心理士の子ども発達支援

発達や療育、教材の紹介

ハサミが苦手。そんな時の補助点

2020-10-15 23:49:01 | 発達:目と手の協応
ハサミで線に沿って切ることが苦手なお子さんには、

下のように切る線の上に補助点(●)を書いてあげてみて下さい。




↑最初はこれぐらいの大きさの補助点と間隔で、上手になって来たら、

補助点を小さくしたり、間隔をあけるといいと思います。

上の写真は、例ですので、直線の一回切りから始めることをおすすめします。

スタート地点にしっかり補助点(●)をつけてあげることもポイントです。

「黒丸を見ながら切ってね」と声掛けして下さい。

太線でも点線でもない、この黒丸の補助点(●)がわかりやすいようです。

黒丸を目指すため、切るスピードが速くコントロールが苦手なお子さんも

それまでよりは、ゆっくりと丁寧に切ることが出来ているようです。


ハサミが上手に切れるようになるには、それまでの沢山の過程があってのことや

物の見え方なども関係しますが、今日のところは、工夫の1つとしてのご紹介です。





おうちで療育してみませんか?

2020-10-15 23:46:11 | 療育
心理士として32年目を歩んでいます。

子どもの発達、療育に携わり始めて20年近くとなります。

多くのお子さんやお母さん、お父さんから沢山のことを学ばせて頂いています。

子どもの心理を有効に取り入れた心理士ならではの

療育の方法や教材を編み出しながら日々試行錯誤です。

そんな中、今までのエピソードや教材、方法などの話題を中心に投稿したいと思います。

お子さん一人一人、違いがあり、参考にならないかもしれませんが

療育に通われているお子さんにもそうでないお子さんにも

そして、保護者や療育に携わる方々にも少しでもヒントになることを願っています。

保護者におかれましては、出来そうなものがありましたら、

ぜひ「おうちで療育」してみて下さい。



*0才~10才ぐらいのお子さんの療育事例が主となります。

*エピソードに登場するお子さんは、

B君(男の子=BOY)、Gちゃん(女の子=GIRL)と表記します。