まさに「超級警察」!
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なぜならば!
わたくしの同級生、アジアが誇るナンバーワンアクション女優のミシェル・ヨーさんがアジア系俳優で初めてアカデミー賞主演女優賞を獲得されたからです!
私もまだこの「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」=「エブエブ」を観ていなくて、この予告編も見ないようにしているので、コメント欄でネタバレしないでね(笑)。
ハリウッドでは40歳を超えたら女優さんはなかなか出番がなくなると言われているんですよ。
それを、還暦にしてですよ、オスカー受賞!!
また、そのスピーチが全世界のアジア系の子どもたち、年配の女性を励まして、泣かせます。
「私と同じ見た目の子どもたち、そして今日この受賞式を見ているみなさんへ。
これは希望であり、新たな可能性を示しました。
夢というのは実現するということの証明です。
そして今後女性の皆さんに“あなたは旬の年齢を過ぎた”なんてもう言わせません。
ダニエルズ、A24や関係者の皆さん無くしてはここにいることはできませんでした。
それと同時に、この賞を私の母、そして世界中の母親たちに捧げたい。
彼らはスーパーヒーローです。
彼らがいるからこそ私たちが存在できる。
私の母は今84歳です。
マレーシアで家族と一緒に見てくれています。
愛しているよ、このアワードを持ち帰るからね。
私がキャリアを始めた香港の大家族全員、私の手本となり、ここまで歩んでこれる足を持たせてくれたことに感謝しています。
アカデミーありがとうございます!これは歴史的な瞬間です」
プレゼンターの一人が21年前にアフリカ系女性として初めてアカデミー主演女優賞を獲ったハル・ベリーだったのにも泣けましたね。
私がミシェル・ヨーという女優さんをはじめて知ったのは、今回の表題にしたポリス・ストーリー3(1992)。
主演はジャッキー・チェン。
アジアが誇るというよりも、世界最高のアクションスターのジャッキーがわたくしは大好きで、だからこそこの映画を見に行ったのですが、中国国家警察官役のミシェル・ヨーさんのアクションに度肝を抜かれました。
むう、これはジャッキーを食ってしまっている!!
「ミッドナイト・ラン」でロバート・デ・ニーロがチャールズ・グローディンに食われたくらい、ミシェル・ヨーのスタントマンを使わないスタントが凄すぎる!!
フルスピードのバイクで列車の横から飛んで!
走ってる列車の車両の背中にダイビング着地!
バイクの免許を持っていなかった彼女は2週間の準備期間経て、このスタントに挑んだ!
こんなん、ジャッキーでもしたことない!
このシーンをミシェルに譲ったジャッキー、偉いなあと思っていましたが、ひょっとしたらジャッキーもビビッてミッシェルがやったのかもよ(笑)。
ミシェルのおかげで、この「ポリス・ストーリー3」はジャッキー自身の最高傑作のひとつにもなりました。
ジャッキーをアクション映画で食うくらいの人ですから、そりゃ、007ではピアース・ブロスナンなんて当然食っちまうし。
「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997)。
アン・リー監督がアカデミー賞監督賞を獲った「グリーン・デスティニー」(2000)では、もちろん「アジアの帝王」チョウ・ユンファも食うわな。
むしろ、ミッシェルと互角に渡り合ったチャン・ツィーに私はビビりました。
アジア系であり、60歳であるミシェル・ヨーさんがアカデミー賞主演女優賞を獲ったことで、どれだけ多くの人が力づけられたかわかりません。
あまりにも感動したので、書かせていただきました。
「トップガン マーヴェリック」を大ヒットさせて「ミッションインポッシブル」の公開も控えているトム・クルーズも同級生。
私もちょっと近所でジョギングでも始めようかなwww(嘘)。
「ハムナプトラ」のブレンダン・ブレイザーが復活して主演男優賞を獲ったのもとっても嬉しかったです。
そして「エブエブ」でアカデミー助演男優賞を獲ったキー・ホイ・クァンさんのスピーチも泣けましたね。
『私の母は84歳で、家でこれを見ています。ママ、たった今アカデミー賞を取ったよ!
私の旅はボートで始まりました。難民キャンプで1年を過ごしました。そしてなぜか、ここハリウッド最大の舞台の上にたどり着きました。このような物語は映画の中でしか起こらないと言います。これが私に起こっているのが信じられません。これが…、これがアメリカンドリームです!
ありがとう、人生最大の栄誉をありがとうございます、アカデミー賞。私がここにたどりつくために、多くを犠牲にしてきてくれた母に感謝します。弟のデイヴィッド、僕を気にかけて毎日電話をしてくれました。愛してる。ケン、サポートのためにしてくれた全てのことにありがとう。A24、ダニエルズ、ジョナサン、ジェイミー、ミシェル、そして一生の兄弟である『グーニーズ』のジェフ・コーエン。
そしてすべては、私の人生の伴侶である妻のエコーのおかげです。何カ月も、何年も、20年間私に、いつか私の時が来ると言い続けてくれました。夢というのは信じなければいけないものです。私は自分の夢を諦めるところでした。これを見ているすべての人、夢を信じ続けてください。ありがとう。私をふたたび歓迎してくれてありがとう!愛してる!ありがとう、ありがとう、ありがとう!』
約40年の時を経て、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』の"最強コンビ”ハリソン・フォードがアカデミー作品賞のプレゼンテーターで、キャストの中で真っ先にステージに駆け上がったキーくんとハリソンの姿にも涙、涙でした。
キーくんは会場にいたスピルバーグ監督に「インディ・ジョーンズ」で自分を見いだしてくれたのはまさに彼だとして
「スティーヴン、ありがとう!」
とシャウトしてお礼を言ってました。
インディジョーンズの製作総指揮ジョージ・ルーカス、「魔宮の伝説」のヒロインでスピルバーク監督のお連れ合いケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン、監督のスティーブン・スピルバーグ。
スピルバーグも自分の自叙伝的作品「フェイブルマンズ」で作品賞と監督賞、取りたかったろうなあ~
ハリソンはインディ・ジョーンズ最新作の公開が控えているし、トムはミッション・インポッシブル最終作の撮影でアカデミー賞に来られなかったし、やっぱり太く長く生きなきゃね!
いやあ、映画って本当にいいものですね。それではさよなら、さよなら、さよなら♡
「トゥルー・ライズ」のジェイミー・リー・カーティスの助演女優賞受賞も良かったなあ。
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ネットフリックスの傑作ドラマ「ウィッチャー」のスピンオフ、「ウィッチャー 血の起源」のミシェル・ヨーもかっこええで~。
わし、仕事してるんかいなwww
デレック・ツァイ、BBCニュース
(この記事は、12日のアカデミー賞授賞式直前のインタビューをもとにしたものです)
「私がここにいるのはありえないってこと? それとも私はここにいちゃいけないってこと?」。12日の米アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞、脚本賞を受賞した大ヒット映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のセリフだ。
居心地の悪い世界を何が何でも終わらせてしまえと、主役に対立するジョブ・トゥパキというキャラクターは、皮肉をこめてこう質問する。しかしこの質問は、俳優ミシェル・ヨーさんがハリウッドでこれまで経験してきたことを、ぎゅっと凝縮したかのようなセリフでもある。
香港映画のスターとして確固たる地位を築いてきたヨーさんは、この「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で、エヴリン・ワンを演じる。アメリカでコインランドリーを経営する中国移民のエヴリンは、いつしかマルチバースに引きずり込まれ、なぜか気づけば宇宙を救うスーパーヒーローになる。
エヴリンの役は、自分がハリウッドで認められようと続けてきた闘いを反映するものだと、ヨーさんは言う。そしてその闘いは、映画で自分に敵対するジョブが口にする冒頭の質問にも相通じる。
「同じテーブルに座りたい。自分を見てもらい、聞いてもらう権利を手にするために」。ヨーさんはアカデミー賞授賞式を目前にしたズーム越しのインタビューで、BBCにそう話した。「私が求めているのは、同じように競うための権利です」。
「(エヴリンが)生まれたその日から、彼女は父親からお前はだめだと言われる。女の子だからだと。自分にこれほど深く響くものを読んだのは、とても久しぶりです」
エヴリンとなったヨーさんの演技は、今年度のあらゆる映画賞で注目された。米ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合(SAG)賞を獲得してからは、いよいよアカデミー賞も受賞するかもしれないと期待が高まった。
「私個人が女優として認められるだけにとどまらない、もっと大きなことだと、はっきり認識しています。アジア人がこぞって声を上げているんです。『自分たちのために(受賞を)達成しなくてはならない』と」
「アジアの人間は、あまり感情を表に出しません。そして、自分たちの物語は特に語られなくてもいいなんていう、そんな誤解もあるかもしれませんが、そんなことはありません。どうやって自分たちの物語を語るかが、大事なんです。映画を見る人たちはハリウッドに、世界のコミュニティーを反映してもらいたいと願っています」
ハリウッドで成功する前から、ヨーさんはすでにアジアではトップスターだった。
マレーシアのペラ州イポーで生まれ、10代にはロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ダンスに通った。背中のけがのせいでバレリーナの夢はかなわなかったが、この時の訓練のおかげもあり、ヨーさんはのちに、自分で自分のスタントをこなす映画俳優として有名になった。
ミス・マレーシアに選ばれたのち、香港映画に出演するようになり、1985年の「レディ・ハード 香港大捜査線」で評判を呼ぶ。ヨーさんが刑事を演じたこの映画の大ヒットを機に、女性を主役にした中国語映画が次々と続くようになった。
「アクション映画に出るようになったのは、ただ救われるのを待っているヒロイン像というのがピンとこなかったからです。女性の物語は、きちんと語る必要があります」
5歳のころにイポーでヨーさんの近所に住んでいたコディ・フーさんは、「うちの母親はいつでも、彼女と一緒につるんでいた。うちの母親が『ミシェルおばさん』ではなく『ミシェル・ヨーおばさん』と呼ぶので、偉い人なんだろうなと思っていた。キーチェーンに触りたいと言ったら遊ばせてくれて、母親とおしゃべりする間、僕がそれで夢中になればそれで良かったみたいだ。その辺のおばさんと、まったく一緒だった」と話す。
コディさんは今では33歳で、マレーシアで歌手として活動している。ヨーさんの成功は、コディさんをはじめ多くのマレーシア人に大きな影響を与えている。
「自分みたいにアーティストで、マイノリティーで……という人間にとって、そもそも成功ってどういうものなのか、想像もできなかったのに、ミシェル・ヨーのおかげで自分にもできると思えるようになった」
「1996年に、彼女のレストラン開店を応援しに行ってから間もなく、彼女はマレーシアを離れて『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』の撮影に出かけて行った。それ以来、会っていない」と、コディさんは話す。
ピアス・ブロスナン主演の『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』は、ヨーさんのハリウッド・デビュー作だった。女性やマイノリティーの役がきわめて限定され、ステレオタイプに縛られていた当時、ヨーさんは「ボンド・ガール」のお約束から大きく外れた、有能な中国人スパイを演じた。
ファッション誌「エル」のインタビューでヨーさんは、初めてアメリカに着いた時のことをこう話していた。自分の周りにいたアメリカ人は、ゆっくり話せばヨーさんには聞き取りやすいだろうと思っていたと。
「私が英語を話すと気づいて、その人たちはショックを受けていました」。今でも思い出すと当惑するといった様子で、ヨーさんは言う。「いったい何ごとなのか理解できませんでした」。
「マイノリティーと呼ばれることも、ピンとこなかった。私はマレーシア出身で、マレーシアは多民族国家なので、常にお互いの違いを受け入れるのが当たり前だったので」
従順な女性の役や、男性主役の添え物でしかない役を、ヨーさんは拒否した。そのため、出演機会は減ったものの、それは少しずつ変わっていった。
「世界は進化しました。成長を続けるほかの市場もあります。それはハリウッドにとって良いことです。ハリウッドも進化して改善しなくてはならないという参考になるので」
しかしそれでも、今になっても、人種以外のステレオタイプがヨーさんに降りかかってくる。
「大勢が、特に女性は、年を取ると何かの箱に押し込まれがちだと、理解していると思います。女優の場合、与えられる役が前よりも小さくなり、重要ではなくなっていきます」
「60代や70代の男性俳優が、世界を救うスーパーヒーローを演じているのに。ではいったいぜんたい、どうして女性がそうしてはならないんでしょう」
ヨーさんがハリウッドで一気に注目されたのは、2018年の「クレイジー・リッチ!」だった。アジア系俳優が多数出演したこの恋愛コメディで、ヨーさんは一族の長を演じた。
自分の成功は、若い監督や作家のおかげだとヨーさんは言う。「なので、ダニエルズ(2人のダニエル。「エブリシング~」の共同監督ダニエル・クワンとダニエル・シャイナート両氏を指す)みたいに、新しい発想の次世代の人たちを頼りにしています。とても平凡な女性がスーパーヒーローになれたら――という今回の脚本を書くのは、とても大胆で勇敢なことだったと思うので」。
「(ダニエルズの2人は)自分で自分のチャンスを作り出します。自分のための出入り口を自分で作ります。私が作家だったら、自分で自分のための脚本を書いたのに」
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」はヨーさんの友人や同僚たちに言わせると、ヨーさんにとってとんでもなくリスクの大きい企画だったのだという。
「でも人生にリスクはつきもので、リスクを避けていたらいつまでたっても同じことを何度も何度も繰り返すだけになってしまう」
「アジア系コミュニティーはもうあまりに長いこと、誰も自分たちを見てくれていないと感じていたと思います。けれども潮目が変わってきました。それには時間がかかったけれども、変化の兆しが見えるのはひたすらありがたい」
かねてアジア映画界のスターだったヨーさんが、アジア系を自認する女性として初めてアカデミー賞の俳優部門候補となり、そしてついに受賞したのは、実にふさわしいことなのかもしれない。
エブリシング――何もかもが、変化しているという証明なのかもしれない。ただし、それはエブリウエア――どこもかしこも、ではないかもしれない。そして、オールアットワンス、すべて一斉に――では決してない。
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そう言えば、ジョーズにインディアナポリスの話が出てきたおかげで、同艦と艦長を扱った映画ができたんでした。