
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
石破茂内閣総理大臣は2025年3月13日に記者団に対し、3月3日に総理大臣公邸で行った自民党の当選1回の衆議院議員15人との会食に先立って、出席議員の事務所に1人10万円分の商品券を届けたことを明らかにしました。
石破首相は、商品券は会食の土産代わりで議員の家族をねぎらう意図などもあったとしつつ
「私自身の私費、ポケットマネーで用意した。
政治活動に関する寄付ではなく、政治資金規正法上の問題はない。
私の選挙区に住んでいる人はいないので公職選挙法にも抵触せず、法的には問題がないと認識している」
と述べましたが。
大嘘です。
既にピンチだったのに自分で自分の首を絞めるとは何をやっとんねん。
自民党の会合で「受けることばっかりやっていると国は滅びる」と大見えを切った石破茂首相だが、高額療養費の限度額を引き上げようとしたのは少数者の負担で多数者の利益を図る方が選挙で「受ける」と考えたからだ
ご存じ、政治とカネの問題の権威である上脇博之神戸学院大教授は
『政治資金規正法は、個人から政治家に対する金銭等の寄付とその受領を禁じており、今回の行為が同法に抵触する可能性もある。
プライベートで商品券を渡したならば同法の対象外だが、昨年10月の衆院選で初当選したばかりの新人議員と以前から付き合いがあるとは思えない。
首相サイドの支出は「私費から」だという主張は、違法との指摘を逃れるための後付けと見られても仕方ない。
商品券は換金できる。
事実上の裏金になっていたかもしれない。』
とコメントされています。
総理総裁である石破首相が、総理公邸に自民党議員を呼ぶ際に10万円の商品券をそれぞれの議員事務所に配布しているのですから、プライベートの贈答のわけがありません。
むしろ上脇先生のご指摘のように、新たな裏金事件の発覚ですよ。
そもそも、石破政権は企業・団体献金の禁止に反対して透明性を確保する方がいいとか何とか言ってたくせに、今月にこんな政治資金規正法違反を隠れて不透明なことをやってるんですから、何の説得力もないでしょう。
さて、政治資金規正法21条の2は、
『何人も、公職の候補者の政治活動(選挙運動を除く。)に関して寄附(金銭等によるものに限るものとし、政治団体に対するものを除く。)をしてはならない。』
と規定して政治家の政治活動に関して寄付をしてはならないと定め、政治家個人への金銭等の寄付を禁じています。
まず総務省によると、もちろん金銭等には商品券など有価証券が含まれると解釈されます。換価したら現金になるんですしね。
そして、自民党総裁でもある石破首相が初当選の議員にお祝いとして商品券を配布したら、それは相手の政治活動に関する寄附になるでしょう。
選挙ご苦労さまという慰労の趣旨だとか石破首相は言っていますが、選挙がまさに政治活動の最たるものではないですか。
そして、この罪の場合、寄付した側も寄付された側も1年以下の禁固または50万円以下の罰金という罰則の対象となります。
この事件が発覚して商品券を受け取った議員たちは慌てて返還したそうですが、初当選で知らなかったのかもしれませんからお気の毒ですが、もう既遂です。
それにしても一番悪いのは石破茂首相で、いきなり自分のみならず初当選議員の経歴にもケチを付けてしまいました。
石破氏が権力にしがみつけばつくほど、自民党の負け方が酷くなるので、せいぜい粘りなはれ。
石破首相が6月の東京都議会議員選挙と7月の参院選で勝つために、8月の高額療養費上限額引き上げ見送りを発表。喉元過ぎれば熱さを忘れて選挙に勝ったらまた凍結を解除するに決まっている石破政権に騙されるな。
石破首相はこれまでも同じようなことをしたことがあることを認めているんですが、掴み金をばらまきまくって、自分が政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の真似かよ。
それにしても自民党の裏金問題など政治とカネの問題が通常国会で問題になっている真っ最中の今月に、総理自身が自民党議員に寄付をしまくるってどういう了見なんですか。
ポケットマネーから出したという言い訳もしているんですが、第一にそれって石破首相の行為の違法性と何の関係もないし、第二に150万円も自腹でばらまく金銭感覚に国民が反発するということがわからないのでしょうか。
庶民はみんな、10万円の商品券なんてきっと生まれてから一回も見たことないぞ!!
こんなことをサラッといえるところが、政治とカネの問題の感覚が狂っている証拠。
石破茂首相が施政方針演説で選択的夫婦別姓制度に触れず無視。企業・団体献金の禁止について「重要なことは有権者に判断材料が正しく提供されること」と献金され続ける気満々。#石破内閣の総辞職を求めます
さらに、石破首相は記者から商品券配布の違法性を問われ
「政治資金規正法第何条のどの趣旨をおっしゃっておられますか。第何条のどの条文をおっしゃっておられますか」
とサイコパス政治家筆頭の石丸伸二氏並みの逆切れ逆質問をし続けて記者をめっちゃ詰めていますが(後掲の産経新聞の一問一答参照)、人の本性は土壇場に出るといいますか、この人の政治家としての本質も、人としてのダメさ加減もこの大ピンチの場面で明らかになりましたね。
この人の政治家生命はもう終わりです。
さようなら。
石破首相は記者から商品券配布を問われ「政治資金規正法第何条のどの趣旨をおっしゃっておられますか。第何条のどの条文をおっしゃっておられますか」と逆質問しましまた。
— 三浦誠・赤旗社会部長🍉編集センター (@redbear2014) March 14, 2025
逆ギレですね。
記者の背後には国民がいます。逆ギレは真実を知りたい国民を愚弄しています。 https://t.co/ueTKdEL5KM
石破茂首相は「企業・団体献金を禁ずることは少なくとも憲法21条に抵触する」との答弁の誤りを認めて3日で修正。「違反するとまでは申しません。そこは言い方が足りなかった」。足りなかったのではなく言いすぎ!
自民党〝裏金〟事件 刑事告発は続く 民主主義をあきらめない
編集後記
【#滅べ自民党】極右政治家石破茂の真実の記録。「憲法9条2項削除」「国防軍創設」「軍法会議創設」「徴兵拒否には死刑か懲役300年」「核武装のために原発推進」【#自民党の無い平和な社会】
石破氏も何回も何回も総裁選で負けてやっと総理になったと思ったら、こんな不要不急の間抜けな凡「ミス」をやらかして辞任とか、人の人生って儚いもんですね。
自分に人望ないのがわかっているから、一人でも支持者を増やしたくて焦ったんでしょう。
まず、きっちり石破首相には落とし前を付けさせて辞職まで追い込まないといけないです。
ただ、今年改選組で高市早苗氏の推薦人でもあった西田昌司参議院議員が石破首相に退陣を求めたのとドンピシャリのタイミングでこのスキャンダルが発覚しただけに、高市氏が勢いに乗らないといいんですけどね。
石破氏に未練がある一部リベラル左派界隈では安倍派の陰謀だとか何とかいうはなしになってんだろな~(-_-;)
一年生議員15人に配ったら、そりゃ話が漏れるに決まってるのに。
とにかく、誰がなっても悪人の自民党なので、次の総裁に誰になっても、自公両党をきっちり選挙で負けさせ続ければいいことです。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
首相の鳥取1区に「お住まいの方いない」
首相「3月3日、自民党所属の当選1回の衆院議員15人と会食し、それに先立ち、出席議員の事務所に商品券をお届けをいたしました。会食のお土産代わりに、ご家族へのねぎらいなどの観点から、私自身の私費、ポケットマネーで用意したものでございます。これは法律に抵触するものではございません。そのような趣旨のものでありますので、政治活動に関する寄付でもございません。政治資金規正法上の問題はないということでございます」
「また、私の選挙区にお住まいの方も全くいらっしゃいませんので、公職選挙法にも抵触をするものではございません」
「以上のようなことで、法的には問題がないというふうに認識をいたしておるところでございますし、事実、その通りでありますが、大勢の皆様方にいろいろとご心配おかけをして、いろいろな思いを持たせているということにつきましては、大変申し訳ないことだと思っております。私からは以上です」
「どの条文か」5回繰り返す
司会「ご質問あれば」
──政治資金規正法に抵触しないと考えるか
首相「政治資金規正法第何条の、どの趣旨で仰っていますか」
首相「第何条のどの条文を仰っていますか」
──………すいません
首相「いま、政治資金規正法上と仰いましたので、第何条のどの条文か仰っていだたけますと、正確にお答えできますが」
──………すいません
首相「どうぞ仰ってください。法律上の解釈を仰っておられますので」
司会「その他、いかがですか」
──商品券は首相のポケットマネーからか
首相「さようでございます」
──事前に首相は商品券を配ることは承知していたのか
首相「当然、その通りでございます」
「どうぞ」
──政治資金規正法21条の2項に抵触するのではないか
首相「ですので、そこのどこの部分ですか」
──………ちょっとお待ちください
司会「じゃあ、他のご質問」
「これは政治活動ではない」
──これまで他の会合でも配ったことはあるのか
首相「個々の会合一つ一つについては、詳しく記憶はいたしておりませんが、そういうようなことが、先ほど来申し上げておりますように、公職選挙法、政治資金規正法上、何ら問題はございません」
──今回が初めてではないと
首相「ではございません」
──すいません。(公職の候補者の政治活動に関する寄付の禁止を定めた政治資金規正法)21条2項は「何人も公職の候補者の政治活動に関して寄付をしてはならない」と定めている
首相「これは政治活動ではございません。これは、どこが政治活動という風に仰っておられますでしょうか」
──今回の会食は政治活動ではないと
首相「ございません。それは本当に、党総裁として『本当にご苦労をかけてすまなかったね』ということでございまして。それは政治活動とは関係のないものでございます」
──今回の配布は首相自身が指示して行ったか
「お騒がせして申し訳ない」
──進退に影響するかどうか
首相「公職選挙法にも、政治資金規正法にも、なんら抵触をするものではございません。本当に総裁として『ご苦労をかけてすまなかった』ということで、そのことをもってして、法律に違反をするものだということではございません。ですので…はい?」
──首相の職は続投されるということか
首相「法的には何ら抵触するものではございませんが、このことによってお騒がせをしておるということは申し訳ない」
──国民が物価高に苦しむ中で10万円の金銭を国会議員に渡したのは理解を求めるのは難しい部分があるのでは
首相「きょうの国会でも申し上げましたが、物価高を上回る賃金上昇をと、政府として全力を挙げて取り組んでいる。ですので(1期生議員は)本当に、選挙、その前の活動、何年も何年も苦労をしておられると。私自身、そうでしたし、そういうことについてのご慰労の意味というものもございました」
「ですが、そこが国民の方々の思いに反することがあったとするならば、それは申し訳ないことでございます」
「なぜ政治活動になります」
──今回の件で国民の不信感につながらないか
首相「国民の方々が、そのように思われたということ、そういうことであれば、それは申し訳ないことだったと思っております」
首相「そういうふうに思いになったという方がおられるということは、それを事実として受け止めなければなりません」
──総裁として会食に臨んでいる。政治活動でないというのは社会通念上理解を得られるか
首相「それはなぜ政治活動になりますか。自分自身、選挙をやってきて、まして初当選のときには言うに言われない苦労があったということだったと思っております。そのときに『厳しい選挙を戦った皆さん方に本当にご苦労さま』ということが、政治活動に当たるとは思っておりません」
「選挙やれば分かる」
「ほんとうに選挙やれば分かりますけれども、多くの方々のご理解ご支持を得て、議席を得るというのは本当に大変なことだったと思っています。そういうことについて、公認をした総裁として、『ご苦労さま、ありがとう』ということでございまして、それは政治活動というものとは次元の異なるものだと思っておりますし、そういう意図も全くございません」
首相「それは党内でどうであったかということを私は知る立場にはございません」
──首相自身は慣例でやっていたと
首相「それは本当に選挙で苦労した人たち、そういう方々に対して本当にすまなかった、ありがとうということはいたしてまいりました。はい。それは自分のポケットマネーから『ありがとうすまなかったね』という思い、それは常に持っております」
司会「よろしいでしょうか。まだ当たっていない方おられませんね」
──商品券を渡した議員全員から返却があったという事実関係を
首相「私自身、全て把握しているわけではございません」
「はい、以上です。ご苦労さまでした」
石破茂首相が自民党衆院1期生との会食に際し、首相事務所が土産を名目に1人10万円分の商品券を配布した問題を巡り、与党内からも「首相自身の問題だから、かばいようがない」など首相の責任を追及する声が相次いだ。
問題発覚を受けて、政権を支える党幹部は「石破さんらしくないことをしたものだ」とため息をついた。高額療養費の患者負担増を巡り、首相の決断が二転三転し、政権の不安定さが露呈したばかりなだけに「一難去ってまた一難だ」と頭を抱えた。
首相は14日午前、首相官邸で記者団の取材に応じ、「私のポケットマネーから慰労のつもりで渡した」と強調。政治資金規正法が禁止する「政治活動に関する寄付」には当たらず、法的に問題はないと釈明した。
ただ、党閣僚経験者は派閥裏金事件を引き合いに「裏金事件も法的にはほとんどの人が不起訴だった」と批判。昨年10月の衆院選で裏金議員12人を非公認とし、公認した場合でも比例代表との重複立候補を認めないなど厳しく対応してきた首相の責任を問う声は、党内でも強まっている。7月に参院選を控える中で、「クリーンな政治」を掲げる公明党の関係者は「かばいようがない。もう石破さんは立っていられないだろう」と突き放した。
自民ベテランは「高額療養費の問題がかなりひどかった。ここに来てさらにこの話だ。内閣支持率はかなり落ちるかもしれない」と政権運営へのダメージを懸念。「これ以上自民党が沈めば政権交代になる」と語った。【小田中大、野間口陽】
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
今朝のTVはこればかりでした。各党の党首級がコメントしているのを見て、「駄目だコリャ」と呆れましたね。
一番ひどいのは「公選法違反だ」と言った玉木国民民主党代表。「15人の中に私の選挙区の方は居ません。」と首相にバッサリとやられてしまいました。
もうちょっと法律学べよ。団扇やカレンダーを配った事例を思い出したのでしょう。状況の違いが理解出来ない方のようですね。
さて、政治資金規正法ではどうでしょう。石破首相が「違反」だとする記者に、何条のことを言っているのかと聞き返しました。結局「第21条の2」だとなるのですが
(公職の候補者の政治活動に関する寄附の禁止)
第二十一条の二 何人も、公職の候補者の政治活動(選挙運動を除く。)に関して寄附(金銭等によるものに限るものとし、政治団体に対するものを除く。)をしてはならない。
(「℮-GOV法令検索」より)
とあり、「政治活動に関して」と限定し、ここでの寄附は「金銭等によるものに限る」とも規定しています。
私は、法律を学んではいませんので正確な解釈は無理ですが、「政治活動とは関係なく、貴金属や腕時計等」のプレゼントであれば法に触れないということなんでしょうね。
さらに今回は石破首相が「ポケットマネー」と言っている点で、「議員個人から議員個人への寄附は禁止されている」としてメディアは問題視しているようでした。では、これまでよくあった(とされる)年末の「モチ代」や海外視察(旅行)出発時の「餞別」のように、官房機密費から支出されていたらよかったということでしょうか。
私には、マスコミ各社、各野党のコメント・対応は、あのアメリカに言われるままに組んだ防衛予算を無傷で通すマヌケぶりを、必死に覆い隠すための小細工にしか見えませんでした。
政治資金規正法を持ち出すのは、「その法律を誰が弄って来たと思ってるんだ」という自信の現れでしょう。
企業団体献金を制限するはずの政党交付金が決まった後でも、抜け道をしっかり開けて、三菱や住友を始めとする「賄賂を贈りたくて仕方ないニッポンの超一流企業」に道を開き続けてきたのは、自民党を始めとする立法府の連中です。
本当はおカネが欲しくて欲しくてたまらない、自民党や公明党や民主党や維新やその他ほとんどの政党の連中が、独占的な権力をもって法律を弄って来た訳です。抜け道をいくつもいくつも張り巡らしているのは当たり前でしょう。
そしてこの20年ほど、自民党は露骨に「賄賂は効く」ことを示し続けて来た訳です。
この程度のことで便利な総理大臣を追い詰めるなど、賄賂をもっと出したい意欲に燃える三菱住友三井その他経団連(日本最大の贈賄組織)企業を始めとする、数々の贈賄企業が許さない。
そんな計算が石破にあるのは、ある意味当然かと思います。政治とカネの問題については、安倍晋三のように堂々と居直った者が勝つのです。
その程度の国だということです。