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『ランペイジ 巨獣大乱闘』

2018-05-19 23:51:13 | 映画[ら]
『ランペイジ 巨獣大乱闘』

監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン/ナオミ・ハリス

 遺伝子実験でなにかしらの不都合が生じた結果、巨大化したゴリラ、オオカミ、ワニが大都市で大暴れするという楽しい映画。遺伝子実験しちゃうのは金儲けが目的の人たち。そのあたりの導入部分はよくあるパターン。核実験ではなく遺伝子実験というのがゴジラとは違ってソフトに見えるが、逆に身近に感じて怖い。

 巨大ゴリラといったらキングコングがあり、巨大ワニは一般的な怪獣のイメージが強い。でも巨大オオカミは意外に新鮮。ビル街を縦横無尽に駆け巡る巨大オオカミはビジュアル的にも楽しい。いろんな動物の遺伝子をミックスした実験という前提があるので、尻尾から矢を飛ばしたり空中浮遊したりという反則技も披露する。巨大ワニは恐ろしさを強調するためなのか、あれこれ謎の出っ張りが出現、あまりにも変化しすぎて、もはやワニではない。このようにさまざまな動物の特徴が顕著に表れるはずなのに、白いゴリラは巨大化しても角も牙も生えず白いゴリラのままという不思議。

 スピード感のある映像ではぐらかしてなかなか全身像を見せずイライラする怪獣映画も多いが、この映画では割とはっきりその姿を見ることができる。馬鹿馬鹿しいと言ったら元も子もないが、怪獣映画なんてだいたいそんなものだ。大きな奴らが暴れる怪獣映画が好きな人におススメ。

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