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白隠展

2013-01-28 23:49:37 | 美術[は]
「禅画に込めたメッセージ 白隠展」@Bunkamura ザ・ミュージアム


 江戸時代の禅僧、白隠慧鶴(えかく)が絵描く。釈迦、達磨、菩薩、七福神その他もろもろが、ギャグ漫画みたいなバカっぽいキャラで、けっこう笑える展覧会。普段ならあまりピンと来ない「書」のコーナーでさえ、「へ、へ、へたくそだよぉ」と声に出してしまいがち。でもまぁ絵はへたくそではなく、じょうずだとは思う。ただ時々、わざとなのかマジなのか、へたくそっぽさも醸し出している。

 お気に入りの 《すたすた坊主》 は、顔から気楽に描いていったら、にゃんと下半身を描くスペースがなくなって焦っている、という白隠師匠の姿が目に浮かぶ。でも描き直しもしないで狭いスペースにちょこっと下半身を描いてOKにしてしまう。バランスの悪さが笑いを誘う。白隠師匠の狙い通り。その悪気のなさそうな顔つきも面白い。タイトルさえ変だ。なんだよスタスタってぇ? スタバの新キャラ 《すたすた坊主》 がスタスタ歩いてコーヒーお届け!

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