『屋根裏のラジャー』
監督:百瀬義行
原作:A・F・ハロルド『ぼくが消えないうちに』
スタジオポノックの長編アニメ2作目。イマジナリと呼ばれる想像から生まれた存在。物語の中の登場人物が空想した存在という危うい立場の者たちのアニメ。ラジャーは登場人物アマンダの想像から生まれたイマジナリ。「物語の登場人物」というだけで想像上の存在なのに、そいつらが頭の中で考えただけの存在であり、登場人物が忘れてしまったら消える運命だというのだから、その存在、薄すぎるぅぅぅ!と心配しながら見ていた。薄すぎても映画はちゃん濃く進むから心配なかったけど。
実際、私が子供の頃にもあれこれ想像していた動物やら物質やらあったはずだが、時が経ってしまった今は、それが何だったのかも思い出せない。当然、考えた人(子供)にだけ見えていて、周りの大人には見えないから「マイちゃん、誰と話してるの?」なんていうちょっとホラー染みたセリフも映画や漫画ではお馴染みだ。
でも子供がそのイマジナリを絵に描いていたらラッキーだ。描いた絵は大人にも見えるから一緒に絵を見ながら「マイちゃん、この首の長い黒い人はだぁれ?」「それはねぇ・・・言ったらダメだって」「誰がダメだって言ってるの?」「ギ・・・ひみつ!」なんていう微笑ましい会話もできるし。
考えただけの存在っていうと子供だけの特権のようにも思うが、大人でも「小さいおじさん」が見えている人がいるから、まぁ、いろいろと、年齢には関係ないイマジナリはそこかしこに居て、短い一生を元気に駆け回っているのかもしれない。
登場人物が忘れたら消え去るイマジナリが、自分が消えるのを待っているだけの一生を描いた映画では面白みがないので、悪い奴もやってきて、儚い命が終わりそうで悩んでいるイマジナリを追いかけて悪さをしようと企む。フンダリーケッタリーである。もうすぐ消えるんだからそっとしといてくれ!って言いたくなるよ。
「イマジナリ?」 「そーねだいたいね♪」
監督:百瀬義行
原作:A・F・ハロルド『ぼくが消えないうちに』
スタジオポノックの長編アニメ2作目。イマジナリと呼ばれる想像から生まれた存在。物語の中の登場人物が空想した存在という危うい立場の者たちのアニメ。ラジャーは登場人物アマンダの想像から生まれたイマジナリ。「物語の登場人物」というだけで想像上の存在なのに、そいつらが頭の中で考えただけの存在であり、登場人物が忘れてしまったら消える運命だというのだから、その存在、薄すぎるぅぅぅ!と心配しながら見ていた。薄すぎても映画はちゃん濃く進むから心配なかったけど。
実際、私が子供の頃にもあれこれ想像していた動物やら物質やらあったはずだが、時が経ってしまった今は、それが何だったのかも思い出せない。当然、考えた人(子供)にだけ見えていて、周りの大人には見えないから「マイちゃん、誰と話してるの?」なんていうちょっとホラー染みたセリフも映画や漫画ではお馴染みだ。
でも子供がそのイマジナリを絵に描いていたらラッキーだ。描いた絵は大人にも見えるから一緒に絵を見ながら「マイちゃん、この首の長い黒い人はだぁれ?」「それはねぇ・・・言ったらダメだって」「誰がダメだって言ってるの?」「ギ・・・ひみつ!」なんていう微笑ましい会話もできるし。
考えただけの存在っていうと子供だけの特権のようにも思うが、大人でも「小さいおじさん」が見えている人がいるから、まぁ、いろいろと、年齢には関係ないイマジナリはそこかしこに居て、短い一生を元気に駆け回っているのかもしれない。
登場人物が忘れたら消え去るイマジナリが、自分が消えるのを待っているだけの一生を描いた映画では面白みがないので、悪い奴もやってきて、儚い命が終わりそうで悩んでいるイマジナリを追いかけて悪さをしようと企む。フンダリーケッタリーである。もうすぐ消えるんだからそっとしといてくれ!って言いたくなるよ。
「イマジナリ?」 「そーねだいたいね♪」
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