ざっきばやしはなあるき  

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クレパス画展

2012-02-10 22:05:02 | 美術[か]
「現代洋画家たちのクレパス画展」@笠間日動美術館

 クレヨンとパステルの特性を兼ね備えたクレパス、レオポンみたいなもんか。だいたいパステル画と似たような雰囲気、ドガや、先日見たルドンのような、それらしいクレパス画、小学生の写生大会の絵に見えるようなものから、これもクレパスで描いたの? って驚くような緻密さむんむんのクレパス絵画が並んでいる。

 そういえば小中学生の頃は図工の画材として、クレヨンまたはクレパスを値段や箱のデザインで適宜買って使っていたはず。クレヨンはその響きが田舎臭くて、クレパスはちょっと上流階級風でデラックスなイメージがあくまでもイメージがあったような気がする。その特性の違いなんて知ったこっちゃなかった。

 企画展を見終わったらフランス館で洋画を見て、パレット館で画家のパレットを見る。単なる絵の具の塊が残ったものだけでなく、隙間に好き勝手な絵を描いた、サービス精神旺盛なパレットが並んでいる。これだけでじゅうぶん作品になっている。しかし鴨居玲のパレットでかすぎ。でかいだけじゃなく、周囲を覆う絵の具の山脈が堂島ロールくらい盛られている。重すぎる。こんなの片手で持てん。


「魅惑の北欧アール・ヌーヴォー 塩川コレクション ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」@茨城県陶芸美術館

 日動からクルマで数分、せっかくなので寄ってみた。ロイヤル コペンハーゲンの名前は知っているが、ビング オー グレンダールの名前は知らない。その程度。ぴかぴか光る高そうな壺やら花瓶やら食器やらが陳列してある。カタツムリが3匹練りあがってできてるぬめぬめした花瓶、リアルな猿の頭がフタになっている入れ物、トカゲがぬめぬめと立ちはだかるソーサー、百歩譲ってそれはいいとしよう、しかしそのトカゲの横にはナメクジがぬめぬめと這うソーサー、盛り付けたレタスを持ち上げたらナメクジくじくじナメクジクジ。なんちゅうか食欲の萎える食器である。これは1200円でも買わないな。

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