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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

アメリカのコロナ対策機関CDC(米疾病対策センター)が日本の感染区分を最高のレベル4(非常に危険)に区分し、渡航回避を勧告。いや、米軍がオミクロン株を持ち込んだから日本は今みたいになったのよ!?

2022年02月09日 | 自公政権の拙劣なコロナ対策

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 いつの間にか、アメリカ合衆国より日本の方が人口比で1日の感染者数が多くなっていたんですね(涙)。

 2022年2月8日の日本の感染者数は9万2058人で、人口10万人当たりの感染者数は73人。

 それに対して、アメリカの同日の感染者数は19万8738人で、同60人。

 日本の市民が思っているより日本はよほどひどい状況というわけです。まあ、アジア最悪ですから仕方ないのですが。。。

 

 ということで、米疾病対策センター(CDC)は2022年2月7日、渡航警戒情報を更新し、日本の新型コロナウイルスの感染状況を最も深刻な「レベル4」に引き上げ、「渡航の回避」を勧告しました。

 これを受けて、アメリカ国務省も日本へは「渡航中止勧告」。

 ちなみに、同日日本と同時に渡航回避にされたのは、キューバ、リビア、アルメニア、オマーン、コンゴ民主共和国。

 なんだか、あんまりなメンバーです。。。。。

 

 

 しかし、コロナ第6波で最初にまん延防止等重点措置が取られたのが米軍基地が密集する沖縄県と、岩国基地がある山口県と、その岩国基地が隣接する広島県だったことで明らかなように、日本のオミクロン株は米軍が持ち込んだものです。

 アメリカは、まだアメリカも日本もコロナ第5波の真っ最中だった2021年9月3日に、PCR検査なしに米軍が日本にどんどん来ては基地から外出するのも許されてしまっていたんです。

 2021年12月17日に米軍キャンプ・ハンセンでクラスターが判明した後、ハンセンの日本人基地従業員から、県内で初めてオミクロン株が確認されました。

 その後、米軍関係者がマスクをせず基地外に出たり飲食したりする様子が目撃され、その間に沖縄県内で感染が急拡大したのです。

 ちなみに、日本から米国に帰るときには米軍兵はPCR検査をしていたというのですから、どれだけ日本のことを馬鹿にしているかということですよ。

2022年1月13日の状況

 

 

 CDCの基準では、レベル4は、過去28日間に新たに確認された感染者が人口10万人当たり500人を超えることなどだそうです。

  今の日本の感染状況ははるかにこれを超えていますから、アメリカが渡航回避にしたということ自体を責めるつもりはありません。

 しかし、元はと言えば、そんな状態にしたのは米軍由来のオミクロンのせいなんですよ。

 しかも、岸田首相は

「日米地位協定に基づく日米合同委員会の場において、保健衛生に関し、しっかりと議論を行うことについて指示を出した」

と言いつつ、そもそもの日米間の不平等の根源になっている日米地位協定そのものの見直しについては

「踏み込むことは考えていない」

と言い切っているのに、野党も国会でこの問題を追及することには及び腰です。

 まず、日米地位協定の見直しをする。これは今後の変異株を水際でストップするためにも必要最小条件です。

 

 

 

 さらに、オミクロンによるコロナ禍を矮小化することはもはやできないということも銘記すべきです。

 オミクロン株が要注意とされた2021年11月からこれまでに50万人以上の人が世界で亡くなったそうです。

 感染者はこの1か月間で1億人増えました。

 世界で最も多く感染者を出し、死者も90万人以上と世界最悪の犠牲者を出しているアメリカから、最も危険だという渡航回避国に入れられた日本。

 私たちは橋下徹氏や三浦瑠麗氏らの言うほど、安全な状態にいるわけではないのです。

関連記事

明日1月17日からやっと通常国会。焦点はまたも遅れたコロナ対策、米軍オミクロン株持ち込み=日米地位協定の見直し、国交省統計不正問題、森友裁判「認諾」隠蔽、日本学術会議問題だ。

遅い!米日共同声明で、在日米軍かやっと今日から2週間の「不要不急」ではない外出を制限。岸田首相は「日米地位協定を見直すつもりはない」と明言。それでは次の変異株も新たな感染症も絶対阻止できない!

【沖縄コロナ感染者600人】米軍は2021年9月3日から日本政府に無断で日本に入る部隊に対する入国前検査をせずに入国させていた!沖縄、岩国、三沢など米軍基地周辺でオミクロン株が激増!

沖縄返還から50年。コロナ禍についても米軍の横暴に翻弄される沖縄。日本入国の際にPCR検査をしなかった米軍部隊からオミクロン株クラスターが発生し、沖縄は東京の倍の感染者。前週比8倍の225人に!

 

 

こんなにもワクチン3回目のブースター接種が進まないのは、まず岸田政権がワクチン確保や早期ブースターの手配などが完全に遅れたこと。

それに加えて、オミクロン楽観派がオミクロンは重症化しないと言いすぎたため、それなら3回もワクチンを打つことないだろうという気分に市民が成ってしまったことが挙げられます。

橋下氏や三浦氏ほかのコロナ禍軽視派の罪は重いです。

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米、日本への渡航回避を勧告 感染リスク「非常に高い」

米疾病対策センター(CDC)=ロイター
米疾病対策センター(CDC)=ロイター

各国の感染リスク区分をこの日更新、オミクロン株の急速な拡大に伴って、日本を含む130超の国・地域を最高のレベル4(非常に高い)に位置付けた。レベル4は、過去28日間に新たに確認された感染者が人口10万人当たり500人を超えることなどが基準。

CNNテレビによると、レベル4は1月時点の約80カ国から大幅に増え、レベル3以下の国を全て足した数より多くなった。(共同)

 

 

[ワシントン 7日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に日本を含む6カ国への渡航を回避するよう勧告した。

渡航回避を勧告したのはほかにキューバ、リビア、アルメニア、オマーン、コンゴ民主共和国。

CDCは現在、130以上の国・地域を渡航警戒「レベル4:非常に高い」に指定。「レベル3:高い」に約50カ国・地域を指定している。

 

 

米、日本への渡航中止を勧告…警戒レベル最高の「レベル4」に引き上げ

 【ワシントン=冨山優介】米国務省は7日、新型コロナウイルスの感染が拡大している日本への渡航警戒レベルを、4段階のうち最も高い「レベル4」に引き上げ、米国民へ渡航を中止するよう勧告した。これまでは渡航の再検討を求める「レベル3」だった。

新型コロナウイルス
新型コロナウイルス

 米疾病対策センター(CDC)が7日、日本の感染リスクを引き上げたことを踏まえて決定した。国務省の勧告に法的な強制力はないが、日本への渡航を避けられない場合、ワクチン接種を済ませることや、体調不良の人との接触を避けることなどを求めている。

 国務省は、感染が急拡大しているアルメニアやキューバ、オマーンなども、新たに渡航中止勧告の対象とした。

 

 

新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(8日午後8時時点) 死者574.8万人に


2022年2月8日 23:50 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]

【2月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は574万8498人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で3億9598万8000人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 7日には世界全体で新たに9667人の死亡と209万2552人の新規感染が発表された。

 過去1週間の新規感染者が最も多い地域は欧州で、1087万2994人(世界全体の57%)の感染が確認された。2番目に多いのはアジアの251万2969人(同13%)。

 過去1週間の死者が最も多い地域は欧州で、2万5598人(世界全体の33%)が死亡。次いで米国・カナダの1万9729人(同26%)となっている。

 過去1週間の人口10万人当たりの死者数が多かった国(人口50万人未満の国を除く)は、上位からボスニア・ヘルツェゴビナ(10.76人)、北マケドニア(9.12人)、クロアチア(8.94人)、ブルガリア(8.78人)、モンテネグロ(7.32人)。

 過去1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が多かった国は、上位からデンマーク(5186人)、スロベニア(4290人)、イスラエル(3927人)、ジョージア(3758人)、エストニア(3620人)。

 ここ数日間で、1週間の新規感染者数が過去最多を記録した国・地域は、ジョージア、エストニア、ラトビア、バーレーン、リトアニア、スロバキア、ドイツ、チリ、ヨルダン、シンガポール、トルコ、レバノン、アルメニア、ロシア、ウクライナ、日本、アゼルバイジャン、ベラルーシ、韓国、ブータン、ガザ、アイスランド、キリバス、エジプト、ニュージーランド、香港。

 最も死者が多い米国では、これまでに90万5544人が死亡、7685万3612人が感染した。次いで死者が多い国はブラジルで、死者数は63万2621人、感染者数は2659万9593人。以降はインド(死者50万4062人、感染者4233万9611人)、ロシア(死者33万6721人、感染者1314万7666人)となっている。

 人口10万人当たりの累計死者数が多い国は、上位からペルー(628人)、ブルガリア(486人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(451人)、ハンガリー(435人)、モンテネグロ(416人)となっている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染者として集計されないままとなっている。(c)AFP

 

 

新型コロナウイルスの感染が確認された人が世界全体で4億人を超えたことがアメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめで分かりました。
変異ウイルス、オミクロン株の感染拡大に歯止めがかからない中、WHO=世界保健機関は改めて感染対策を徹底するよう呼びかけています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は日本時間の9日、世界全体で4億人を超え、9日午前7時すぎの時点で4億24万4031人となっています。

感染者が最も多いのは、
▽アメリカで7702万5027人
次いで
▽インドが4233万9611人
▽ブラジルが2677万6692人
▽フランスが2117万4600人
などとなっています。

また亡くなった人は世界全体で576万1208人となっています。

感染者数が
▽1億人を超えたのは統計を取り始めてからおよそ1年半後
▽2億人を超えたのはそれからおよそ半年後
▽3億人を超えたのはそれからおよそ5か月後
▽4億人を超えたのはそれからおよそ1か月後と
感染は加速度的に拡大していて、背景には変異ウイルス、オミクロン株の感染が急速に広がっていることもあると見られます。

一方、ヨーロッパなどでは新型コロナの規制を緩和したり撤廃したりする国も出ていますが、オミクロン株の感染拡大に歯止めがかからない中、WHOは各国に対して改めて感染対策を徹底するよう呼びかけています。

 

 

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1 コメント

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Unknown (uncle-ken2055)
2022-02-09 17:22:32
けんすけ

占領国としての位置付けは敗戦時から変わっていないと言う事なんでしょうね。
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