まさかウクライナが参加を検討するとは。
結局ロシアはこの戦争で失ったものが大きすぎる。緩衝地帯だったはずのフィンランドがNATOに加盟して更には欧米からの金融制裁を食らった挙句にロシア国内で産出された石油価格すら自分達で決める事ができない状況に追い込まれ、戦争中の交戦国であるウクライナは海外からの支援を受けながら戦力を少しずつ強化していて、逆にロシアは今までグレーゾーンでロシアの汚れ仕事を請け負ってきた民間軍事会社が反乱を起こし今もまだ余波が続いている始末。更にロシアとの関係を重視していた中央アジアの国々もロシアから離れつつあり、特にアルメニアのロシアに対する嫌悪感はロシアの想定外だろう。この戦争が仮に今の国境線で休戦するような事が仮にあったとしても領土では勝っていても戦略的に大敗北であり取り返しのつかないレベルの敗戦なのだが、ロシアにとっては社会構造を変えるいい機会かもなあ。