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ルノワール展

2010-01-24 22:40:34 | 美術[ら]
「ルノワール - 伝統と革新」@国立新美術館
 
 1/20に始まったばかり、しかも講演会の最中だったので、比較的ゆったりと見ることができた。約80点の作品と、ポーラ美術館の光学調査として、X線写真と赤外線写真による分析結果が展示されている。鉛入りのシルバーホワイトは光を通さないのでX線写真では白く残ったり、描きなおした跡や下書きの有無などがわかって興味深いのだが、完成前のあれやこれやをほじくり出して見られちゃうのは、絵に限らず本人はいやじゃなかろうか、という人もいた。

 まあそういわれれば、書きかけの文章なんかも見せたくない、芸人のネタの練習も見せたくない、そういうのと同じか。ルノワールが生きていたら訴えられるかもしれない。まだ一人前になってない人間がMRIで輪切りに診断されるのと一緒か ←ちがぁぅ

 《団扇を持つ若い女》の派手さがいい。全然抑えてない。若い女より派手そうな背景の花、日本人でも使わなそうな絵柄の大きな団扇を持ってカメラ目線の女、帽子も派手。で、この大きな団扇は顔を小さく見せるためのアイテムではないかという意見も出た。プリクラ撮るときの必殺技だそうだ。プリクラかぁ。10年くらい撮ってないなぁ。

 新美術館の地下一階にある「カフェテリア カレ」は、いつも上から覗き込むだけで、入ったことがなかった。入ったらなんと普通のメニューと一緒にペットボトルのお茶なんかも売っていてぽっくり。じゃなくてびっくり! こんな安易なカフェだったとは知らなかった。

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