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『インデペンデンス・デイ リサージェンス』

2016-07-16 23:21:19 | 映画[あ]
『インデペンデンス・デイ リサージェンス』

 監督:ローランド・エメリッヒ
 出演:ジェフ・ゴールドブラム、リアム・ヘムズワース、ジェシー・アッシャー、ビル・プルマン、マイカ・モンロー

 リサージェンスは、蘇生、復活というような意味。人類が復活するのか、宇宙人が復活するのか、監督が復活するのか、映画が復活するのか、いろんなモノが復活するのかも。

 前作が1996年の作品、巨大な宇宙船が雲の中から出現するシーンやホワイトハウスを粉々に破壊するシーンはけっこう印象深かった。あれから20年、映画の中でも20年が経ったことになっている。リアルタイムじゃん。20年前と現在で兵器やテクノロジーが飛躍的に進歩したかどうかは言わなくてもみんなわかっている。携帯電話がかなり便利になった程度の変化だ。そんな地球に勢力アップした宇宙人が再来したら今度こそ勝ち目はないんだけれど、それでは映画にならない。

 しかし心配はゴム用。20年前に宇宙人から取り込んだスーパーテクノロジーによって、人類の軍事力は超絶に画期的な進歩を遂げたことになっているので、どんな巨大なヤツが押し寄せてきてもきっとダイジョブだぁ。ということだ! だから2016年のお話だとしても時代考証とかぜんぜん気にする必要はないのだ。安心感! 

 20年前に襲来した直径24kmの巨大宇宙船はパソコンからウイルスを送り込まれるという高等知能の持ち主であるはずの征服者にあるまじき負け方をしてしまったが、その報復として奴らがまたやってきた。それも全長4800kmの宇宙船に乗って・・・・・・・・・・ドットが多すぎる。

 日本列島より長いじゃんか。そんなデカいのならわざわざ地球に着地しなくてもデススターみたいに地球を破壊できるだろうに。でもマントルを燃料にしたいとか言ってたからまあしかたないか。

 ここまでデカくなるともうSF映画のスペースシップサイズ記録に挑戦したいだけとしか思えないのだが。そういう巨大な宇宙船の周りを蚊トンボみたいに飛び回る敵と味方の宇宙艇の戦闘シーンはすぐさまスター・ウォーズを思い浮かべてしまう。

 でもさ、いくらなんでも「フォースが君とあらんことを!」なんていうほど荒唐無稽な映画でもないだろう、なんだかんだ言っても2016年のお話だもん。巨大宇宙船が飛来するだけでじゅうぶん荒唐無稽とは言えるけど。

 さてホントにそうかな? お話はどんどん荒唐無稽に近づいて行くぞ。あれ? インデペンデンス・デイってこういう映画だっけ? とちょっと超不安になるくらいちょっと超不安である。続編やりたそうな意欲も満々、それも20年後の2036年なんて待たずに来年くらいに公開したがりそうだ。それでもし「インデペンデンス・デイ3 未知への飛翔」が公開されたら今度はたぶんスタートレックを思い浮かべるに違いない。

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