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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

コロナ死者が全国で159人と過去最多。素人なのに常にコロナ禍の被害を過小評価してきた三浦瑠麗氏(自称国際政治学者)はコロナ死者と遺族に対して責任が取れるのか。

2022年02月09日 | 新天敵 自称国際政治学者 三浦瑠麗

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 2022年2月8日の全国の新型コロナによる感染者数は10万1280人で、死者数は159人。

 これは、1日に発表された死者数としては、神戸市が公表が遅れていた1カ月半分の死者121人をまとめて発表した2021年5月18日(216人)を除き、過去最多となりました。

 つまり、コロナ第6波での1日の死者数がコロナ第3~5波を超えてしまったのです。

 オミクロンによる致死率がデルタ株の数分の1でも、感染力はデルタの数倍、従来株の10倍にもなっているのですから、この結果は当然予想できたこと。

 しかも、今は2月でそれでなくても免疫力が下がる時期であり、かつコロナがまん延しやすい低温・乾燥の気候。

 そのうえ、コロナ第5波の時は高齢者がワクチンを2回接種したばかりで最も抗体が高い時でしたが、今は岸田政権によるブースター接種が遅れに遅れて、高齢者でも12%しか打てておらず、一番抗体価が減っています。

 そして、感染者増のピークは2月中旬には来るかもしれませんが、死者数増のピークはそれからまだ2週間程度遅れてきますので、コロナ死者数は少なくとも2月一杯はまだ増え続けるでしょう。

 

 ところで、2022年1月20日の

【死者・重症・入院者数増加中】「オミクロン株は危なくない」と言っている人は従来株の時もアルファ株の時もデルタ株の時もそういっていた。1日の感染者数が4万6200人、累計200万人に。

に書いたように、いったんコロナは怖くないと言い出したら、その間違いを認められない典型例は三浦瑠麗女史。

 コロナ第3波が訪れていた2021年1月1日の「朝まで生テレビ」では

「コロナはがんより怖い病気じゃない、致死率が違う」

「メディアはがんは煽らないのにコロナは煽る」

と発言したのですが、がんは人に感染しませんからね(呆)。

 アホでしょ、この人は。

シークレット(笑)だったら後で何とでもいえる。「ほぼ完ぺき」ってwww

 

 

 さらに、2022年1月29日深夜の「朝まで生テレビ」に出演した三浦氏は、いつもの半笑いで

「普通の医者がですね、コロナを怖がりすぎてる。」

「子どもたちがかかったって基本的に基礎疾患がない子どもたちだったら問題ないんですよ」

「全数検査をしている学校の校長さんもいるらしいですよ。話をしましたけど。そんなことしたらみんなあぶり出されちゃうでしょ」

  これには出演していた医師の上昌広氏が

「私、医師会の擁護はしないですけど、私もコロナ患者を診てます。怖いですよ。外来で1日何十人と検査したら怖いんです。事実、お医者さんは世界中でたくさん亡くなっているんです。その最前線に立つお医者さんというのは専門医の方もいらっしゃいますけど、一般のクリニックが立っているんですよ。そんな怖くない医者なんて、いないんです。それだったら、三浦さん、立ってみられたらいいんですよ」

と猛反論。

 これに対して、三浦氏はまた半笑いで

「私、医者じゃないんで(笑)」

と答えたそうなんです。

 そんなら黙っとれ!

三浦氏と上氏。

 

 

 オミクロン株でも死者が多数出ることは、諸外国の経験からしても、冒頭に書いたように当初からわかっていたこと。

 また子どもにも後遺症が出ることもわかっているのに、公共の電波で子どもならかかってもいいとか、検査すべきではないとか言い放って、三浦氏は責任が取れるんですか。

 それにしても、この三浦瑠麗氏ほど無責任な人はいなくて、森友事件で安倍元首相夫妻が出てくる公文書を改ざんさせられた赤木俊夫さんの自死について、2018年3月19日のテレビで

「最初は、本当に小さな事件から始まったことが、人死を出したということですけれども、私がやっぱり気になるのは、書き換えに関しては、明確な答弁はしてないんですね。

 で、そうしたときに、まあ、本当に、まあ、官僚としてはしっかり事実を出す、と。

 出すところは出したうえで、責任者は、まあ処分する部分は処分するかもしれませんけれども、あの、本当にこの問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃないんですよということをやはりみなさんに対してお伝えしたいなと思います」

 と言ったんですよ。

 そのことを書いた2020年3月19日の記事、

森友学園事件。近畿財務局職員の自死について「人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と言い放った三浦瑠麗女史が、遺書が公表されても沈黙したままの件。

はうちのブログで今一番繰り返し読まれていて、10万アクセスを超えました。

 

 その記事に書いたように、赤木さんの遺書が発見されても、2020年3月に赤木雅子さんが国相手に裁判を起こしても、三浦氏は自分の発言について一切謝罪も説明もしていません。

 この人は森友事件で人が死のうが、コロナで人が死のうが、結局他人事で言いっぱなしなんですよ。

 さて、その三浦氏は先月1月から「CATs」というグループを立ち上げ、東京都の感染者増のピークアウトは2月1~9日だと言い続けています。

コロナ過小評価、経済優先のお仲間にも自分の「ビッグデータ」とやらによる分析を披露。

 

 

 これが2022年1月24日のツイート

  

 これが1週間後の1月31日。

 

 そして、これがそのさらに1週間後の2月6日。

 まだ、2月1~9日でピークアウトの予測と言っています。

 予測期間の後半に入ってもまだ予測が変わらないこと自体、この予測システムが役立たずであることの証明です。

 

 そして、2月7日にはこの予測をテレビで公開したとツイート。

 自分でも、人々の行動変容がピークアウトの原因と認めています。

 そしたら、人流抑制は意味がないと言っていた持論はどうなるの?

それにしてもいつまで「上昇終盤」で引っ張るつもりか!www

 

 

 さあ、三浦氏は鳴り物入りで日経などに宣伝しまくったCATs-QUICKとやらで、上のように2月1~9日に東京都のピークアウトが来ると「予言」しまくっていたのですが、今日がその最終日です。

 ちなみに昨日2月8日には東京都は火曜日としては過去最多の1万7113人(1週間前から約15%増)の感染者を出したのですが、今日2月9日で本当に東京都の感染者数はピークアウトするんでしょうか。

 万一しなかった場合に、三浦氏がどんなコメントを出すのか楽しみです。

 ちなみに、2月8日までの7日間平均は1万8575.0人で、前の週の1.2倍です。。。

 

参考記事 私と違って数理統計学がわかるkojitakenのさんの日記さんの

国内の新型コロナウイルス感染症死亡者数が実質的に過去最多の159人(2022/2/8)

f:id:kojitaken:20220209062140p:plain

 

三浦氏はワイドナショーでもTVタックルでも、大阪には北朝鮮の工作員である「スリーパーセルがいっぱいいる」と発言しましたが、その根拠がネタ元が東スポみたいなイギリスの三流紙だとバレて大恥をかいています。

東スポを参照してコメントする国際政治学者、います?www

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三浦瑠麗氏 東京都の感染ピークは1~9日と予想「フェーズは上昇終盤」「あと一息です」


1/31(月) 21:52配信 デイリースポーツ
 

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が31日、ツイッターを新規投稿。東京都の感染者数予測をたて、ピークアウトの時期は2月1~9日で、「フェーズは『上昇終盤』に入ってきました。あと一息です。」とした。自身が代表を務める山猫総合研究所がデータを分析した。

 三浦氏は「オミクロン感染のピークアウトを観測している国は、感染対策の差を問わず、世界各国とも流行開始から収束までほぼ3か月を要しているようです」と各国の感染者数のデータを解析した結果を説明。「感染は『波』で来るというのは、そろそろ経験的に定着してもよい重要な概念」「一度増えだしたら集団免疫に近いところまでどんどん増えていくというモデルは、やはり現実にあっていない」とつづった。

 三浦氏は東京都の緊急事態宣言の要請についても「踏み留まるべきです」と否定的な見解を示している。

 

国内で新たに10万1280人感染…死者は前日比46人増の159人

 国内の新型コロナウイルスの感染者は8日、全都道府県と空港検疫で新たに10万1280人確認された。死者は前日比46人増の159人だった。1日に発表された死者数としては、神戸市が公表が遅れていた121人をまとめて発表した昨年5月18日(216人)を除き、過去最多となった。重症者は同2人減の1141人だった。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 東京都では、1万7113人の感染が判明した。1週間前から2668人増え、火曜日の最多を更新した。都によると、重症者は前日から3人増の51人。30~90歳代の男女11人の死亡が確認された。

 
 
 

全国のコロナ死者、今年最多の159人 新たに10万1282人感染

国立感染症研究所が分離した新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真=同研究所提供

 新型コロナウイルスの感染者は8日、全国で新たに10万1282人確認された。10万人を超えるのは5日以来。重症者は前日比2人減の1141人、死者は今年最多の159人だった。

 新規感染者が過去最多を更新したのは静岡県や滋賀県など。東京都は1万7113人と前週の火曜日(1日)の約1・2倍で火曜日としては過去最多だった。

 過去に発表された感染者について、栃木県や兵庫県などで取り下げられた。【まとめ・関谷俊介】

 

 

東京都内の8日の感染確認は1万7113人で、火曜日としては過去最多となりました。
また、都は感染が確認された11人が死亡したと発表しました。

東京都は8日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万7113人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の火曜日のおよそ1.18倍で、火曜日としてはこれまでで最も多くなりました。
一方、1週間前の同じ曜日と比べた増加の割合は先月26日以降、2倍を下回る状況が続いていて、8日はおよそ1.2倍です。
8日までの7日間平均は1万8575.0人で、前の週の1.2倍です。

濃厚接触者で症状があり、医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「特例疑似症患者」は、483人でした。

8日の1万7113人の年代別は
▽10歳未満が2569人、
▽10代が1999人、
▽20代が2780人、
▽30代が2874人、
▽40代が2862人、
▽50代が1814人、
▽60代が933人、
▽70代が645人、
▽80代が436人、
▽90代が182人、
▽100歳以上が17人、
▽年代がわからない人が2人でした。
このうち、90代と100歳以上が過去最多の人数となっています。
65歳以上の高齢者は1649人で、全体の9.6%でした。

感染経路が分かっているのは5842人で、このうち「家庭内」が3714人と最も多く、63.6%を占めています。
次に多い「施設内」は18.9%にあたる1107人で、このうち
▽保育園と幼稚園で合わせて401人、
▽小学校で259人、
▽高齢者施設で216人、
▽医療機関で64人の感染が確認されました。

また、自宅療養中の人は8万901人、医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するかを調整中の人は7万5440人でした。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、8日時点で7日より3人増えて51人でした。
50人を超えるのは去年10月12日以来で、この「第6波」では初めてです。

これとは別に、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計している重症の患者は8日時点で168人で、7日より15人増えました。

また、都は、感染が確認された30代と60代、70代、80代、それに90代の男女合わせて11人が死亡したことを明らかにしました。

病床使用率55.8% 7日より0.2ポイント上昇

 
東京都内の新型コロナの患者用の病床使用率は、7日より0.2ポイント上昇し、8日時点で55.8%になりました。

都の緊急事態宣言発出要請の指標は

東京都は3つの指標を用いて、一定の数値になった場合に緊急事態宣言の発出の要請を検討するとしています。

オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率か、入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合の、いずれかが30%から40%となり、かつ、新規陽性者数の7日間平均が2万4000人に達した場合です。

重症患者用の病床使用率

オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率は、8日時点で22.4%となり、7日から2ポイント上昇しました。

対象となる重症の患者は、これまでの基準である人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている患者に加え、高濃度の酸素を大量に投与する「ハイフローセラピー」を行っている患者、それにこれらの治療が必要になる可能性が高く、ICUに入っている患者なども含めます。

酸素投与が必要な人

入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合は、5日前の今月3日の時点では10.6%でしたが、8日は発表がありません。
都によりますと、次の発表は10日を予定しているということです。

新規陽性者7日間平均

新規陽性者数の7日間平均は、8日時点で1万8575.0人で、7日より381.1人増えています。
 

 

三浦瑠麗が「医者はワイドショー見てコロナ怖がりすぎ」と医療従事者を嘲笑! 専門家から反論されると半笑いで「私、医者じゃないんで」


2022/2/1 10:00 (JST)  リテラ

『朝生』に出演の三浦氏


「オミクロン株感染者の多くは軽症・無症状」などと高を括り経済を優先してきた結果、なし崩しで「検査なしで自宅放置」を容認するという異常事態に陥っている日本。アメリカではついにオミクロン株の死者数がデルタ株の死者数を追い抜いたが、日本でも重症者数が増加傾向にある。

だが、これほどの危機的状況であるにもかかわらず、いまだに「オミクロン株大したことない」論を喧伝している三浦瑠麗氏が信じられない暴言を吐き、ネット上で大きな問題となっている。


それは1月29日深夜放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)でのこと。番組テーマは「オミクロン株急拡大と日本社会」というものだったが、そのなかで三浦氏はこんなことを言い出したのだ。

「私から見たときの、日本の医者のいまの状況、やっぱり自分ごとだと思っていないんじゃないかな」
「(半笑いで)普通の医者がですね、コロナを怖がりすぎてる。だから専門家として我々は医者を見るんじゃなくて、いわゆるわたしたちと同じようにワイドショーを観て、オミクロン株がドッダーンとこう、拡大されて、なんかおどろおどろしい音楽が流れて、ダーンダーンダーン(映画の効果音のようなメロディを口ずさむ)、なんかもう、そういう感じの感覚で。一般人だと思えば『そりゃそうだろうな』と。怖がってるんだろうな、と。そういう感覚で見ていただけると、大して悪意があるわけでもなんでもないんだけど、(医者は)ご自分ごとだと思ってない(笑)」

ワイドショーが煽るせいで過度にオミクロン株を恐れる一般人と同じで、医者はコロナを怖がりすぎている──。三浦氏はそう言い出したのだ(実際はほとんどのワイドショーで三浦氏をはじめオミクロンたいしたことない論が幅を利かせているが……)。しかも、医師たちをまるで小馬鹿にするかのように終始冷ややかな笑いを浮かべながら、だ。


いったいおまえは何様だ、という話だろう。三浦氏の肩書きは「国際政治学者」であり、医師でもなければコロナの専門家でもない。そんな門外漢の人物が、どうして日々感染リスクに晒されながらも最前線で治療にあたる医師を「コロナ怖がりすぎ」などと半笑いで口にできるのか。いや、そもそも世界中で560万人以上という死者を出してきた感染症に対して恐怖を抱くのは至極当然のことであり、それを“ワイドショーに踊らされているバカ”であるかのように語るとは、感染防止対策に協力するすべての一般人をも冒涜する暴言だ。


●「世界中で医師が死んでいる」「医療の最前線に立ってみろ」と反論された三浦瑠麗が放った驚愕のひと言

もちろん、この三浦氏の発言には、番組に出演していた医師である上昌広・NPO医療ガバナンス研究所理事長が「三浦さん、それはちょっとひどいですね」と声をあげたのだが、三浦氏は余裕の表情を浮かべながら「そうですか?」と応答。この態度だけでも信じがたいものだが、さらに酷かったのがこのあとだ。

上氏は三浦氏の「医者はコロナ怖がりすぎ」という発言に対し、こう反論をした。

「私、医師会の擁護はしないですけど、私もコロナ患者を診てます。怖いですよ。外来で1日何十人と検査したら怖いんです。事実、お医者さんは世界中でたくさん亡くなっているんです。その最前線に立つお医者さんというのは専門医の方もいらっしゃいますけど、一般のクリニックが立っているんですよ。そんな怖くない医者なんて、いないんです。それだったら、三浦さん、立ってみられたらいいんですよ」


いま最前線に立たされている医師たちの気持ちを理解できるのか。上氏はそう三浦氏に突きつけたわけだが、絶句することに、三浦氏はまたも半笑いで、こう言い放ったのだ。

「私、医者じゃないんで(笑)」

さんざん上から目線で「医者は自分ごとと思っていない」「医者はコロナを怖がりすぎ」などと医師を貶め、嘲笑したくせに、反論されると「私、医者じゃないんで(笑)」と言って逃げる──。恥も外聞もないが、自分の発言に対してあまりにも無責任すぎるだろう。


しかも、この放送で三浦氏はほかにも、医師でもないくせに「子どもたちが(オミクロン株に)かかったって基本的に基礎疾患がない子どもたちだったら問題ないんですよ」などと断言。さらに、「全数検査をしている学校の校長さんもいるらしいですよ。話をしましたけど。そんなことしたらみんなあぶり出されちゃうでしょ」と述べたのだ。

当然ながら、すでに医師からも「感染者が増加すれば一定の割合で子どもでも入院にいたる患者が出てくる」というのは指摘されており、実際、小児の感染症に詳しいけいゆう病院の菅谷憲夫医師は「アメリカでは多くの子どもが集中治療室で治療を受けているし、呼吸困難を起こしているケースもある」と指摘している(NHKニュース1月28日付)。にもかかわらず、三浦氏は「問題ないんですよ」などと断言した挙げ句、検査を拡げて子どもを守ろうとしている学校まで「そんなことしたらみんなあぶり出されちゃうでしょ」などと宣ったのだ。後遺症の問題もあるというのに、言うに事欠いて「あぶり出されちゃう」とは、あまりにもひどすぎる。医師でもないくせに語るな、という話だろう。


●データ無視で「コロナたいしたことない」論を振りまき、医療従事者叩きを先導した三浦瑠麗

そもそも三浦氏は、「コロナたいしたことない」「経済を回せ」「5類引き下げ」派の急先鋒であり、2021年1月1日放送の『朝まで生テレビ!』でも「コロナはがんより怖い病気じゃない、致死率が違う」「メディアはがんは煽らないのにコロナは煽る」などと発言。最近も「基礎疾患もなく高齢でもなく軽症なのに入院したがるのはやめましょう」だの「インフルエンザ扱いのようなものにして、きつい人は自宅療養、きつくなくて必要なエッセンシャルワーカーなら出勤してもいいくらいにしないと、他のところで死者が出ません?」だのと発言してきた。


しかも、三浦氏はこれだけコロナを矮小化しておきながら、一方では政権擁護のために病院叩き・医療従事者叩きを扇動。早くから「今の日本の医療体制ではコロナ対応していない医療機関や医療従事者が多すぎる」「コロナを受け入れているのは公的病院ばかりで、民間病院がコロナを受け入れていない」などと病院・医療従事者叩きを展開し、公的病院削減により医療崩壊を引き起こした維新や自民党政権の責任を、あろうことか医療従事者に転嫁するという卑劣な論法の先鞭をつけた。


さらに、昨年秋にはノーマスクまで主張しはじめ、2021年11月5日には〈人々がマスクを外す段階に来ているのではないか〉とツイート。12月12日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)では夫がマスクしないまま投票に行ったが注意されなかったというエピソードを開陳したのだ。

マスクが感染対策に大きく寄与していることは世界各地で科学的に証明された事実であることは言うまでもないが、ここまで来ると、もはやアメリカのトランプ支持者かノーマスクデモの人かと言いたくなる。こんな人物が、コロナの専門家でも医師でもないのにテレビに出演しては「医者はコロナ怖がりすぎ(笑)」などと大きな口を叩いているのだ。


三浦氏といえば、『ワイドナショー』で“北朝鮮のテロリスト、スリーパー・セルが潜伏していて、とくに大阪ヤバイ”という発言とその後の言い訳で差別助長を重ねて大炎上しただけでなく、森友公文書改ざん問題で追い詰められた近畿財務局職員だった赤木俊夫さんが自死した際にも「人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」などと発言、問題になった。このようなデマを含む問題発言を繰り返してきた人物を、いったいいつまでテレビは重宝するつもりなのだろう。
(編集部)

 

 

職員死亡の森友文書書き換え、三浦瑠麗「人が死ぬほどの問題じゃない」 ネットで賛否

2018/3/12 20:35 J-CASTニュース


   国際政治学者の三浦瑠麗氏が、学校法人「森友学園」への国有地売却を担当した財務省近畿財務局職員の死亡が明らかになってから、「人が死ぬほどの問題じゃない」と発言したところ賛否両論が起きた。

   インターネット上では「どんな問題より人命が一番大事ということ」と理解を示す声があるが、「ひとが亡くなったとの報に接した後で口にすべきことではない」と違和感を示す声も数多い。

財務省は2018年3月12日、森友学園に関する決裁文書の書き換えを確認したとの調査結果を発表している
「最初は本当に小さな事件から始まったことが人死にを出した」
   三浦氏は2018年3月9日夕、「みんなのニュース」(フジテレビ系)に出演。森友学園をめぐり、担当していた近畿財務局の男性職員が自殺したとみられると報じられた後、次のようにコメントした。

「最初は本当に小さな事件から始まったことが人死にを出したということですけれど、私がやっぱり気になるのは、書き換えに関しては明確な答弁はしていないんですね。そうした時に、本当に官僚としてはしっかり事実を出すと。出すところは出したうえで、責任者は処分する部分は処分するかもしれませんけれども、本当にこの問題というのは、人が死ぬほどの問題じゃないんですよ。ということを、みなさんに対してお伝えしたいなと思います」
   放送直後、物議を醸した。元朝日新聞・特別編集委員の冨永格(ただし)氏はツイッターで同日、「コメンテーターの三浦瑠麗さん『この問題は本当に、人が死ぬほどの問題じゃないんですよ』...ほかに言いようがある。ご遺族の前で同じこと言える?」と投稿。12日までに5000回以上リツイートされ、「間違ってないと思いますよ。みんな過剰になりすぎ」「人の死に対して言葉が失礼です」などと三浦氏へのコメントに賛否両論が相次いだ。

   すると、三浦氏は同日中にツイッターで「この元記者の方が、フジテレビでの発言を悪意ある切り取りにしてデマを拡散しているようですが、財務省は過ちがあるのなら出して明らかにした方がいい。そもそも人が死ななければならないような問題ではないとコメントしていました。悪意を拡散し続けるようならば通報します」と冨永氏に反論。

   すぐに冨永氏が「三浦さんへの悪意はありません。感じたままをツイートしただけです」と返信すると、三浦氏も「発言のどこに共感しなかったのですか。財務省が明らかにすべき、という点ですか、それともこれは人が死ぬべき問題だとでも思うのですか」と再び反論。「そもそも私のツイッターを見れば、いかなる不祥事でも死ぬに値する問題などないと事前にツイートしているのが見えますよね。立派な新聞の元記者の方ですよね」と続けた。

   番組出演前、三浦氏は男性職員の訃報に対し「痛ましいことです。書き換えなどの真相を明らかにすべきとは思いますが、誰かが自らの命を絶つことはありません。不祥事だからといって自殺しなければならないほどのことなんて世の中にはないのです」と投稿している。

「現実に亡くなっている方がいらっしゃる」
   冨永氏はなおも、「返信ありがとうございます。現実に亡くなっている方がいらっしゃるのに、人が死ぬほどの問題ではないと仰ったことへの違和感です。どんな不祥事でも死に値するものはないという一般論には同意しますが、個々の人間はもっと脆いものだと思います」と主張していた。三浦氏と冨永氏の会話はここで途絶えている(12日夜現在)。

   一方、財務省が森友学園に関する決裁文書の書き換えを認める方針だと報じられた10日、映画評論家の町山智浩氏が「書き換えを認めるのがもっと早ければ人が死なないですんだのに」とツイッターに投稿。これに三浦氏が「私もフジで、趣旨はそうしたコメントをしましたが、それを言葉に出して町山さんのようにはっきり言うのは躊躇われました。人は完全ではなく、人の生死については、誰かを責める気持ちが仮にあっても、その相手がもし知人なら言えないだろうと思ったからです。知人に言わないことは他人にも言えないと」と反応している。

   男性職員については、11日の「サンデーステーション」(テレビ朝日系)で取材に応じたという親族の言葉が紹介された。17年8月に電話した際に「異常を感じた。普段弱音を吐かないのに弱音を漏らした」とし、男性職員は「心と体がおかしくなった。自分の常識が壊された。汚い仕事の人はみんな異動したが、自分だけ残された」と話していたという。17年秋から体調を崩して休養していた男性職員は、12月にメールでこの親族に「年明けに復帰したいけど、心と体がついてこない。彼のせいにして幕引きにしないですべてを明らかにしてほしい」と伝えていたという。

   J-CASTニュースは12日昼、三浦氏に番組発言の真意などについて取材依頼を送ったが、同日20時までに返信はない。

 

 

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三浦瑠麗が近畿財務局職員の自殺に「人が死ぬほどの問題じゃない」...冷酷発言は安倍政権の改ざん矮小化のため?

2018年3月12日 01:00LITERA


 周知の通り、朝日新聞によるスクープから、近畿財務局の交渉担当部署職員の自殺、佐川宣寿国税庁長官の辞任、そして昨日本サイトでもお伝えしたように、とうとう財務省が「書き換えがあったと認める方針」を出すなど、急展開を迎えた森友文書改ざん問題。一説には、官邸は麻生太郎財務相の引責辞任も視野に入れていると言われる。


 だが、読み間違えてはいけないのは、官邸や麻生財務相はいまなお、公文書偽造という国家犯罪を認めたわけではなく、事件を矮小化し、とかげのしっぽ切りで逃げきろうとしていることだ。


 そんななか、あの学者センセイが安倍政権の事件矮小化に協力するためにまたまた無神経なコメントを口にし、炎上を引き起こした。そう、例の"北朝鮮のテロリスト、スリーパー・セルが潜伏していてとくに大阪ヤバイ"という発言とその後の言い訳で差別助長を重ねて大炎上、メッキが剥がれまくっている国際政治学者の三浦瑠麗氏だ。


 今回の炎上は、三浦氏が木・金曜のレギュラーコメンテーターを務める『みんなのニュース』(フジテレビ)のなかでのことがきっかけ。近畿財務局職員の自殺が報じられた9日、この件について三浦氏は「この問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃない」と発言し、ネットで以下のような批判が殺到したのである。


〈内閣が吹っ飛んでもおかしくない大問題だろ?さっさと真実が明らかにならなければこういうことが当然予想される問題だと思うぞ〉

〈三浦女史にとって、公文書の書き換えは些末な問題なのか。自死を選んだ方が悪いと?〉

〈自死までに追い詰められた家族の亡骸を生活を共にしてきた自宅で目にしなければならなかったご遺族の胸中を思うと、そんな言葉で斬って捨てる気には到底なれない〉


 ところが、こうした批判を受けた三浦氏は、元朝日新聞記者の冨永格氏が〈フジテレビ「みんなのニュース」で近畿財務局職員の自殺。コメンテーターの三浦瑠麗さん「この問題は本当に、人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」...ほかに言いようがある。ご遺族の前で同じこと言える?〉とツイートしたのに返信するかたちで、こんな言い訳を展開し始めた。


〈この元記者の方が、フジテレビでの発言を悪意ある切り取りにしてデマを拡散しているようですが、

財務省は過ちがあるのなら出して明らかにした方がいい。そもそも人が死ななければならないような問題ではないとコメントしていました。悪意を拡散し続けるようならば通報します。〉


●炎上は「悪意ある切り取り」ではない、三浦瑠麗はあの言葉を口にしていた


 悪意ある切り取り? デマ拡散? あげく、通報します? いったい、この人は何を言っているのだろう。


 三浦氏の番組での発言を確認したが、冨永氏の引用は「悪意ある切り取り」でも「デマ」でもなんでもなく、明らかな事実だった。


 まずは正確に書き起こしておこう。佐川氏の電撃辞任などの話題のあと、MCの伊藤利尋アナウンサーから「この疑惑をこの状態では放置できないようにも感じますけれども」とふられた三浦氏は、「そうですね」と一息置いて、こう述べた。


「最初は、本当に小さな事件から始まったことが、人死を出したということですけれども、私がやっぱり気になるのは、書き換えに関しては、明確な答弁はしてないんですね。で、そうしたときに、まあ、本当に、まあ、官僚としてはしっかり事実を出す、と。出すところは出したうえで、責任者は、まあ処分する部分は処分するかもしれませんけれども、あの、本当にこの問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃないんですよ、ということをやはりみなさんに対してお伝えしたいなと思います」


 見ての通り、三浦氏ははっきりと「本当にこの問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と番組で語っている。


 しかも、三浦氏は、一連の発言のはじめに、「最初は本当に小さな事件から始まった」と言っている。そして、「責任者はまあ処分するかもしれないけど」と、処分だって必要かどうかわからないレベルというニュアンスをちらつかせながら、「人が死ぬほどの問題じゃない」という言葉につなげているのだ。


 これはどうみても、彼女が反論で述べているような「財務省は過ちを明らかにせよ」と主張する文脈で語った発言ではない。


 また、彼女は番組収録前の14時ごろ、〈不祥事だからといって自殺しなければならないほどのことなんて世の中にはないのです〉とツイートしているが、『みんなのニュース』での発言はそれとも違う。三浦氏は明らかに、公文書改ざんがたいした話じゃないということを主張するために、「人が死ぬほどの問題じゃない」という表現を用いているのだ。


 たいした問題でないことを表現するために、「生き死ににかかわるような話じゃない」という言葉を用いることはよくあるが、実際に自殺者が出ている事件で、こんな上から目線の物言いはありえないだろう。


●安倍政権擁護のためにアクロバティックな主張を続ける三浦瑠麗


 だいたい国際政治学者を名乗る三浦氏は、これまで権力の不正事件で、どれだけの官僚や政治家の秘書が自殺に追い込まれてきたか知らないのか。彼らの多くは上の命令でやっただけなのに、責任を押し付けられ、脅され、自ら死を選ばざるをえない状況に立たされてしまったのだ。


 実際、今回の改ざんも佐川前理財局長が命じたという報道があるように、明らかにこの職員の責任でないにもかかわらず、自死に追い込まれた。本来なら、政界や官僚の世界でこういう悲劇が起きたときに真っ先に追及しなければならないのは、疑惑や不正を隠蔽しようという政治家や役所幹部の無責任な体質のはずだ。それを、三浦氏は自死を選んだ職員の判断の問題にしてしまったのだ。


 しかも、三浦氏が問題なのは、発言の動機が事件の矮小化にあることだ。公文書偽造はけっして「小さい」問題ではない。民主主義の根幹をゆるがす重大な問題だ。有印公文書偽造が罰金刑でなく、いきなり懲役刑という厳罰が課せられているのもそのためだ。


 国際政治学者である三浦氏がそれを知らないわけがないだろう。にもかかわらず、職員の自殺を利用するかたちで「死ぬほどの問題じゃない」などと言ったのは、事件を矮小化させて、安倍政権を援護したいという意図があったとしか考えられない。


 事実、三浦氏はこれまでも、一見、中立を装いながら、アクロバティックなレトリックを駆使して安倍政権を擁護してきた。


たとえば、加計問題では、昨年8月11日放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)で、こんなふうに言い募った。


「私、べつに加計問題はよくないと思っているんだけど、じゃあトヨタだったらどうなるんだと、ここちょっとダブルスタンダードがあるんですよ」

「この政権は、円安誘導政権で、明らかに輸出企業を優遇してるんだけど、だけどもそれが名のある企業が、審議会に入っていたり、アドバイスしたり、要望を出したり、会食することが、できなくなったら、どうなるんだって」

「加計学園という規模の小さな人たちが、個人的なよしみで、なんらかのおいしい思いをさせてもらったらしいというストーリーだから、国民が罰したくなる。これがトヨタだったら、『日本の命運を支えるトヨタのためには』って(誰も問題にしない)」

「みなさん、口利きの現状知らないっておっしゃるんですか。口利きの現状の現場って見たことないんですか? え? 見たことないんだとすると、それは日本政治を知らないってことになるけど(笑)」

「ひとつひとつ地元洗ってみたら、日本全国、事業者やってたら、こんなこと当たり前ですよ。口利きはね」


 まったく次元の違う話を意図的に混同させて、安倍政権の不正を普遍的な問題にすりかえる。本当にタチの悪いやり方だが、おそらく今回もそういう論法を使って、公文書改ざんという国家的犯罪を矮小化しようとしたのだろう。しかし、「スリーパー・セル」発言と同様、思わず口が滑って、本音がだだ漏れになってしまった。そういうことはないだろうか。


●『TVタックル』ではまだ「スリーパー・セル」発言を言い続ける三浦氏


 いずれにしても、三浦氏を批判した冨永氏の引用は正確だったし、〈ほかに言いようがある。ご遺族の前で同じこと言える?〉という指摘も正当な論評の範囲だ。他のユーザーの〈三浦女史にとって、公文書の書き換えは些末な問題なのか。自死を選んだ方が悪いと?〉という批判も解釈をゆがめているわけではなく、非常に的を射たものだ


 それを「通報する」などと恫喝するのは、端的に言って、どうかしているとしか思えない。むしろ、「デマを拡散」と言った自分のツイートのほうを撤回すべきだろう。


 しかし、三浦氏はきっとそんな殊勝な行動にはでないだろう。実は例の「スリーパー・セル」発言についても、実話誌のフェイクニュースを元にした明らかなデマであることがはっきりしているのに、いまも嘘に嘘を重ねて抗弁し続けている。


 きょう放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日)でも、発言当時、本サイトがこんな事件すら知らないのか、といった九州南西沖の沈没船事件をいまごろになってもち出したり、「スリーパー・セルは拉致事件を引き起こした人たちとは違う」「私は特定の民族をターゲットにしていない」などと平気で前言を翻しながら、結局、発言の撤回はしなかった。


 まったくどういうメンタリティをしているのか。ちなみに、三浦氏は昨日、共同通信の「森友文書の書き換え認める 財務省、12日に国会報告」の報道を受けて、上から目線でこうツイートしていた。


〈過ちを認めるのは、良いことですね。〉


 いや、もう笑うしかないです。

(編集部)

 

 

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