Re:Start ~それでもまた歩き出す~

鬱持ちのアラフォーが、日々の生活を綴ります。
いつかまた家族と暮らせる日を夢見て…

入院前の記憶

2024-07-09 17:26:30 | 日記

こんにちは、cathyです。

 

入院前の記憶。正直、曖昧です。

デイケアに週何回行っていたのか、どのくらい休んでいたのか、覚えていない。

訪問看護さんが週1回来てくださっていたのは覚えているけど、どんな話をしたのか、覚えていない。

家事はほとんどできていなかった。ほとんど、夫や長女に任せきりだった。横になってばかりで、なんとか気持ちを上げようと音楽を聞いて。でもそれは端からみたら、単にゴロゴロして音楽を楽しんでいる母であり、妻であり。見たくない姿だったと思う。そしてそんな自分に、夫や長女は愛想を尽かした。夫とは口論ばかりが増え、雑談が消えた。長女とはもう何ヵ月も、会話が成り立たなくなった。

 

ちょうど1年前の今日、そんな長女と話をしようとした。

なんとか仲直りしたい、その一心だった。

でもうまくいかなかった。

曖昧な記憶の中で覚えている断片的な言葉。

長女からは、この人、と呼ばれた。

会話が噛み合わない中で浴びせられた言葉。

「この人、本当に空気が読めない。」

同席していた夫も賛同していた。

「うん、この人は空気を読む人じゃないよ。」

まさか家族から聞くとは思っていなかった言葉。

ものすごい疎外感、孤独感。口がカラカラになる。

そして長女が泣きながら言い放った言葉。

「もう、私には母親なんていない。そう思って生きる。」

そして話は終わった。

 

夫に何度も聞いていたこと。たぶん、あの日も聞いた。

いなくなってもいい?

その度に夫はこう言った。

「どうぞ、ご勝手に。」

 

今から考えても、今これを読んでも、病んでいたと思う。

生活は荒れていたし、家族の中で浮きまくっていたし、家族としての務めを何一つ果たせていなかった。

ただ、そこから脱け出すためにどうしていいかわからなかった。

わからないまま、ただ時間だけが過ぎて、どんどん追いつめられていった。

もう逃げることしか思いつかなくなっていた。

 

そんな中で次女だけが、いつでも、寄り添ってくれた。

手を握ってくれた。大好きだよと、言ってくれた。

1年前の今日も、ぎゅっとしながら寝た。それが最後になった。

最後まで信じてくれた優しい小さな手を、私は離してしまった。

後悔していることはたくさんあるけれど、このことが一番、悔やんでも悔やみきれない。

 

そして1年前の明日が来る。

今年も、明日がやって来る。

私は何をしているのだろう。

ネガティブな思考に引きずり込まれる。

明日、誰かに、会えるかな。

 

読みにくい文章で、ごめんなさい。

思い出すまま書きました。

 

では、また。