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北アルプス国際芸術祭2017

2017-08-02 23:03:12 | 美術[か]
北アルプス国際芸術祭2017(信濃大町 食とアートの廻廊)

 6月4日~7月30日に長野県大町市で開催された芸術祭を最終2日間で見てきた。(信濃大町 食とアートの廻廊)は2014年に8人のアーティストが参加してプレ企画として開催されたようだ。食とアートということで地元のレストランなどもこぞって協賛おもてなし。

 大町市は人口28,000人、標高700m、鷹狩山の展示エリアは標高1000m以上あったりする。大糸線の信濃大町という駅を中心に広範囲に点在している会場を巡るシステム。駅近辺の10点の作品を含めて全部で38番まで番号が振られている。そのうちのいくつかは開催期間が限定されていたり、予約満席だったりで見られなかった。

 今年が最初ということで、展示数は越後妻有の10分の1くらいだが、里山を巡る展示方式は越後妻有や中之条などと変わりない。位置的には松本から北へ35km、新潟県の十日町とは130kmくらいしか離れていない。離れた展示会場へはクルマでないと行けない距離だが、1000円で1日乗り放題のバスや、1500円で1日乗り放題のタクシーなどが用意されている。今回は車で行ったが天気は雨たり曇ったりで、場所によってはぐっちゃぐちゃの泥濘だった。その代わり太陽に焼かれなくて済んだ。

 この芸術祭はトリエンナーレとして3年後の開催を目指しているようだ。


あじさい


【高橋治希】:《北アルプス 高瀬川庭園》:部屋に広がる磁器(九谷焼)の植物の蔓


【浅井祐介】:《全ては美しく繋がり還る》:大町名店街の路上に描く(2014年作品)


【栗林隆】:《第1黒部ダム》:空き店舗にできたダム湖で足湯に浸かる


【ジェームズ・タップスコット】:《Arc ZERO》:仏崎観音寺の参道に光る霧の輪


熊注意のため熊よけ鈴が入っているはずの籠はからっぽだった


【アルフレッド&イザベル・アキリザン】:《ウォーターフィールド》:木崎湖に浮かぶガラクタ船


【青島左門】:《花咲く星に》:中山高原の空にLEDの花が咲く(夜限定)


【高橋貞夫】:《伽藍への廻廊》:霊松寺で地元の木彫作家の作品を展示


【目】:《信濃大町実景舎》:鷹狩山の空き家を白い空間に変える


【目】:《信濃大町実景舎》:クリエイティブチームの名前が、"目"


【リー・クーチェ】:《風のはじまり Windy》:木の枝でできたトンネル


【ニコライ・ポリスキー】:《バンブーウェーブ》:竹でできた円錐状のオブジェ


【ニコライ・ポリスキー】:《バンブーウェーブ》:作品遠景、コミュニティセンター、そば処八坂


【フェリーチェ・ヴァリーニ】:《集落のための楕円》:民家に貼られた黄色いラインは


【フェリーチェ・ヴァリーニ】:《集落のための楕円》:ペイントではなくテープを貼っている


【フェリーチェ・ヴァリーニ】:《集落のための楕円》:芸術祭が終われば剥がすだけ


【フェリーチェ・ヴァリーニ】:《集落のための楕円》:ビュースポットから見ると楕円が出現する


展示エリアのひとつである大町ダム


ダム湖の名前は「龍神湖」ライトグリーンな水が溜まっている


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