうか。

 

早くゴールしたい

 

もう、そればかり思ってしまう。

やっと最後のダイアモンドヘッドに戻ってきた。この坂を越えたら、もう終わりなんだ。やっと実感が湧いてきた。気持ちもすごく軽くなる。

ダイアモンドヘッドを降った辺りでおばあちゃんに抜かれた。

 

えっ、うそでしょう。

 

本当にびっくりした。あのおばあちゃんのどこにあんな体力が残っているんだろうか

そうは言っても今の私には追いつける気がしない・・・情けない事だけど・・・

あと少し、頑張れ、頑張れ、頑張れ、あたし

 

 ゴール 

 

やっと、終わった。

ついに私のホノルルマラソンが終わったのだ。もう一歩も動きたくない歩きたくはないのだか、ここからがまだあるのだ。

続く。

レース編、終わりました。温かく見守って頂き感謝致します。

もう1回だけ、あります、ごめん🙇‍♀️

今日もお付き合い頂きありがとうございました🤨


ホノルルマラソンの楽しみ方 (レース当日編 2)

2022年10月21日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・マジックアイランドから(撮影 2009年4月)

まだまだ続いております、初挑戦のホノルルマラソン忘備録です。「楽しみ方」なんて書いてますが、苦しんでいますへっぽこランナー、なんとか頑張って走って(いや、歩いて)います。では、続きをどうぞ🙇‍♀️

ダイアモンドヘッドは道路幅が狭いのと、ずっと上りなのでとにかく歩く。

道路の真ん中に地元の高校生のボランティアがズラリと並びハイタッチで迎えてくれる。

老若男女、まさにこの言葉がぴったりのホノルルマラソン。他の大会ではあまりお目にかかれない風景。日本人の男子高校生もかなり居た。彼等は修学旅行でマラソンを走っているらしい。ハワイに修学旅行なんて羨ましい限りだぞ。

あと人生の先輩方も大勢いらっしゃった。負けられないよね、あたしも。

すると、坂の途中に差し掛かった所でトップの選手が戻ってきた。こちら側では拍手が起こる。

 

マジか・・・もうゴール 

 

まだまだ序盤の私なのに、もうゴールって、、、うそでしょう。

あ〜あ、足の裏が痛い。もうその事ばかり考えてしまう。

痛い

やっぱりこんなの出るんじゃあなかった。勢いで出場してしまった事を早くも後悔する。もう止めたい。帰りたい。

でも、私より先輩であろう方々はゆっくりだが確実に歩を進めている。黙々と。いざというときに自分の情けない性格が出る。

なんとか、ダイヤモンドヘッドの坂が終わり住宅街に入る。この辺りで太陽が昇って来た🌅朝日なんて見慣れている筈なのに、今日は少し感動した。ふいに亡くなった母の事を思い出した。今の私を見たらなんて言うんだろう。

カハラを抜けて少ししたらいよいよ高速道路に入る。この高速道路が少し厄介だ。とにかくやたらと長い。ずーと続く単調な1本道。しかも往復するのだ。練習の時もそうだけど、単調な道は苦手、はっきり言えば嫌いなのだ。この辺りに来ると太陽も上がってきて気温も高くなる。景色にも飽きてきて、気持ちも段々落ちてくる。給水所もあるけどフード類は一切なし。日本のように至れり尽くせりではない。お水もぬるかったり冷たかったり。場所によってまちまち。

ハワイカイまで行って折り返しをしてゴールに向かうのだけど、まだまだこちらに向かっている人達が大勢いる。中には小学生くらいのちびっ子なんかもご家族と一緒に歩いていたりする。頑張れ〜 
ちなみに、ホノルルマラソン当日に7歳以上であれば参加出来るそうです。家族皆んなで参加出来るのもホノルルマラソンのステキな所ですね(ご興味がある方は、ホノルルマラソン協会のHPで今一度ご確認下さい)
 
ハーフ辺りまで来ると、皆さん結構疲労が溜まってくるんだよね。足を引きずっている人、道路脇で屈伸する人、座って休んでいる人等が目に付くようになってくる。
 
そう、ツライのは、、痛いのは、、私だけじゃあない
そうだよ、皆んなツラいんだよ、頑張れあたし。
 
ここに居るすべての人達はひたすら前を向いて進んでいる。
単純にその姿はものすごく美しいと思う。
まだゴールもしていないのに、また感情が揺さぶられて涙が出てくる。
道路も気持ちも起伏が激しいホノルルマラソンでございます。
 
続く。
 
今日もお付き合いいただきありがとうございました🙂

ホノルルマラソンの楽しみ方 (レース当日編1)

2022年10月19日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ワイキキビーチ(撮影 2013年12月)

アドバイスを頂いたものの、ホノルルマラソンまであと1日。もう、ジタバタしても仕方ない。ウォーキングだけでもと、頑張ってみる。果たしてへっぽこランナー、走りきれるのか

ホノルルマラソン当日。朝3時半に起床。ヒルトンは、スタート位置には近いのでそのくらいの時間の起床でも大丈夫だと思います(個人の意見です)

年中、温かいイメージのハワイだか、12月のハワイの早朝はそこそこ寒い。雨が降る日も多く天気も安定しない事が多いです。

スタート地点でビニール等を被っているグループを見かけるが、今回は必要ないと思った。しかし、初レースなのに全く緊張感がなくお祭り気分になっている自分。これで本当に大丈夫なんだろうか。

ホノルル市長、JALの社長等の話の後にアメリカの国歌斉唱が流れる。やっぱりここはアメリカだよね、と実感する場面。胸に手を当てて国家を歌うアメリカ人。

そして、いよいよ人生初のマラソンが始まった。

5時スタート。花火がものすごい音を立てて上がる。いつも思うのだが、この辺りに住んでいる人達はきっと迷惑をしているではないだろうか。あの辺りは立地もいいのだか、お値段も相当いいはず。走る人が身内にいるなら別だけど、もし、ホノルルマラソンが行われる事を知らない場合は、びっくりして飛び起きそうです。

みんなスマホで花火を撮影してる。あっ、スマホ置いて来てしまった。まっ、いいよね😵

スタート地点はかなりの密の状態。今では考えられないほど密着していた。

5時にマラソンはスタートしても私達はすぐにはスタート出来ない。

最前列は招待選手。その次はタイムの早い人達。一応目安に目標タイムが書いてある紙が張り出してあるので、それに従い私達はかなり後ろからスタートする。これは名古屋ウィメンズマラソンを始め、どのマラソンでもだいたい基本同じやり方。

10分ほどたってようやく走り出す。

ゆっくりゆっくり身体を確かめるように走り出す(なんて、走れる人みたいなコメントですが、走れません)いつも見慣れているハワイの街並みが暗い。真っ暗な街の中に吸い込まれていく。でも、寂しくはない。なぜって、大勢の人達と走っているから。周りの人達の顔は皆んな笑顔で溢れている。この不思議な空間と時間はいつも幸せな気持ちさせてくれる

(マジックアイランド 撮影  2009年5月)   

アラモアナ公園から走り出し、左にアロハタワーを見ながらダウンタウンに入っていく。そしてまたアラモアナに戻ってくる(大雑把なコース紹介でした)この時間のダウンタウンは普通ならちょっと怖いけど、マラソンの時はこの辺りでも応援してくれている人達がいる。

アラモアナの辺りからは応援してくれる人数がかなり増えてくる。こんな時間から応援して頂けるのは本当にありがたい。

ヒルトンのホテル前の給水所で旦那とはぐれた。そもそも携帯も持っていないので連絡の取りようがない。しばらく探したが仕方ない、ここからは1人で行こう。心細いけど周りには大勢の方々がいるから大丈夫

カラカウア通りは昼間かと思うほどの応援の人達でいっぱい。

よくオリンピックの選手が言ってますよね。応援が力になりましたって、、。あれって本当なんだな、と思った。

カラカウア通りの辺りまではゆっくりだけどまだなんとか走れている。しかも不思議とそんなに膝は痛くない。気持ちの問題だったのかなもう、ずっと走れそうな気がする。ランナーズハイってこれの事だろうか。

カピオラニ公園を通り過ぎるとダイアモンドヘッドが見えてきた。しばらく上りのパートになる。

いつも楽しく走れるのは、この辺りまで。いつもこの辺りから気持ちに変化が起き始める。

あれ、ちょっと足の裏に違和感があるけど、どうしたんだろうかまだ、そんなに走ってないのに、この先大丈夫だろうか。初めて少し不安になってきた。

こんな時に旦那が居ない。旦那が居たらそれこそ何か話して気を紛らわす事も出来たのに😞行ける所まで頑張ろう自分を鼓舞する。


続く。

今日もお付き合い頂きありがとうございました😆


ホノルルマラソンの楽しみ方 初めてのランニングイベント

2022年10月17日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ハワイ・ラニカイビーチ(撮影 2010年5月)

旦那に感化されて無性に走りたくなってしまった私。無謀にも思える挑戦なのだが、へっぽこランナーが果たしてどこまで出来るのか(2013年のホノルルマラソンを再構成し再掲しています)

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

2~3キロ走ると膝がすっげ~痛むけど、そんなのカンケーねえなんて言ってる状況ではない(もう支離滅裂)

なんとか42キロを走り切る為、いや歩ききる為に、歩いたり走ったりを繰り返してとにかく長距離に耐えられる体力、あとは気持ちだけは養ったつもり(本当かっ)

旦那とふたりでマラニック(マラソンとピクニックを合わせたような事)もやったしね。何とかなるよね

そんな練習になったような、ならないような自己流(オレ流古っ😅子供の頃から中日一筋です)を続けハワイへ向かった。

今回は付き添いではなく、自分の為にゼッケンを取りにハワイのコンベンションセンターへ。

所狭しとランニンググッズが飾られている。見ているだけでもワクワクしちゃうよね商品を購入すると当時スポンサーだった、adidasの抽選会が行われていた。

(2013年当時のコンベンションセンターの様子)

まあ、きっとハズれるでしょ、って思っていたのだか、なんと1等の中野ジェームス修一なる方のランニングイベントが当選してしまった(しかも、旦那と私、2人共)

あの当時の私は失礼ながら、誰、その中野なんちゃらって人って感じだったので、adidasのスタッフの方に

「Tシャツか何かと交換する事は出来ないですかねぇ~」(揉み手)

などとダメ元でお願いをしてみた。

するとadidasのスタッフさんは、

「これを当てたかった方もいるんですよ。それと、残念ながら交換等は一切できませんから、参加して下さいね」

と言われた。まあ、当然と言えば当然なのだが😅

しかし当時の私は、ランニングイベントに全く興味がなかった。そもそも、イベントなんて面倒だな~、等と思っていたくらいだったから。

そしてホノルルマラソンの前々日、adidasの決起大会&ランニングイベント(練習会)なるものがカピオラニ公園で行われた。

2013年のJALのゲストは田中美保さんで、彼女のコーチがその中野なんちゃらさんこと、中野ジェームス修一さんだったのだ。練習会が始まり参加した方達と一緒にカピオラニ公園の外周を走る。この時は短い距離だったのだか、案の定膝が痛む。やはり、走ると痛むんだなぁ、と少し落ち込む。

そんな私を見かねた旦那が、思い切って中野さんに声をかけてくれた。図々しいお願いにも関わらず時間を割いて下さり、簡単に今までの経緯や膝の事を話した。

そしたら、中野さんは私の膝や太ももの状態を見て下さり

「足に筋肉が全然ないので走ると膝には当然負担がかかると思います。

これからは筋肉量を増やすべく走る以外にもストレッチの練習も取り入れるべきですね」

とアドバイスを頂いた。

学生時代の練習法と言えば、ただがむしゃらに走るだけ、あとは根性論、みたいな古い時代の指導法の下で育ってきた私にはとても画期的な事だった。ストレッチや練習後のケアなんて全くやった事もなかったし知らなかったから。今、思い返せば、よくこんな初心者のおばさんの話を聞いて頂き丁寧にアドバイスをくれたものだと、恥ずかしさ半分嬉しくも思ったりする。

 

それは、2015年に箱根駅伝で青山学院大学が初優勝する2年前の出来事である。 

今日もお付き合いありがとうございました😆


ホノルルマラソンの楽しみ方 まさかの初挑戦 2013年

2022年10月15日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ヒルトンハワイアンビレッジ(撮影 2009年5月)

2012年、旦那の初マラソンを見て不覚にも感動してしまった私。マラソンなんて自分でするものじゃあないと思っていたのに、マラソンに挑戦する事になった私の忘備録を再構成し、再掲します。興味は全くないとは思いますが、自分の忘備録として書いておこうと思います(いつの話だよというツッコミはどうか入れられませんように温かい心でお願いします🙇‍♀️)


2013年のホノルルマラソン、スタートラインに私は旦那と立っていた。

マラソンなんて、見るものでやるもんじゃあないずっとそう思っていたじゃあないの。

なのに、なのに、どうして

前年(2012年)旦那が爽やかな笑顔でゴールをするのを見た時、私も自分の限界というものをこの身体で感じてみたい、とふと思ってしまった。

こういうのを魔が差すというのだと思う。

陸上部だった私は(短距離です)学生時代に一度だけ市大会までは行ったものの結果は予選敗退😂いつも区大会止まり。大した選手ではなかったという事。

歳を重ねれば重ねるほど、胸を張れるような事は何も成し遂げていない根性なしの自分に後悔ばかりしている。

とりあえずどうなるかはわからないけどやってみよう。まずは行動あるのみ。

最初は全く走れなかった。びっくりするくらい短い距離で息が上がってしまった。

マジで?!

走った当日に少し筋肉痛が出た😱運動はそれなりに得意だと思っていたのに、なんか悔しい。

それから、毎日ではないけど少しずつ走ってみた。走っているのを見られたくないので、早朝に練習をした。

しばらくするとゆっくりなら、5キロほど走れるようになった。

しかし、走れる様になったとはいえ2~3キロ辺りになると膝が痛み始める。

それ以上は顔をしかめながら我慢して走る。修行か、これは。

こんなの全然楽しくないじゃん

そもそもこんなんで42キロなんて走れるの~~~

続く、、、。

今日もお付き合いありがとうございました😀


ホノルルマラソンの楽しみ方(旦那編 2012年 2)

2022年10月09日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ダイアモンドヘッド登頂(2012年某月)

無謀にもホノルルマラソンに挑戦すると言った旦那。果たして、彼はゴールは出来たのでしょうか

 

旦那にとって、初めてのマラソン。

とりあえず時間をみつけては、ひとりで黙々と歩いたり走ったりして練習をしていたようです。

そしていよいよ決戦の地(大袈裟だ)ハワイへ🌴(一気に話が飛びます🛩)


ホノルルマラソンのゼッケン受付はコンベンションセンターで行われます。会場で販売されるグッズのブース、アメリカ本土やハワイの企業ブース等等、とにかくランニング好きなら垂涎のモノばかりランニングに詳しくない私から見てもそれはそれは新鮮で楽しかったです。

40回記念大会だったので、元オリンピックランナーのトークショー等、豪華絢爛でした(当時のスポンサーはadidas)

ちなみに、完走者全員に配られる完走Tシャツのスポンサー、3年ぐらいおきにブランドが変更される。

adidasの後はアンダーアーマー、その後はアメリカのメーカー(地元ハワイって聞いたけど、どうだったのかな🙄)その後はデサント。コロナ禍の2020年からはミズノがスポンサーだった。なんてタイミングが悪かったのだろう。今年は50周年記念大会だし、ミズノには今までの分を取り戻す勢いで頑張っていただきたいと心から願っています。

 

2012年当時はアンバサダーホテルに泊まっていた(ポイントが足りなくて、キッチン付きのコンドを探しました)ホテルからスタート地点までは少し距離があったので3時頃起床した。

お餅などお腹に溜まるものを食べさせて、スタート地点のアラモアナ公園まで付き添い健闘を祈ってわかれた。

真夜中にハワイの街中を移動する何万人の姿って、これはこれで壮観です。

 

あとは彼次第だもの、悔いのないレースにしてねここからは私はもう何も出来ないんだから。

5時に号砲が鳴り恒例の花火が上がった。近隣の方達はこんな朝っぱらから花火がバンバン上がって迷惑だろうなぁ、とか考えながら、スタートを見送った。ホノルルマラソンがいよいよ、始まった。

(写真は2012年当日、沿道から撮ったもの)

初めて、沿道からランナーを応援した。まずは先頭集団。ここのメンバーはほぼプロで賞金を稼ぎに来ている方ばかり。次の集団は自分自身の記録の更新を狙い走ってる人達。最初からお祭り騒ぎで沿道の人とハイタッチをしてる人達もいて、観ているだけでも参加してる気になって楽しい😆私もかなり沢山の人とハイタッチをした。日本に居て普通に出逢ったとしてもこんなにフレンドリーには接しないだろう。笑顔と笑顔のやりとり。今となっては顔も覚えてはいないけど、私にとっては大切なものになった。こんな経験をしたのは初めてだったから。手のひらが真っ赤。痛いけどなんか楽しいじゃん。

そうそう、旦那はどうした

ハイタッチに夢中になっている間に通り過ぎてしまったのか

そんな時に見つけたのが、北京オリンピック、フェンシング🤺で銀メダルを取った太田雄貴さん。カッコいい人だな、と思って見てたら何と笑顔で手を振ってくれた。思わず「頑張れ」と手を振り返した。爽やかに通り過ぎていった。

かなり、長い間沿道に居たのだが、やっぱり旦那は見つからない。いつまでもここに居ても仕方がないので一旦ホテルへ引き返す。部屋のPCで彼の位置を確認。何時に何キロを通過した、とPCに反映される。しかし、便利な世の中になったものですね。とりあえずは順調に通過してる様子で一安心。

お昼近くになり友達夫婦に連絡を取ってゴールで彼を待っていた。

おっ、旦那が来た来た

ゴールに向かって来る旦那を見て少し目頭が熱くなった。

彼は充実感一杯の、近年では見た事のない良い笑顔をしてゴールした。

結局彼は、歩いたり走ったりを繰り返しなんとか7時間をかけて42キロを堪能した。タイムも決して早い訳ではないけど、きっと今後の人生に彩りを添える事になるだろう。

我が子が何かを達成した時の感動ってこんなものなんだろうか。自分の事ではないのにものすごく誇らしかった。

(アンバサダーホテルの窓からはよく🌈が見えました)

私は今までマラソン自体、自分の人生から対極の所にあると思っていたし、長距離をやるのはあり得ない、と思っていた。

体感するものではなく、応援するものなんだと。

ちなみにですが、元陸上部で短距離をしてました

走る事に関してはどちらも一緒だと思われがちですが、長距離と短距離では全くの別の物だと、私は思う。

 

レース翌日、コオリナへ行き(マリオットの説明会へ出かけました)ついでにアウラニでミキ、ミニに会ってきた。

旦那はふたりに「ホノルルマラソン走ったの」って褒められて嬉しそうな顔をしていた😅

きっと誰も知りたくないであろう(笑)旦那の初マラソン忘備録、お読み頂きありがとうございました😆


ホノルルマラソンの楽しみ方(旦那編2012年)

2022年10月07日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ハワイ・カイマナビーチ(撮影当時2010年某月)

 

通常、このblogは旅行を主体に書いているのですが、昨今の状況により旅行自体、特に海外旅行は今までよりも大幅に減ってしまいました。よって、今回からは自分達が経験したホノルルマラソンをもう少し掘り下げて再構成し再掲したいと思います。

今年、もしも、ホノルルマラソンに初挑戦をする方がいらっしゃるのであれば、少しでも参考になればと思います。皆さま、ご迷惑でなければお付き合いお願いします😊

 

今年、もし私達がホノルルマラソンに参加をしていたなら、50周年記念大会というものは自分達にとって間違いなく人生のビックイベントになった事だろう。

きっと、久しぶりに見るコンベンションセンターの雰囲気に興奮し、販売する記念Tシャツやランニンググッズはいつにも増してキラキラに見えて、円安でも財布のひもも多少は緩み記念グッズを買ったに違いない。

 

ホノルルマラソンとの出会い。それは突然だった。

今から10年前の2012年40周年記念大会。

旦那は長距離なんてやった事もないのに、人生初のマラソンに挑戦すると言い出し、エントリーをしてしまったのがことの始まり。

 

ちなみに、ホノルルマラソンは制限時間がない。

通常、日本で開催されるマラソンには、ほぼ制限時間がある。

厳密に言えば10キロを何分で通過、20キロは何分で通過、と大会側が決めた時間までに通過しなければ足切りとなってそこでマラソンへの挑戦は終わってしまう。

その点ホノルルマラソンは走る気さえあれば何時間かけてもゴールをする事が出来る。

 

毎年、アニメ等のキャラクターに扮して歩く人々、軍関係(アメリカ軍)の人々が罰ゲームか訓練の一部かのように、重い荷物を背負って歩いているのを見る事が出来る。

確か、2019年の最終ランナーも日本人のご高齢の方で10何時間かかってゴールされています(記憶が失念しております。正確な時間は書けませんが、ゴールは夕方以降の時間だったかと思います。お疲れ様でした)

 

なので、やる気、元気、森脇健児🙄(オイっ)ではないけど(ご存じない方、すみません)やる気と元気、あとは体力さえあれば、ほぼ誰でも完走出来るホノルルマラソン。スピード等は一切求められないホノルルマラソンは旦那にとって性に合っているんだと思います。

 

レースが終わってから彼は、レース中大勢の人達がゴールを目指し黙々と前へと進む姿はひたむきで、時に折れそうな気持ちを何度も励ましてくれた、と言っていました。

もしも、長距離、しかも初めてのレースをお考えの方は、ホノルルマラソン絶対にお勧めします

 

次回はレース中の事、そして感動のゴールへと続きます。また、お付き合い頂けると嬉しいです(長くてごめんね😅)

お読みいただきありがとうございました😆


待ってろ!! ハワイ!! 待ってろ‼︎ホノルルマラソン!!

2022年10月05日 | ハワイ ホノルル(マラソン)2022 12

今日の一枚・・・ワイキキビーチ(撮影当時2011年某月)

 

2022年のホノルルマラソンは12月11日に開催される。

今回で50回、50周年記念大会

絶対に行きたかったのに、残念だけど、行けない。

 

旦那もかなり前向きだったし、私も行きたいな、と思っていた。

色んな考えや意見があるとは思うけど、それをここで議論する気はない。

とにかく今年も行かない、と決めた。

向こうで会いたかった人、景色、もう少し持ち越し。

待ってろ、ハワイ

待ってろ、ホノルルマラソン

今日もお付き合いいただきありがとうございました😊