トランプ政権のイーロン・マスク氏が「経営する企業の従業員・元従業員で結成したチームを駆使し、２２０万人に上る連邦政府職員に対する空前の支配力と、政府機構を劇的に改変する権限を手に入れた」（ロイター）

ドイツの極右政党ＡｆＤ（ドイツのための選択）と支持しあうイーロン・マスク氏。

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　最近読んだニュースの中で、どの話よりも一番怖くて心底震え上がった記事、ロイターの

アングル：マスク氏が握った「巨大権力」、ワシントンで広がる動揺

をご紹介したいと思います。

 

　この記事の末尾に引用した秋風亭遊穂師匠がコメントされている、トランプ政権ナンバー２と言われるイーロン・マスク氏が、米国の対外援助を管轄する国際開発局（ＵＳＡＩＤ）を「閉鎖する」と表明したのも大問題ですが、それはマスク氏が

 

「自身が経営する企業の従業員、元従業員で結成したチームを駆使し、２２０万人に上る連邦政府職員に対する空前の支配力や、政府機構を劇的に改変する権限を手に入れた」

ことの１つの表れに過ぎません。

　うちではとうとう米国史上最低の大統領　ドナルド・トランプから独立した貪欲資本主義者イーロン・マスクの狂乱をカテゴリを設けました。

トランプ氏の大統領就任式でマスク氏とテック大手トップが閣僚より大統領に近い特等席に招かれていたことが話題になった。

トランプ政権のナンバー２にのし上がったイーロン・マスク氏が大統領就任行事でナチス式敬礼を連発。トランプ大統領は議会襲撃事件の容疑者１６００人全員に恩赦。第２次トランプ政権はもはやファシズム政府だ。

 

 

　マスク氏が既にやってしまったことで一番怖いのは

『マスク氏と腹心らはＧＳＡと連邦人事管理局（ＯＰＭ）のコンピューターシステムを押さえてしまった。その後ＯＰＭから政府職員宛てに早期退職勧告の電子メールが送付された。

 

　ＯＰＭには少なくとも４人のマスク氏の腹心が乗り込み、プロバー職員らがシステムにアクセスするのを禁止している、と複数の関係者がロイターに語った。１月３０日にはマスク氏がＧＳＡを訪れ、続いて腹心チームがやってきた。

 

　マスク氏のチームは翌１月３１日、各省庁のために毎年６兆ドル余りを送金し、社会保障給付や税還付などの対象者の個人情報が含まれている財務省の支払いシステムにもアクセスしている。』

という部分です。

　つまり、マスク氏は正式な権限のある担当者を排除して米連邦政府の職員２２０万人の個人情報をすべて独占し、彼らに対する給与を出すも出さないも自由な権力を得たのです。

　マスク氏は米政府職員の急所を握りました。

マスク氏の後ろにいるラマスワミ氏はＤＯＧＥの共同責任者になるはずだったがマスク氏に排除された。

ドナルド・トランプ次期米大統領の政権スタッフが史上最低。国防長官候補は性買春疑惑で辞退。司法長官に強姦疑惑。教育長官に児童の性的搾取疑惑。反ワクチン陰謀論者が保健福祉長官で政商納言マスク氏も参戦。

 

竹中平蔵なんて目じゃない政商納言になるだろう。

ヨーロッパ諸国に不当な内政干渉を続けるイーロン・マスク氏。トランプ新大統領に屈してファクトチェックを止めるＦａｃｅｂｏｏｋのザッカーバーグ氏。米国大富豪の姿が、強欲資本主義の非人道的な本質を表している

 

　

　まさに、マスク氏はトランプ氏が乱発する大統領令を超えて、米政府を乗っ取ったといえます。

　これはほとんどテロであり、クーデターを起こしたと言っても過言ではありません。

　マスク氏は特別職公務員として給与が出ない代わりに、他の閣僚のようには議会での承認も要らず、政府と自分のビジネスの利益相反もほとんど問題にされない地位を得ました。

　そして、トランプ大統領はマスク氏をコントロールする気もないし、そもそもマスク氏が何を狙っているか、何ができるようになったかも理解していないでしょう。

　現代のラスプーチン、イーロン・マスクの恐怖を是非お読みください。

アングル：マスク氏が握った「巨大権力」、ワシントンで広がる動揺

By Tim Reid, Marisa Taylor

2025年2月7日午後 1:23　ロイター

　２月５日、 実業家のイーロン・マスク氏（写真）は、トランプ米大統領の肝いりで「政府効率化省」トップに起用され、政権発足からわずか２週間でたちまちワシントンに新たな巨大権力を築き上げた。１月、ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター/Mike Segar）

［ワシントン　５日　ロイター］ - 実業家のイーロン・マスク氏は、トランプ米大統領の肝いりで「政府効率化省」トップに起用され、政権発足からわずか２週間でたちまちワシントンに新たな巨大権力を築き上げた。自身が経営する企業の従業員、元従業員で結成したチームを駆使し、２２０万人に上る連邦政府職員に対する空前の支配力や、政府機構を劇的に改変する権限を手に入れた。

こうしたマスク氏の行動は連邦職員の間に動揺を巻き起こし、政府内外から抗議の声が上がり、時にはトランプ氏の掲げる政策に影を落としかねない事態も起きている。

今週注目を集めたニュースとしては、カナダやメキシコとの関税を巡る駆け引きだけでなく、マスク氏が米国の対外援助を管轄する国際開発局（ＵＳＡＩＤ）を「閉鎖する」と表明したことも挙げられる。

マスク氏の取り組みは、トランプ氏が官僚機構の縮小と自身への忠誠心喚起のために進めている政府組織の大規模なリストラの一環だ。

ミシガン大学フォード公共政策大学院のドン・モイニハン教授は、トップレベルの「セキュリティー・クリアランス（適性評価）」を欠き、議会上院での承認手続きを経ていない人物に過大な権力が集中していると指摘し、「マスク氏は政府の基本的な組織系統を集中的に掌握するかつてない力を持っている」と述べた。

 

 

それでもマスク氏は、あくまでトランプ氏の気に入るように動いている。トランプ氏は記者団に３日、マスク氏はいかなる措置もホワイトハウスの承認を得る必要があると明言した上で「イーロン（マスク氏）はわれわれの許可なく何もできないし、やらない。われわれが適切と見なす分野なら承諾を与えるし、そうでなければ承諾しない」と語った。

ホワイトハウス関係者の１人は、マスク氏とともにこれらの任務を主導する人びとについて、部外者のアドバイザーや団体ではなく重要政府機関の一員として適切なセキュリティー・クリアランスを通過し、連邦の法令を完全に順守していると強調した。

しかし連邦政府の資産や契約の管理を担う一般調達局（ＧＳＡ）のある職員は、解雇の恐れという面では誰がより脅威の存在かと考えるかと聞かれると「マスク氏だ。トランプ氏を話題にする人は誰もいない」と明かした。

マスク氏がもう１人の実業家ビベック・ラマスワミ氏とともにトップに就任した政府効率化省は正式な省庁とは言えず、マスク氏は政府から給与をもらっていない。こうした不透明な実態ゆえに、公務員労組や市民団体などから早速訴訟を起こされている。

 

 

政府効率化省の人員構成もはっきりしない。トランプ政権は同省の職員名簿を公表しておらず、職員の給与や各機関の人数も不明だ。

その一方で、マスク氏と腹心らはＧＳＡと連邦人事管理局（ＯＰＭ）のコンピューターシステムを押さえてしまった。その後ＯＰＭから政府職員宛てに早期退職勧告の電子メールが送付された。

ＯＰＭには少なくとも４人のマスク氏の腹心が乗り込み、プロバー職員らがシステムにアクセスするのを禁止している、と複数の関係者がロイターに語った。１月３０日にはマスク氏がＧＳＡを訪れ、続いて腹心チームがやってきた。

マスク氏のチームは翌１月３１日、各省庁のために毎年６兆ドル余りを送金し、社会保障給付や税還付などの対象者の個人情報が含まれている財務省の支払いシステムにもアクセスしている。

バイデン前政権時代に行政予算管理局（ＯＭＢ）幹部だったマイケル・リンドン氏は、マスク氏腹心らによる支払いシステムへのアクセスは、彼らに行き過ぎた権限を与えかねないと懸念する。「連邦政府の支払いが選別できるようになってしまう」からだ。

 

 

＜行き過ぎた行動＞

マスク氏が率いる宇宙企業スペースＸの元エンジニア、トーマス・モリーン氏は「マスク氏の企業で働いていたわれわれには今、連邦政府内部に何が起きているかが分かる。マスク氏の忠実な部下たちには、彼の全ての思いつきや望みを可及的速やかに実行することが経験と勘で染みついている」と述べた。

ガバナンスの専門家の見立てでは、マスク氏は既に、トランプ氏が１月２０日に署名した政府効率化省に関する大統領令で定めた任務の範囲を超えているようだ。

この大統領令は、政府の効率性と生産性を最大化するために連邦のテクノロジーとソフトウエアを近代化することを同省に託した。また職員採用や募集凍結に関する他の命令には、政府効率化省が他の省庁と協力して提言を行うと記されている。

ところがマスク氏や腹心らは、単なる提言以上の行動をしているように見える。

政府効率化省の職員はこれまでに、ＵＳＡＩＤ本部の重要情報へのアクセスを巡って安全保障当局と衝突し、ＵＳＡＩＤの縮小作業に深く関与している。

 

こうした中で不安に駆られた政府職員はレディットやシグナル、フェイスブックなどのソーシャルメディアを通じて自分たちの組織内で展開している事態を報告し、対応策を話し合っている様子がうかがえる。政府効率化省の人事担当者は情報をリークしている人を特定するため電子メールに目印などを付けているから注意しろ、と呼びかける投稿もある。

野党民主党議員などのマスク氏批判派は、同氏が政府に敵対的買収を仕掛けたと非難。公務員労組はマスク氏による重要なコンピューターシステムへのアクセス禁止を求める訴訟を起こした。

民主党のジェイミー・ラスキン下院議員は「われわれにはイーロン・マスクという第４の統治権力を持った覚えなどない」とＵＳＡＩＤ本部の外で記者団に語った。

また、マスク氏による政府職員への早期退職勧告に関して、ミネソタ大法科大学院のニック・ベドナー准教授は、マスク氏と腹心が政府職員の人事や連邦政府の支払いで強大な権力を持っていることに深い懸念を表明。傘下企業が政府とさまざまな契約をしているマスク氏が、利益相反を疑う声が多い立場にいるのも異常なことだと付け加えた。

 

 

参考記事

ロイター

マスク氏率いる「ＤＯＧＥ」職員、政府の機密データにアクセス＝報道

 

読売新聞

トランプ政権、政府の機微なデータをＡＩで分析か…「ＡＩ利用規則を大きく逸脱」報道

 

 

ブルームバーグ

 

マスク氏ＤＯＧＥ、米連邦機関介入はどこまで許されるか

 

ＷＩＲＥＤ　

19歳「DOGE」スタッフの米政府機密アクセス、セキュリティ専門家が疑問視

イーロン・マスクの「DOGE」が米政府の内部情報を掌握する未来

 

 

編集後記

フランスの検察庁が、マスク氏がⅩのアルゴリズムを密かに改変して自分と意見が近い極右の意見がより上位に反映されるようにⅩをいじった疑いで捜査を開始したと報じられています。

最近、私も情報収集にＡＩを使い始めたのですが、かつてＧｏｏｇｌｅのＡＩボットがネオナチに飼いならされてしまってホロコーストはなかったと回答し始めた事件がありましたよね。

いつかちゃんと書きますが、スカイネットが勝手に核戦争を始めるシュワちゃんの「ターミネーター」を私は前はジェームズ・キャメロン監督が創作したダークファンタジー＝絵空事だと思っていましたが、いまＡＩを実際に私でも少し使えるようになってみて初めて、ＡＩ規制が急務なことを実感しています。

ドナルド・トランプよりある意味恐ろしい存在だと思います。イーロン・マスク。

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秋風亭遊穂師匠の

 

トランプ政権のナンバー２にのし上がったイーロン・マスク氏が大統領就任行事でナチス式敬礼を連発。トランプ大統領は議会襲撃事件の容疑者１６００人全員に恩赦。第２次トランプ政権はもはやファシズム政府だ。

 

へのコメント

 

　反ユダヤ主義を批判すべきネタニヤフが、本来ならイーロン・マスクを非難すべきですが、「不当に中傷されている」と擁護しました。ネタニヤフにとって、ホロコーストはその程度の認識しかないことを表しているでしょう。だからガザをせん滅しようと企み、西岸地区へも違法入植をどんどん進めています。ネタニヤフのいう「反ユダヤ主義」とは、イスラエルの蛮行を批判する主張を意味していることがさらに明白です。

　また、マスクのナチ式敬礼を批判すべきADLも「興奮した瞬間のぎこちないジェスチャーであり、ナチス式敬礼ではない」と擁護しました。ADLとは、 Anti-Defamation Leagueで、名誉毀損防止同盟を意味します。ユダヤ系団体で、イスラエルを擁護し、反ユダヤ主義や人種差別、偏見などのあらゆる形態の憎悪と闘うことを目的とします。ADL のホロコーストに対する認識は甘いでしょう。

　そのADLも、マスクの冷酷でふざけた旧ツイッターでの投稿に対して、 Jonathan Greenblatt 氏（CEO）は「これまで何百回も言ってきたし、また言おう。ホロコーストは極めて邪悪な出来事であり、それを軽視するのは不適切で不快だ」「ホロコーストはジョークではない」と旧ツイッターに投稿しました。

　批判を受けているイーロン・マスクのふざけた投稿についての記事です。

Elon Musk jokes about Nazis after Netanyahu defends him as ‘great friend of Israel’
https://www.timesofisrael.com/elon-musk-jokes-about-nazis-after-netanyahu-defends-him-as-great-friend-of-israel/

　どのようにふざけているのか、生成AIに教えてもらいました。

1. Don’t say Hess to Nazi accusations!　（ナチスの非難にイエス（Hess）と言うな！）
**ナチスの高官 Rudolf Hess の名前をもじり、「Yes 」と 「Hess」をかけた。

2. Some people will Goebbels anything down! （何でもガツガツ食べる人もいる！）
**ナチスの宣伝大臣であった Joseph Goebbels のことを指している。これは、ガツガツ食べるという意味の 「gobble 」と「Goebbels」をかけた。

3. Stop Gőring your enemies!"（敵を傷つけるな）
**これは、ナチ党の主要メンバーであった Hermann Göring に関するもの。これは、「突き刺す、傷害を負わせる」という意味の「goring」と「Göring」をかけた。

4. His pronouns would’ve been He/Himmler!"（彼の代名詞はHe/Himだっただろう）
**これは、ナチス・ドイツで最も権力を持った人物の一人、Heinrich Himmler を指している。ヒムラーの代名詞は 「He/Him 」であり、「Himmler 」にかけている。

5. Bet you did nazi that coming　（こうなるとは思わなかっただろう）
**「Nazi 」と 「 not see 」をかけた。聞き手がジョークを予想していなかったことを示唆している。

　よくもまあこんなに考えたものだと呆れます。それに絵文字まで入れていますから、どれほど軽薄な人格か、さらに軽蔑を深めました。こんな人物がトランプと共に地獄の扉を開けようとしています。

 

 

　トランプは対外援助機関のUSAIDを閉鎖するつもりのようです。一連の騒動と、USAID の役割が掲載された記事です。

What is USAID, the foreign assistance agency the Trump administration wants to shut down?
https://www.nbcnews.com/news/us-news/what-is-usaid-trump-musk-shut-down-budget-funding-doge-rcna190441

　USAIDは貧困、疾病、その他の危機を軽減することで紛争国やその他の「戦略的に重要な国」を支援しているーー冷戦期に導入した点を見ても政治的思惑があることは否めません。アルジャジーラは「冷戦中には軍事政権下の台湾や韓国、モブツ・セセ・セコ政権下のコンゴ民主共和国など友好的な独裁政権を支援するためにUSAIDを利用した。」と批判しています。

What is USAID, and how central is it to US foreign policy? （アルジャジーラ 025/2/3）
https://www.aljazeera.com/news/2025/2/3/what-is-usaid-and-how-central-is-it-to-us-foreign-policy

　しかし、これで救済された人々がいることも事実。130か国に援助をしています。2023年度予算は400億ドルを超えるとか。（ただ、この援助は五輪の備品調達のような歪みがあるとも言われ、マスクはそこを突いたのかもしれません。）

　対外援助資金凍結を受けて、USAIDの契約業者数百人が無給休暇となり、一部は解雇された1週間後、マスクは月曜日、政権が同機関の閉鎖に向けて動いていると発表しました。 なんでこの人が言うんですかね？

　また、彼はこんな妄言を旧ツイッターに投稿。

=====
「USAIDは犯罪組織だ。死滅すべき時だ。」
「USAIDがあなたの税金を使って、生物兵器の研究に資金を提供していたことをご存知だろうか。何百万人もの人々を殺したCOVID-19を含む生物兵器の研究に資金を提供していたことを？ COVID-19を含む生物兵器の研究に資金を提供し、何百万人もの人々を殺したことを？」
=====

　さらにUSAID を、「極左政治心理作戦」や「狂った金の無駄遣い」と呼び、 「USAIDはプロパガンダを掲載するためにメディア組織に金銭を支払っている」と。

　トランプも「それは過激な狂人集団によって運営されてきたが、我々は彼らを追い出すつもりだ」と。

　ロシア（スプートニク）も USAID を「政権交代にUSAIDの隠れた関与？ 2006 年までに、米国はジョージア、ウクライナ、キルギスタン、レバノンの革命を煽った『民主主義プログラム』への資金提供における役割を公に認めました。」と攻撃しています。
　陰謀論系の即時停戦論者もカラー革命は米国が操ったと言いましたが、このことでしょう。
　
　Brian Schatz 上院議員は「USAIDの解体は違法であり、私たちの安全性を低下させる。USAIDは連邦法によって創設され、議会によって資金が提供されている。ドナルド・トランプとイーロン・マスクは、ペンの一筆でUSAIDを廃止することはできない。法律を成立させる必要がある 」と述べました。
　残念ですが、トランプの恫喝におびえる共和党議員が造反するようには思えません。

　この影響は甚大です。
What USAID does, and why Trump and Musk want to get rid of it　(CNN 2025/2/4)
https://edition.cnn.com/2025/02/04/politics/what-is-usaid/index.html?iid=cnn_buildContentRecirc_end_recirc

引用開始----
　サハラ以南のアフリカは、援助停止中に他のどの地域よりも大きな被害を受ける可能性がある。米国は昨年、この地域に65億ドル以上の人道支援を行った。診療所にやってきたアフリカのHIV患者は、ドアが閉ざされていることに気付いた。この診療所は1980年代の世界的なエイズ流行の抑制に貢献し、高い評価を受けた米国のプログラムによって資金提供されたもの。
　ラテンアメリカでもすでに影響が出ている。メキシコでは、南部の移民のための混雑した避難所に医師がいない状態になった。ベネズエラから逃れてきたLGBTQ+の若者にメンタルヘルス支援を提供するプログラムは解散された。
　コロンビア、コスタリカ、エクアドル、グアテマラでは、移民が合法的に米国に入国するための申請ができるいわゆる「セーフ・モビリティ・オフィス」が閉鎖されている。
引用終了----

　チェコの人道援助機関 Caritasのサイトも以下のような指摘をしています。
　
5 impacts of Trump’s decision to shut down USAID　（Caritas 205/2/4）

1. 医療を必要とする人々への医療費の大幅な削減
2. 子どもの教育に対する脅威
3. 食糧自給率の低下
4. 難民および脆弱なグループの統合への影響
5. 危機地域の安定に対する脅威

　マスクやトランプの発想の根源は、効率化（？）のために一度すべて無くして、必要なもの（自分たちの利益にかなう）を精査するというものです。
　ガザの住民を排除するのも同じ意味でしょう。トランプは彼らをモノ扱いしています。