甦る伝説のRPG、シミュレーション大全レビュー

2022-11-13 00:40:33 | ゲーム

■甦る伝説のRPG、シミュレーション大全レビュー

発行:メディアパル

甦るシリーズは他にもあるけどとりあえずこの2種類を買ったのでその内容やらを書きます。
・甦る20世紀アーケードゲーム大全1~3
・甦る伝説のRPG大全1~3
・甦る究極のシミュレーションゲーム大全1~3
・甦る至高のアドベンチャーゲーム大全1~3
・甦る不滅のシューティングゲーム大全1(2022年12月発売)
2022年11月13日現在

 一言で言えば『ゲーム黎明期から西暦2000年に至るまでの簡易ゲームカタログ』ですね。もちろん、『大全』と名がついている割に200ページもない本誌で全てを紹介できるわけもなくタイトルしか記載されていないものも多々ありますが、紹介されているものについてはゲーム画面の写真も交えて多少マニアックな情報がたまに書かれていたりします。紹介されているページには、その作品が発売されたハード(PCやコンシューマ機など全て)についての記載があり、自分が知らないリメイクもしくはリマスターされていたという情報を得ることが出来ました。

 ただこの本は立ち位置としては微妙な感じです。カタログとしてみれば全部載ってない時点でカタログとは言えないし、ゲーム紹介本としても紹介しきれていない部分が多々ある。また、あれ?これジャンル的にシミュレーションなの?ってのがいくつか見受けられたり^^ という所などを踏まえると定価1冊1980円(税込み)はやや割高な感じがしますが、こういったカタログ系はみんなこれくらいの値段します(ちなみにAVGとSTGの分は1割ほど値上げされてますw)。おそらくある程度年齢が上の層をターゲットにしているから、これでも売れるだろって感じで設定しているのでしょう。

 本のサイズが大きいので寝転んでみるのはちょっと負担がかかる重量。開発者インタビューのような記事は一切ありません。全頁ゲーム紹介に費やされている感じです。黎明期の記載では海外産のゲーム紹介がたくさんあります。しかし、時代が進む毎にほとんど国産のゲーム紹介しかなくなってくるのは多少残念な点ですね。このあたり、ゲームマニアが満足できるという感じではありません。

 全頁カラー印刷で本自体は綺麗に作られています。僕等ファミコン以前のゲームについてはほとんど知らないので、そういう時代のゲームはどういうものだったのか、というのを知るための本としては十分な出来だと思います。もし買うとするならまず各シリーズVol.1をそろえるのをお勧めします。自分がゲームをやり始めて以降の事はだいたいわかっているでしょうしね。

 

個人的な感想

 本は綺麗だった、紹介されてるタイトルでは一部有益な情報もあった、うんそれだけ…正直、僕にとってこの本の内容の価値はあまり高くないです。”甦る”とかいう大層な言葉を使うくらいならその言葉通り、シリーズ各3冊全部1980年代までのものに限定して紹介するという作りで良かった気がします。各タイトルの紹介内容が薄すぎて1回見たら終わりていどの情報しか書かれていないのでは悲しいですからねぇ。

 


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