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ユメ十夜 オフィシャルサイト
「原作 夏目漱石」という文字列が重々しい10話オムニバス。「こんな夢を見た」で始まる夢の物語なので、まあ、何が起こっても「夢だから」で済むってんで、もう何でもありありのハチャメチャ10話だ。もちろん根底には漱石の原作ネタがあるけれど、それぞれの監督がそれぞれの解釈で、好き勝手に噛み砕いて、好き勝手に消化して、好き勝手に排便したような感じ。だから10話相互にはつながりが無く、静かなストーリーのすぐ後にどんちゃん騒ぎが始まったりアニメが始まったりで一貫性は無い。一貫性は無いが、どれもトンチキのコンコンチキでいかにも夢っぽい雰囲気がして、充分に面白いし、飽きが来ない。そういうわけわからん「夢」らしさが一貫性を持っているとでも言えば言えないこともない。10分程度の作品が10話で1時間40分、エピローグとプロローグとエンドクレジットも入れて1時間50分。もし気の乗らない「夢」だったら10分待ってれば新しい「夢」が始まる。「運慶」には笑った。笑うしかなかったが、これなんかどっちかといえば原作に近いほうだった。本上まなみもよかったが、緒川たまきがかなりポイント高かった。
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