ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

日比谷図書文化館/東洋文庫/郷さくら美術館

2012-09-13 21:11:38 | 美術[た]
 アートテラーとに~さん主催の「ニューオープンの美術館ツアー」に参加した。今回は開館して1年経ってない真新しい所を3館巡るという企画。真新しいだけあって3館とも初見だったので新鮮気分100%。


千代田区立日比谷図書文化館

 名前のとおり、ここは図書館である。図書館だから誰でも無料で涼しい読書タイムを過ごせる、節電の夏にうってつけの隠れスポットである。平日はどうだか知らないが、休日は今後も空いていそうな予感。各フロアにいろいろなテーマでちょこっと展示ゾーン、そして1階には常設展示室があり「千代田区にみる都市の成立と展開」と題した調査資料や映像解説などが展示されている。日比谷野音の横にあり正三角形な外観が特徴。そして図書館には似つかわしくないお洒落なレストランとミュージアムショップもある。


東洋文庫

 駒込、六義園の近所にある東洋文庫、東洋文庫自体は1924年からあり、研究者向けの図書館だったようだが、2011年10月に東洋文庫ミュージアムとして新オープン。裏庭の先にはゆったりしたオリエントカフェもある。今は「ア!教科書で見たゾ」という展覧会を開催中。ターヘル・アナトミアだの解体新書だの東方見聞録だのアヘン戦争の絵だのと、昔、教科書で見たヤツの現物がどっさり。東方見聞録なんか世界中から50種以上揃えてある。御成敗式目、魏志倭人伝、土佐日記、万葉集、国富論、ビゴーの風刺画・・・ なんだよ本物って!という不思議な気分に浸れる。そして最もそそられるのは、天井までぎっしりと並べられた書棚「モリソン書庫」。G.E.モリソンが収集した24000冊の書籍が天高く壁を作っている姿は圧巻。魔法使いが出てきそうな雰囲気。ここは写真撮影もOKの太っ腹な美術館である。

モリソン書庫



郷さくら美術館 東京

 2006年10月に福島県郡山市にできていた日本画専門の郷さくら美術館、その分館が2012年3月中目黒にオープン。3階建ての小柄な美術館の各フロアに、別々のテーマで現代作家の日本画を展示している。建物の外観は黒い桜模様で覆われていて個性的。目黒川の傍なので、桜の季節に行けばきっと賑わっているのではないかと想像してみる。

郷さくら美術館 東京 の外観

コメント    この記事についてブログを書く
« 『踊る大捜査線 THE FINAL 新... | トップ | 近江路の神と仏名宝展/ジミ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術[た]」カテゴリの最新記事