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2025年2月7日に行われた日米首脳会談。
イタリアの右派首相であるメローニ氏がイーロン・マスク氏の仲介で就任式前の1月6日に会った例はありますが、就任後のトランプ大統領に会いに行ったのは石破茂首相がイスラエルのネタニヤフ首相に続いて世界の首脳で2番目です。
どの先進国の首脳も様子見の中、あえて石破氏が不要不急なのに火中の栗を拾いに行ったのは、少数与党で支持率も低迷している挽回のために起死回生の賭けに出たと言えるでしょう。
石破首相の外交手腕には最初から疑問符がついていましたし、自民党安倍派からは「安倍昭恵氏さえトランプ夫妻と会えたのに、石破首相はトランプ大統領に会ってもらえない。安倍首相がトランプ大統領と個人的な関係を築いたようなことは石破には無理だろう」と非難されていました。
また、岩屋外相が訪米より先に訪中して中国富裕層向けの特別なビザを発行すると発表したことで、これまた右派から叩かれていた石破政権。
トランプ大統領と信頼関係を築ける、アメリカ重視の外交に変わりはないと証明しなければいけないという私利私欲で、リスクを冒して早期訪米を果たしたのですが、まさかこれほど石破氏がプライドをかなぐり捨ててトランプ氏をおだてて天まで持ち上げて帰ってくるとは。
会談の冒頭で石破首相は安倍昭恵氏を通じてトランプ大統領から自身へ贈られたフォトブックについて語りだし
「ピースと書かれていたことに、非常に感銘を受けた。深い思いが込められていると感じた」
と切り出し、このフォトブックの表紙に使われた2024年7月のトランプ氏の暗殺未遂事件時の写真について
「ひるむことなく立ち上がり、拳を天に突き上げ、背後には星条旗がはためき、青い空が写っていた。歴史に残る一枚だ」
と述べて、飼い主に腹を見せる犬のようにいきなりトランプ氏に気に入られようと全力で媚びました。
どんな極秘戦略や。
そして、石破氏は暗殺未遂事件について「神に救われた」と事件を振り返るトランプ氏に調子を合わせて、
「あの時、大統領閣下は『神様から選ばれたのだ。必ず大統領に当選する』と確信されたに違いない」
と発言したんです。
閣下って(-_-;)。
実は、石破首相とトランプ大統領の唯一の共通点がキリスト教のプロテスタントの一派「長老派」に属しているという話があるのですが、それにしてもキリスト者として「神に救われた」と自分で宣伝している人に「神様から選ばれた」と文字通り天まで持ち上げるとか、お前の信仰心はどうなっとんねん、と言いたくなります。
自分が暗殺されかけたことを永遠に悪用するトランプ大統領とその追従者。
トランプ米大統領候補暗殺未遂。人間社会で人殺しは絶対の悪だし、政治的意見にいかなる対立があっても、暴力で相手を亡き者にすることは絶対許されない。
さらに石破首相は、トランプ氏の選挙スローガンMAGA=「米国を再び偉大に」について、
「忘れ去られた人々に対する深い思いやりに基づくものだ」
との見方を披露しました。
どこがやねん。
ここまで、石破官邸と外務省で練りに練った作戦だったのでしょうが、「ピース」や「思いやり」とは真逆のことをしまくっているトランプ氏にこの必死のお世辞攻勢、全くうちの国の代表なのに恥知らずとはこのことでしょう。
それでも、石破首相の訪米がおおむね高評価なのは、石破氏に対する期待値が非常に低く、トランプ氏への恐怖が膨れ上がっていたからでしょう。
うちだって石橋訪米前の2月5日に書いた
石破茂首相が訪米しトランプ大統領と会談する予定に。「日米同盟を更なる高みに引き上げていきたい」と言うが更なる高い兵器を買わないように。「法の支配」を言うならイスラエルとロシアに言わせなさい。
という記事の最後に
「でも本音で言うと、うちのブログは一部のリベラル派と違って石破茂首相には全く何も期待していないので、石破氏におかれましては国会答弁と同じくのらりくらりかわして、何も約束しないでかえってこいというのだけが望みです。」
と書いたくらいですから。
「会談が終わったあとにトランプ大統領が会心の笑み、石破首相が愛想笑いとなりませんように。」
と書いたとおりになった。
それにしても、驚くのは私が上の記事で書いた通り、石破首相は2月3日の衆院予算委員会で中国のインド太平洋への進出を阻止するために
「力による現状変更は認められないことを日米間で共有する」
と述べて、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化を確認するとして
「法の支配と『自由で開かれた太平洋』という概念は日本と米国と齟齬が生じるとは思っていない」
と述べていたのに、なんと首脳会談の中でも日米共同声明の中でも一回も
「法の支配」
という言葉が出てこなかったんですよ。
これにはたまげました。
石破首相から「法の支配」を言い出したら、パレスチナ自治区ガザ住民の違法な域外強制移住を主張し、地球温暖化防止を目指すパリ協定からの再離脱やWHOからの脱退を決めて国際社会に反旗を翻しているトランプ大統領が喜ばない、非難されていると受け取られると思ったのでしょう。
これに対して例えば朝日新聞の2月9日付け社説
は
「少数与党で政権基盤の弱い石破首相の、自国第一を掲げて国際協調に背を向けるトランプ米大統領との初顔合わせは、安全保障や経済での協力強化で合意するなど、まずまずの滑り出しとなった。」
から始まり、批判精神ゼロ。
これでは村野瀬玲奈代表から
「アメリカ合衆国、もとい、トランプ分断国のドナルド・トランプ大統領と日本の石破茂自民党首相の米日首脳会談。
これに対して肯定的な評価やあいまいな評価や評価保留をしている人や報道業者は、アメリカの政治が日本国と日本国民に大きく負の影響を与え続けてきていることに無頓着すぎるのではないでしょうか。
今回特にそう思わずにはいられませんでした。」
「日本人と日本の報道業者、そしてもちろん、政治家(議員)に常に必要なのは、現在以上の不利益を日本国と日本人がこうむらないように、日本が可能な限りアメリカから自立できるように、注意深くアメリカという超大国の政策や外交に対峙するように思考することでしょう。
しかし、日本国内には残念ながら、そういう態度を持つ人や政治家や政党や報道業者は少ないです。
問題解決や現状改善のためには、そういう態度を持つ人や政治家や政党や報道業者こそが必要なのに。」
とこっぴどく叱られるのも当たり前です。
「トランプ・石破の日米首脳会談への批判的視点が日本には(いつものように)足りなくて危険です。 #TheDividedStatesOfTrump」
村野瀬代表が批判している日米首脳会談を肯定している報道業者筆頭が日本維新の会創設者の橋下徹氏。
2月9日のご存じフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」で
「僕は大成功だと思います」
「官僚の皆さんが本当にしっかりと準備をして素晴らしい共同声明をまとめたし、僕はやっぱり石破さんの人柄も影響したと思います」
と大絶賛。
石破首相もトランプ大統領の訪日を大阪万博に合わせて要請すると言い出す。
さらに、ダメな政治家代表が今回の訪米にNHKの「日曜討論」で100点満点をつけた公明党と、不倫で役職停止処分になっているので日曜討論に出られなかった国民民主党の玉木雄一郎代表。
玉木氏はⅩで
「素晴らしい日米首脳会談だったと思います。」
「強固な日米関係が世界の平和と安定に寄与することを期待します。
トランプ大統領、石破総理、そして両国の外交当局に心から敬意を表します。」
ですって(-_-;)。
現在、維新と国民民主でどっちが自公政権に媚び勝てるか勝負しているわけですが、トランプ大統領におもねりまくってきた石破首相にさらに媚びている両党の醜悪さときたら!
素晴らしい日米首脳会談だったと思います。
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) February 8, 2025
強固な日米関係が世界の平和と安定に寄与することを期待します。
トランプ大統領、石破総理、そして両国の外交当局に心から敬意を表します。 https://t.co/PISHY5Xhhf
それに引き換え、日本共産党の山添拓政策委員長は「日曜討論」の中でも毅然としていたそうです。
この番組の中で山添氏は石破首相の訪米について
「批判すべきを批判せず、ひたすらトランプ氏におもねった。
卑屈で危険な日米同盟絶対の姿が露呈した会談だった」
「国際秩序を踏みにじって、人類が協力して取り組むべき課題に次々に背を向け続けたのがトランプ氏だ」
「首相は一切批判せず、逆にトランプ氏を持ち上げるばかりだ。
トランプ氏の顔色をうかがう異常さが際立った」
と猛烈に批判しました。
地球温暖化否定の陰謀論者トランプ大統領が就任初日にパリ協定からの離脱を表明。莫大な献金を受けている石油関連業者のため化石燃料や鉱物などの開発を大幅規制緩和。これはまだ「トランプの悪夢」の序章に過ぎない
絶賛の嵐の中でも構わずバッサリ切る #山添拓 最高 #日米首脳会談 #日曜討論 pic.twitter.com/vDAo6DIb9C
— 𝐄𝐌𝐈𝐋~噴き上がってる人~ (@emil418) February 9, 2025
トランプ大統領が、ガザの住民を移住させる、米国が所有すると述べたことに、石破首相は抗議も撤回を求めることもなく、触れさえもしなかった。そのトランプ氏と「日米同盟をさらなる高みに引き上げる」といいさらなる大軍拡の誓約も。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) February 8, 2025
卑屈で危険な「日米同盟絶対」があらわ。https://t.co/gUisXyOBQv
その「日曜討論」には少数政党だということで参加もさせてもらえない社民党の福島みずほ党首も、石破首相がガザ住民の域外移住やパリ協定の再離脱に言及せず、対米投資を1兆ドル規模に引き上げる方針を伝えたことを
「何ひとつ日本の立場として問題提起せず、米国の家来としてお土産を持っていっただけ。それはダメでしょう」
と批判し、トランプ氏が追加の関税措置を相次いで発動していることについて
「貿易立国の日本からすればとんでもない」
と述べ、米国やイスラエルなどの捜査に関わった国際刑事裁判所(ICC)職員に制裁を科す大統領令に署名したことについては
「法の支配を踏みにじる行為だ」
と指摘し、石破首相が持論とする日米地位協定の改定を会談で言及しなかったことにも
「米兵による性暴力被害があるのに何一つ日本の立場として問題提起しなかった。トランプ氏にこびているだけで、世界のため、日本のために意見を言わない。どこの首相なのか」
と切り込みました。
ほんとに社民には次の参院選で2%の得票を死守してせめて政党要件を守ってほしいものです。
トランプ大統領がネタニヤフ首相との共同記者会見でガザ市民の全員強制移住を打ち出し、「アメリカがガザを所有する」「土地を平らにして経済発展を作り出す」「パレスチナ人は喜んでガザを離れる」と言い出す(呆)
沖縄で頻発する性暴力の問題の解決のために沖縄から来られた皆さんたちから要請を受けました。被疑者段階での身柄の確保を日本ができないと言う日米地位協定の改定はなんとしても必要です。日米地位協定の改定をしましょう。 pic.twitter.com/QLexL8NKTo
— 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) February 7, 2025
それにひきかえ、衆院選での議席増でこの「日曜討論」に堂々と出席できたれいわ新選組。
なんとあのウクライナ戦争で侵略しているロシアには撤退を求めず侵略されているウクライナに停戦を求める「今こそ停戦を」一派の反米こじらせ論者、伊勢崎賢治氏が党の外交・安全保障の担当として出席したのには驚きました。
これでもう、れいわ新選組は外交・安全保障政策では「まともな野党」から脱落です。
そして、伊勢崎氏はせっかくウクライナ戦争でもっぱらアメリカとNATOを責めるような反米拗らせ論者なのに、番組での発言の中で「ガザ」という言葉が出たのは
「石破さんは僕にとっては、ガザのことなんかを一緒に活動してきた盟友」
と述べた部分だけで(唖然)、イスラエルという言葉もパレスチナ人という言葉も一回も出ないんですよ(呆然)。
当然、共産党や社民党と違って、伊勢崎氏はトランプ大統領のガザ市民強制移住政策については触れもしません。
こんな無駄に反米をこじらせている人、政党討論会にいらないです、マジで。
#伊勢崎賢治 #れいわ新選組 #日曜討論
— れいわ新選組 (@reiwashinsen) February 9, 2025
【首脳会談 成果と課題は】
石破さんは僕にとっては、ガザのことなんかを一緒に活動してきた盟友ですので、キツイことを言いたくないんですけども、100点満点中の10点ぐらいですね。大変申し訳ないです。… pic.twitter.com/dwdeC2ufFw
今回の石破訪米に100点満点で10点付けたのが何が申し訳ないんだ(怒)。
国際刑事裁判所が戦争犯罪容疑でプーチン大統領らに逮捕状発令。国連人権理事会が殺害・性的暴行・子どもの連れ去りなどロシア軍の戦争犯罪があったとする調査報告書を公表。橋下徹氏、伊勢崎賢治氏らは沈黙。
これが即時停戦派の雄、「今こそ停戦を」一派の中心人物の品性。
沖縄1区でオール沖縄の赤嶺候補に対抗馬を出したれいわ新選組が「衆院選比例東京ブロック1位にウクライナ戦争で事実上プーチンのロシアを応援する伊勢崎賢治を立ててきた(呆)」kojitakenの日記さんより
#伊勢崎賢治 #れいわ新選組 #日曜討論
— れいわ新選組 (@reiwashinsen) February 9, 2025
【日米同盟 中国は】
先ほども申しました、安全保障のジレンマ。これをちょっと申し上げたいんですけれども。
この安全保障のジレンマって、これ安全保障の専門家なら、立場を超えて誰でも回避したい状況なわけですね。… pic.twitter.com/mdtlg3ktoU
参考記事
kojitakenの日記さんより
伊勢崎賢治の妄言「みなさんは中国が1979年以降、どこかの国と何回戦争したかご存知でしょうか。一度もないのです」を肯定的に引用したXを発信した社民党・大椿裕子の不見識に怒る
編集後記
日曜討論での山添氏の発言を詳しく報じ、番組に出られなかった福島氏にインタビューしているのが産経新聞だというね。。。
ただ石破首相を批判したい一心で左側の批判を報じる産経しか共産・社民の真っ当な意見を取り上げない、日本の「報道業者」の堕落もあらわになった今回の石破訪米でした。
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訪米中の石破茂首相は7日、ホワイトハウスで、トランプ米大統領との初の首脳会談に臨んだ。政敵だった安倍晋三元首相が「ゴルフ外交」でトランプ氏と親密な関係を築いたのに対して、石破氏はトランプ氏への「共感」を示す作戦で、まずは無難なスタートを切った。
大統領執務室での会談の冒頭、石破氏がまず触れたのは、トランプ氏から、安倍氏の妻昭恵さんを通じて自身へ贈られたフォトブックだった。
「ピース(平和)と書かれていたことに、非常に感銘を受けた。深い思いが込められていると感じた」。そう切り出すと、このフォトブックの表紙にも使われた2024年7月のトランプ氏の暗殺未遂事件時の写真に言及。「ひるむことなく立ち上がり、拳を天に突き上げ、背後には星条旗がはためき、青い空が写っていた。歴史に残る一枚だ」と述べ、トランプ氏もお気に入りの写真を称賛した。
「神に救われた」と事件を振り返るトランプ氏に調子を合わせて、「あの時、大統領閣下は『神様から選ばれたのだ。必ず大統領に当選する』と確信されたに違いない」と発言。隣に座るトランプ氏は神妙な表情でうなずいていた。
さらに石破氏は、トランプ氏の選挙スローガン「米国を再び偉大に」について、「忘れ去られた人々に対する深い思いやりに基づくものだ」との見方を披露した。
トランプ氏が、都市部との経済格差や社会のリベラル化に不満を抱く農村部の有権者から圧倒的に支持されていることを意識して、「私も地方創生を掲げている。日本でも地方を中心に、忘れ去られ、寂しい思いを持つ人がたくさんいる」と“共通点”をアピールした。
石破氏は、トランプ氏と親密だった安倍氏への配慮も忘れなかった。安倍政権時代は冷遇された経験もあるが、7日の首脳会談では「日米の非常に緊密な関係は、(トランプ)大統領と今は亡き安倍首相が礎を築いた」と称賛した。
続けて「大統領と私で力を合わせ、世界が平和になり、人々が夢と希望を持って生きてゆけるように努めたい」と語ると、トランプ氏は「ありがとう。美しい言葉だった。シンゾーは偉大な友人で、あなたにも敬意を抱いていた」と応じた。
「理念」を語った後は、トランプ氏が好む「実利」にも触れた。トヨタ自動車、いすゞ自動車、ソフトバンクグループなどによる対米投資計画を次々と披露し、「(日本の)民間人にもトランプ氏の就任を喜んでいる人はたくさんいる」と発言。外国からの投資呼び込みに力を入れるトランプ氏の歓心を買った。
トランプ氏は、対立する相手には激しい言葉で攻撃するが、家族や友人には優しいことで知られる。石破氏の会談冒頭での発言は、批判されることも多いトランプ氏の言動に「共感」を表し、懐に飛び込むことを狙ったとみられる。「米国を再び偉大に」「ピース」「シンゾー」などトランプ氏の心をくすぐるキーワードもちりばめており、入念な準備がうかがえた。【ワシントン秋山信一】
トランプ氏は、パレスチナ自治区ガザ住民の域外移住を唱え、地球温暖化防止を目指すパリ協定からの再離脱を決めている。山添氏は「国際秩序を踏みにじって、人類が協力して取り組むべき課題に次々に背を向け続けたのがトランプ氏だ」と述べた上で、「首相は一切批判せず、逆にトランプ氏を持ち上げるばかりだ。トランプ氏の顔色をうかがう異常さが際立った」と重ねて指摘した。
両首脳が米国産の液化天然ガス(LNG)の日本への輸入拡大で合意したことについても「米国の貿易赤字の穴埋めのためのLNG購入だ」と言及した。山添氏は、日本国内で輸入したLNGが十分消費されず、令和5年度は日本企業のLNG取扱量のうち37%が海外転売されたことを挙げて、「米国からさらに買えばもっと転売することになる。LNGの仲買人になってしまう。ゆがんだ関係ではないか」と述べた。
この点について、共演した国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「LNGの供給先の分散だけではなく、(米国からの輸入は)シーレーン(海上交通路)が極めて安定している。エネルギー安全保障の分野で力強い連携が取れたのは大きい」と反論した。
福島氏は、トランプ氏が追加の関税措置を相次いで発動していることについて「貿易立国の日本からすればとんでもない」と述べ、米国やイスラエルなどの捜査に関わった国際刑事裁判所(ICC)職員に制裁を科す大統領令に署名したことについては「法の支配を踏みにじる行為だ」と指摘した。
首相が持論とする日米地位協定の改定を会談で言及しなかったことも問題視し、「米兵による性暴力被害があるのに何一つ日本の立場として問題提起しなかった。トランプ氏にこびているだけで、世界のため、日本のために意見を言わない。どこの首相なのか」などと語った。(奥原慎平)
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「幇間外交」
おだてに乗りやすいトランプ氏には有効かも知れませんが。
おだてとモッコには乗らねんだ、と言ったのはアーネスト・サトウでしたか?
ほんとに、法螺吹いた総理もいたり・・