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特別展「妙心寺」

2009-02-11 23:19:58 | 美術[ま]
特別展「妙心寺」@東京国立博物館

 ずいぶん昔、一条紙屋川の親戚の家から今出川通りを西へ歩いていって、北野白梅町から京福電鉄で嵐山まで直行してしまったから途中の妙心寺は行ったことがない。北野天満宮には行ったんだけどなぁ・・・

 ちょっと気になった作品

《普賢菩薩像》 伝馬麟筆・・・これがまた菩薩という名に恥じる一品。くたびれたゾウに乗るむさ苦しい浮浪菩薩、あ、じゃなくて普賢菩薩は、う~ん、昔よく池袋駅の地下でお目にかかった人っぽい感じで、逆に目に焼きつく。

《大愚宗築墨蹟 遺偈》 大愚宗築・・・文末に入滅三日前と書いて、実際に三日後に亡くなったという計画老衰武勇伝がすごい。

《至道無難墨蹟 偈》・・・大きな文字で「平常道」の3文字。ニョロニョロした小さい文字で何と書いてあるのかよくわからない書の中で、ひときわ目立って判りやすい。

《楼閣人物螺鈿座屏》 伊勢屋直七・・・全面に貝細工をちりばめた緻密な作品。

《厳子陵・虎渓三笑図屏風》 狩野山楽・・・左下の岩の色合いが好き。

《山水図屏風》 雲谷等益・・・山水画のわりに、楼閣の直線がカチッと几帳面に描かれているところがいい感じ。

妙心寺で葬儀が行われたという、3歳で死んだ秀吉の子、棄丸(鶴松)の玩具船や武具が並んでいる。とくに小さな鎧が、小さいくせにいっちょまえの鎧だったりしてかわいい。

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