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フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展

2016-01-27 20:28:02 | 美術[は]
「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」@森アーツセンターギャラリー

 ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アムステルダム国立美術館などからオランダの絵画が60点、その中で「光のフェルメール」と「闇のレンブラント」というタイトルで日本初公開のフェルメールの《水差しを持つ女》とレンブラントの《ベローナ》を展示。「水差しを持つ女」は私が今までに見た18作目のフェルメール作品。大きさは45.7cm×40.6cmだから、「真珠の首飾りの少女」とほぼ同じくらい。ニューヨークのメトロポリタン美術館からやってきた。「牛乳を注ぐ女」と比べるとスリム体形なこの人は、左手で水差しを持って、右手で窓枠を持って、このあとどうする気なのだろう? 単にふたつの事を同時にしているだけかもしれないし、もしかしたら水差しの水を窓から"ジョヴォジョヴォ~"と捨てようとしているところかもしれない。光差す見慣れた部屋のカラフルな窓際のシーンはとても安心できる。何人の人々がここで仕事をしただろう、というより、何人の人々がフェルメールに頼まれてここでポーズをとっただろう。この窓際はさながらフェルメールスタジオである。





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