議員が政治の調査などに使うべき政務活動費。
維新の会ではこれを流用しては返還する事件が多発しているのですが、また事件です。
おひざ元大阪市議会の梅園議員が、政務活動費でリースしたプリウスという車を自分は政治に全く利用せず、妻が買い物等に使っていたということがバレて、晴れてリース代を市政に返還することになりました。
これはTBS系関西ローカルのMBSが地道な努力で証拠を積み上げ、スクープしたもの。
じっくりとお読みになり、またご覧ください。
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あの人の次はあの人が代表をやっているんですから、そりゃ公私混同にもなるでしょう。
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プリウス私的利用の梅園議員謝罪会見
更新:10/21 00:01 MBS
「妻が買い物など私的に車を使用していた。市民に心よりおわび申し上げる。」(大阪市議会 梅園周議員)
会見で梅園議員は、政務活動費でリース代を支払っている車を妻が利用している実態を指摘したMBSの報道を認め謝罪、過去4年半に政務活動費で支払った車のリース代とガソリン代、約170万円を返還し、今年度は請求しないと表明しました。
「妻の私的利用の頻度が多くなったことを黙認している側面があった。頻度を適切に把握すべきだったと反省。」(大阪市議会 梅園周議員)
一方で、10月は2回利用し、それ以前は月に10回ほど使っていたと釈明しました。梅園議員から聞き取りをした大阪維新の会幹部は、不適切とした上で、綱紀委員会を設置し処分について検討するとしています。
政務活動費でリースの車を妻が使用、維新の大阪市議
富山市議会など各地で使い方が問題になっている政務活動費。議員が調査などに使うべきお金で、もともとは税金ですが、JNNの独自取材でまた新たな疑惑が浮上しました。ある議員が政務活動費で車のリース代を支払っていましたが、議員とは別の人物が車を使用していました。その人物とは?
維新の会の梅園周大阪市議(37)。現在2期目です。梅園市議は、議員が調査などのために使える政務活動費で車をリースしていました。借りているのはトヨタのプリウス。リース代は月々5万5000円で、2011年9月から今年3月まででおよそ300万円が支払われました。その半分が政務活動費で賄われました。
ところが、梅園市議の事務所で働いていた女性は・・・
「梅園議員が車を運転している場面を見たことがない」
Q.1回も?
「はい、私はないです」
Q.事務所に止めているのを見たことも?
「はい、ないです」(元事務員)
梅園市議は、その車で政務活動を行っているのでしょうか。彼の自宅に向かいました。プリウスがありません。そして・・・
「午前8時半すぎです。梅園議員が自転車に乗って出てきました」(記者)
別の日には・・・
「梅園議員が自宅から出てきました。車ではなく徒歩で移動するようです」(記者)
梅園市議は、いつも徒歩か自転車。およそ1か月にわたり行動を確認しましたが、車に乗っている姿を見ることは一度もありませんでした。
では、プリウスはどこに。政務活動費から支払われているガソリン代の領収書。よく見ると、不審な点が。当初は梅園市議の自宅近くのガソリンスタンドを使っていましたが、昨年度から場所が変わっています。そのガソリンスタンドに行ってみると、すぐ近くのマンションにシルバーのプリウスが。一体、誰が使っているのでしょうか。早朝から張り込みを開始。すると、小走りでプリウスに近づく女性が。乗り慣れた様子でマンションから出て行きます。女性は誰なのでしょうか、追跡を始めました。よほど急いでいるのか、ウインカーも出さずに車線を変更。そして着いたのは、大阪一の繁華街・心斎橋。駐車場に車を止めて出てきた女性、別の女性と歩き出します。入ったのは衣料品店。10分ほどして出てくると、手には店の袋。買い物をしたようです。その後も追跡を続けると、到着したのは梅園市議のマンション。運転していた女性、実は梅園市議の妻でした。車は、別々に住んでいる妻のマンションに止めていたのです。
妻が梅園市議の政務活動を手伝っているのでしょうか。ところが、この日も妻は心斎橋の百貨店へ。エステサロンが入るビルから出てくる姿も。一向に梅園市議が乗っている様子はありません。結局、張り込んだ全ての日、車が政務活動に使われることはありませんでした。
梅園市議は疑惑にどう答えるのでしょうか。
Q.奥さんのマンションに車が置かれているのに、どうやって梅園市議が使うのか?
「(妻に)迎えに来ていただいている。運転してもらいながら横で電話したりメールしたり」
Q.自分で運転するのはどういうとき?
「いろいろな所に送ったり移動するときに『私、今日無理です』と言われたら自分で移動します」(梅園周大阪市議)
この1か月間、梅園市議がプリウスに乗る姿は一度も確認できませんでした。それについては・・・
Q.梅園市議が乗っているところを見ていないが―
「乗っているときもあれば乗っていないときもある」
Q.この1か月間は乗っていないのでは?
「1か月間は・・・乗っているときもあれば乗っていないときもある」
Q.乗ったなら何月何日に?
「合理的な区分が困難な場合とか、活動記録を取っていないので」(梅園周大阪市議)
いつ乗ったかは具体的に示さず、「乗っているときもある」と繰り返す梅園市議。しかし、何度も確認すると・・・
Q.この1か月、乗っているときがあるということでいい?
「乗っているときもあれば乗っていないときも。だから4年間の中で乗っているときもあれば乗っていないときもある」
Q.こちらは1か月しか確認していないが
「この1か月はほとんど乗っていないと思います。乗っているときもあれば乗っていないときもということと一緒です。その答えが全てです」(梅園周大阪市議)
ついに、この1か月間、プリウスに乗っていなかったことを認めました。
税金から支払われる政務活動費。市民に疑惑を抱かれないような使い方が議員に求められています。(18日23:21)
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【 維新の足立衆議員が「文書交通費」を政治活動費に転用(1) 目的外支出で違法の疑い 】
消費税の増税が議論される中、「身を削る」との掛け声だけは勇ましく、実際には身を削るどころかその逆ともとれる政治家の行いが後を絶たない。その事例の一つが、アイ・アジアの取材で明らかになった。日本維新の会所属の足立康史衆院議員が、文書の発送などのために国会議員に支払われる「文書交通費」を自身の政治活動のために使っていた。専門家は「目的外支出で違法」と断じている。
(以下略)
このニュースを見た率直な感想として、当方、大阪市民ではありませんが、こんな税金の私的流用をしやがってふざけるな!
という怒りばかりが残りました。そしておおさか維新の議員という事実を考えると、まあそれも当然か、という妙に納得感も
湧いて来ました。
それにしても、ここまで車を私用でばかり使っておいて、私的流用をするのでは無く自身で購入しようという気に成ら
なかったのか、という疑問もやはり浮かびました。そう思うと、この議員は、税金に対して、市民の皆様からお預かり
している、という公僕としての意識が希薄だったことが明白です。この議員の奥さんも、パート従業員などとして働いて
いる感じもあまり無く、政務活動費でリースしている事を知っていた可能性が高いので、ある意味、「共犯」では無いで
しょうか。主に奥さんが使っていた様子で、ガソリン代の領収書を証拠として提出していたことから、奥さんは知らない
筈がない!
NEWS23ではインタビューで開き直っているところで報道が終わっていたので、返還する結果になったのは良かったです。
今回、MBSは非常にいい仕事をしました。