こういちが康一でコウイチ

パロロワ書き手の康一君の、なんか、そんな感じの。

FGO2部 シンをやりながら書いていた感想のようなヤツ、その3(ラスト!)

2018年12月08日 | 日記
はい、前回の続き。
サクサク始めましょう。


第11節からラストまで。


――――


・第11節『雛芥子の女』。ということでやっぱり虞美人さんでした展開っぽいんだけど、ひなげしをもじっていたのには気づいていなかった。そこに先に気づけよ。はい。
・「人なんて知るか! あんなもの! いっそ滅べばいい!」から、すぐに「……ごめんなさい。お前もまた、かつては守るべき国と民を従えた領主でしたね」になるヒナコさん、テンションのふり幅が激しくていいな。
・ヒナコさん、不死存在なのに不死存在として生きていくメンタルがないんだね。不死が辛いタイプ。
・上手いこと陽動しつつ、サクッと捕虜と合流できたんだけど、捕虜を一ヶ所に置く理由とかあっていいですよねえ。楽しい。この世界はこれこれこういう世界なので当然そうなる理論は楽しいよ。
・「小型化とか効率化とか意味わからん。そこ頑張るとこか?」になってる始皇帝さんもねえ、ほんとおもしろいよねえ。
・「もしや、通信装置も隠し持てるほど小さくできちゃうっかなー、と……」 韓信さん鋭い。「えーなにこれわからんー。なんなんこれわからんー」の始皇帝さんと、「そんなわからんヤツらってことはこうなのでは?」を考えられる韓信さんは強いなあ。もちろんノータイムで収容所に増援手配できる衛士長さんもだし、すでにやることやってるカルデアサイドも。偉い!
・「ええい! いったいどんな世界なのだ?」 こっちがカルチャーショック受けるくらい世界が違うのなら、そりゃあっちも受けるはずだよね。
・あんなんアカンわ、早く滅せよ、いち早く滅せよ、無理無理ないわーの始皇帝さん、普通にやれば無限の戦力で圧倒できてしまうだけに、あとは余計な興味を抱かせてタイマンみたいな感じに持っていきたいね。まるで、余計なこと知らなきゃ大きな喜びも悲しみもない生を送れたであろう、儒によって蒙を啓かれた民どもみたいによ~!
・なんかコヤンスカヤさんと共闘することに。その場においてだけ目的が一致した敵との共闘とかいう、間違いない熱い展開だというのに嘘みたいに全然熱くないんですが、そんなコヤンスカヤさん結構好きですよ、僕は。
・「(ちぎった髪の毛を息吹で飛ばした……? それだけであの規模の使い魔を呼び出したのか?)」 白面の者。
・「躊躇なく令呪まで切ってくるか。芥もいよいよ本気だな!」 だいぶ雑な令呪だったけどね……と思ってたら、コヤンスカヤさんトラップで血まみれになるヒナコさん。ひええ。
・「――ああ。まだ気づいていなかったのですか、アナタたちは。これは損得なしの忠告です。即刻避難なさい。たかがサーヴァントなんぞ放っといて」 えっ、食うの? 『食う』タイプの不死なの? そして、食われたらヤバいの?
・「貴方は、再び彼と会えたのだから! ここに至るまでの悠久の慟哭を、終わりなき孤独を思い出すのです!」 生前からの知り合いをサーヴァントとして引くと、全部わかった上での叱咤激励をしてくれる。
・「損得で天秤にかけて片方を食い物にする人間とかね……」をやっていた不死者に「……で? 蘭陵王くんを食わなきゃせっかく項羽さんに会えたのに死ぬけど? どうする?」をやるの、メチャクチャ興奮しますね……! 蘭陵王くんのほうが考えるまでもないでしょうムーブなのも含めて……!
・主のために、罪もないのに納得して毒杯を呷った友人を! 今度は自らが主となったというのに! また、罪もない彼に納得した上で死を選ばせるんだよォ~! 彼との再会が奇跡であるのなら、蘭陵王くんとの再会もまた奇跡であるというのに!
・要素がだいぶ似ているディルムッドくんと蘭陵王くんの最大の違いは、主のための死が納得できるものなのかどうかって感じなのかもしれませんね。
・は~~~~~っ!? 真祖!?!?
・『アレだろ? なんかよくわかんないけど不死者の虞美人が、現代まで生き続けてたんだろ?』とか、結構のんきしてたジョジョもこれにはビビった。

・宝具連打とか呪いとかナメたマネしてきたので、こっちも絆上げとか無視して殴ってやった。メルトリリスさんがとてもハマった。
・「あれは内に蓄えた魔力なんて使っていない。この世界そのものから無尽蔵のマナを吸い上げ、行使している!」 もっとどんどん使ったら、始皇帝さんもさすがに手伝ってくれないかな。コヤンスカヤさんとの共闘よりは盛り上がりそうだ。
・「ええと、もっと馬にもわかるように説明していただけませんか?」「つまり我々は絶体絶命ということです」 この二人(二人?)、中盤からの登場なのにキャラが立ってて素敵だ。
・始皇帝さん来ないかなあと思ってたら絡んでくれて、本当に話の早いお方だ。
・「悠久を越えて存えたものが、ひとときの激情に流されるでない。其方が本当に追い求め、手に入れる算段をつけたモノ。それを忘却してはならぬ」 うわー、あの身体でこれを言える始皇帝さん強い。この辺多少流されてくれないと、長城ドバドバとか冷凍英霊軍団とか勝ち確モードで蹂躙されちゃうんだけどな。
・「ですが、発端に遡れば至極単純。マリスビリーがそう企んだ。それに尽きます」 なんで真祖なんかカルデアにいたの? に対して一番最初に浮かぶ答えを言ってくれて、コヤンスカヤさんいいね。人間で耐えられなかったときのための保険、っていうのが正解かはともかく。
・「あの人間大嫌いな芥ちゃんを説得するなんて、よっぽど真摯に、丁寧に口説き落としたのでしょう。間違っても『君にミンクのコートを贈ろう』なんて、ダッサダサな決め台詞はなかったと思いますが」 逆に、新所長はマリスビリーさんと違って信用できるね。
・ヒナコさんと始皇帝さんの約定も、ずいぶんサクッと明かされましたね。なるほどという感じ。始皇帝さんも仙人ボディで出てくるのかな。
・『どうでもいい』ヒナコさんと『どうでもいいならどうでもいい』始皇帝さん、人間の理解を越えてていいやり取りなんだけど、こうなると今後どう話に絡むのかな。機械のはずの項羽さんが『どうでもよくない』って感じなのかな。
・「さあ、両手を後ろで組んでワイヤーで縛れぃ! 足かせも忘れるな!」「ええ、そこまでいたします!? 先ほど援護してあげましたわよね、私!?」 どっちも別方向で、いまそれ言えるなんてほんとすげえヤツだな……となるセリフ。
・「…………くだらない。心底、虫唾が走るわ。頭から食べてやろうかしら」 これを挟んでくれるコヤンスカヤさん、ありがたいね。
・扶桑樹が解毒剤になるので、扶桑樹が現存している中華異聞帯に来てましたっていう真相、うーーーむ地元で強い妲己ちゃんとの決戦を楽しみにしてただけに残念だが、まあ……まあ! いいでしょう!
・…………えっ、ていうかインドまで引っ張るの? 華陽夫人として殺しつくし、そしてあの――白面の者誕生の地!
・いや無理やり気持ちを盛り上げようと思ったけど、どのツラ下げてまだ引っ張るんだよ! 無理だよ、盛り上げるの!
・でもまあ、この路線ならこの路線で……所詮は玉藻か……

・「――彼は困惑の直中にあった。起動より2200年。ただ求められた成果を出すためだけに、与えられた成果を出すためだけに、与えられた機能を尽くしてきた」 蘭陵王さんはあの蘭陵王さんだったのに、よりにもよって項羽があの項羽でない虞美人さん。
・新たな持ち主に指示されて、現在いる世界とはかけ離れた過酷な世界でどのように行動するかを演算する項羽さん、これもこれで、なんか、こう、興奮するな……。
・でも劉邦をという逸材を見つけて、その資質が開花するまで調整して、最後には倒されるべき魔王として君臨するっていう結論は、興奮するな……とか言っていられるそれではないけどな!
・劉邦、辛そう。
・虎戦車笑う。
・殺人バファロー走法に虎将仰天だわ。
・「暴力に特化した異界のテクノロジーをふんだんに盛り込んだ兇悪な面構え。うむ、見るからにすごい。怖い」「将帥の夢、ここに結実……ィイヤッホォォゥ! 格好良すぎでございます陛下!」「なるほど、これが、浪漫……というものですか」 楽しそうで何より。肉抜きしすぎて車体バラすなよ。
・ドドドドドッ走る凶器や。
・ゴルドルフ「うわぁ! いっぱい来た!」 虎戦車軍団背景にこのセリフ反則だわ。
・「残骸! 残骸ありったけ拾ってきて! もう頭きた! こうなったらこっちも隅々まで解析しかえしてやる」 このダヴィンチちゃんの仕返しに対する始皇帝さんのリアクション、「やっぱり儒ってクソだわ」でも「ほーんなかなかやるやん」でも、どっちにせよおもしろいからズルいな。
・空想樹どうなってんだろう問題、始皇帝さんにも観測されてないとか普通にどうなってるんでしょうね。正直、空想樹とかすっかり忘れてたな。
・合流したモドレッドさん、ちゃんと触れるべきところに触れていて偉い。ベテランパーティメンバーの雰囲気。
・荊軻さん別行動。ダヴィンチちゃんに依頼していたものも気になりますね。巻物ではないでしょう。
・うわー、項羽さんのパートいいですね、これ。
・だってこれさあ、ここまで、これほどまでに、汎人類史の項羽が同じ人ならざる彼女を思いながらあの最期を迎えたのだと理解して、それでも異聞帯の会稽零式たる彼も行くんでしょ。
・ついていけ! 止めるのは無理だ! ただ終わるだけなんて許せる男じゃないんだよ! だから行け! 行け! ついて、いけ!
・緩やかな最期のための2200年じゃなくて、ついていくための2200年だったんだ!
・これで彼が咸陽に向かわなかったらだいぶはずかしいなあと思いつつ、いや行かねーワケねーだろと確信してます。
・そして、たぶん虞美人さんも確信しているのだ。

・いまさらながら、咸陽に『入口』って立札があるのおもしろいな。
・地球全域に下賜を飛ばすロケットすき~。バカ技術~~~!
・機械じゃなくて生身の敵が出てきたの、ここまで来たって感じがしてきていいね――と言いたいんだけど、ここまで来たって実感がないぞ……?
・いやだって! 戦車で遊んだりしてたら、いつの間にやらもうクライマックス入りしてない!? ええー……正直ええー……だぞ。うむ、『ええー……』だ。
・強大な大国と戦っている感がない。それは俺がとても期待していたものだというのに。第一第二とあんなんだった異聞帯では叶えられなかったが、秦ならば行けると期待していたものだというのに。
・いや、わかってたんですよ。ガチで来られたらあっさり殲滅されてしまうので、タイマンとかに持ち込まなきゃって、サクサク仕掛けなきゃって。病気だしなおさらって。でもさあ~~~もうここまで来ちゃってるのはちょっと違うよ~~~~~!
・スピーディに仕掛けて、かつ全戦力ドバドバは避けた上でとは思っていたが、戦車で笑ってたら咸陽入りは望んでない! ←矛盾した思いを抱えるプレイヤー。
・かなり「ええー……」だけど、まあ今後盛り返すことを期待して……ちょっとテンション下がってるけど……。
・来ましたね、言われていた『ゲージュツ』とやらが。
・「新たな国を興せばより豊かな暮らしが送れると、そう大西王に吹き込まれ、隣人たちは我を忘れた」 この異聞帯の張献忠、汎人類史とはまた別の路線でスゲーなこいつ。お前マジか。
・辛い朝が来るかもしれないのだから目覚めなど不要、永遠に眠らせておいてくれと、心から叫ぶ秦良玉さんを自分が進むためだけに倒すの、ぞくぞくしますね。
・「――他の国など要らない。
  ――他の私など要らない。
  他の――あなた方のように振る舞う私など、私は知りようもないのだから……!」
・これを相手のほうに言われるの、本当にいいですね。他の形で召喚された自分など知るか、他の世界の自分など知るか、その精神大好き。
・「……おぞましや、汎人類史……恒久平和を達成した我々の歴史にこそ、貴く正しき義があった。それを踏み越えて、お前たちは征く。いったいどんな血みどろの未来を……積み上げた屍の向こうに、見出すのか……」 今回の異聞帯はこれを言うに値する異聞帯だったので、ほんとグッときますね。汎人類史の秦良玉さんとぶつけたかった。倒れたヤツなんか見てる場合かよ、ってモドレッドさんも素敵。
・本当に、マジで、味方サーヴァントに汎人類史の秦良玉さんがいればよかったのに! と思っている僕がいつつ、いやでもそしたらその汎人類史の彼女ばかり背負って答えを出しちゃうから……と納得している僕もいます。
・いやでも秦の彼女の呪詛は、汎人類史の彼女に聞かせてあげたかったよ……(僕は彼女を引いていないので、どんなキャラなのか知らないんですけどね)。
・始皇帝トリオ解散。韓信さん、俺のイメージする韓信はこうじゃないんだけど、一方で世界統一を果たす不老不死の始皇帝の下にいる韓信として最高だったんですが、文字にしたら意味がわからないな。
・荊軻さん、始皇帝の眼前に到達。この流れで暗殺成功するとは思えないけど、だからこそ期待が高い。暗殺は絶対に失敗する以上、他の何かをするってことだ。さあ、なにをする?
・いつの間にかのクライマックスに落ちたテンションを上げて、盛り上がってきたところで寝るワケです。

・↑ここまでやって寝て起きて出かけて帰ってきて、さあプレイ再開だ! と起動したら「☆5始皇帝、星4虞美人ピックアップ!」とか飛び込んできて笑っちゃった。
・いやまあヒナコさんの正体バレ編も超えたし、始皇帝さんも仙人ボディフラグガン立ちだったし、ギリセーフっちゃギリセーフなんですけどね。にしても公式くんがよ~。
・ということで再開。
・「ほほう、なにやら奇妙な霊子反応があると思えば、案の定だったか。貴様らサーヴァントとやら、さては霊体化したままで移動が叶うな?」 始皇帝さん、目で見るまでは信じない。
・「暗殺者、ああ、うん、な~んとなく見覚えがあるような気がしてはいたが」 ナメやがってなんですが、そんな大昔のことよう覚えてんなでもある。
・「フン、語るに落ちたぞ始皇帝。完成とはすなわち、完了であり完結だ。貴様が統べる歴史はもう、これ以上先に進みようがない。袋小路さ」 ここから展開される『たしかに汎人類史は遅れているが、このゴールよりさらに先に行く可能性があるぜ』論。そんなこと知るかなんですが、始皇帝さんサイドもそんなこと知るかでマウント取りに来てたからな。
・スマホを前に「はー? なにこれありえないんですけど?」になる始皇帝さん。僕らも秦を見てそうなってたよ。
・「……その栄華は、絵に描いた餅だ。なんの確約もないではないか」「ああ。夢だ。幻のまま潰えるかもしれない。だからこそ誰もが祈り、願望する」 もしかしたらもしかするので、もしかすることはない永遠の平穏は諦めてくれ。いいですね。「もしかするかもしれないからごめんな! 俺たちが行く!」ふざけんなって言われるのも当然なことを堂々と言おうな。
・「貴様は想像も及ばなかったんだろうが。ただ通信するだけで、演算装置を殺す毒というものがあるんだぞ」 技術を独占した結果がこれだよ!
・「ああ。そちらは高尚な討論に興じたかった様子だが。あいにく、私は最初から貴様を殺すためだけに来た」 あちらが王なら、こちらはネテロ会長になるしかないよな……。
・「荊軻。今度こそ、その名を胸に刻もう。一度ならずに度までも朕に恐怖を与えた女よ」 ということで来ましたね、仙人ボディ。荊軻さん自身が気づいたように、まさしく一手遅かった。そして昨日この1話前で寝た俺も一手遅かった。
・シャドウボーダー回収したほうがいいよって教えてくれるコヤンスカヤさん、いったいなんなんだ。
・そして当然回収に来るだろうと待ち受けている韓信さん。偉い。
・「『理由』なんざどうでもいい。こちとらただ戦争がしてぇだけなのさ」 ヒラコーみたいな笑顔。というかモデル、ヒラコーだったのかな? もう少しはよ気づいておけ。
・「こちとら陛下が生身のころから戦争三昧に付き合ってんだ。印度も潰した。埃及も潰した。羅馬も俺が滅ぼした」 それが見てえな~~~! 世界統一国家・秦の歴史をよー!
・「合間の平和なんてもんは見たこともねぇ。ずーっと氷漬けで寝てたからな」「そりゃそうだろうさ。テメェみたいな狂犬に、平時の居場所なんぞあるわけがねえ」 始皇帝さん、あまりにも正しい。
・「戦乱の世界には、時としてこういう怪物が現れるのです(……とはいえ、この御方。こと戦術において、あの諸葛亮さえ上回るのでは?)」 『孔明より上』とかいう、普通に全然すごいはずなのにFGOで言われるともっとすごくなる持ち上げワード。
・「この命、最後の最後まで徒花と燃やし尽くすのが忠義ってもんかもなぁ」「我らのような毀れたものを、最後まで恩顧の鎖で縛ってくださった……その御心に報いよう」 いい帝だったよなと笑い合って死にに来る二人、あっぱれ。コバルトブルー。
・いや、こいつ書文先生じゃねーか!!!!
・言われてみれば予想できそうなはずなのに、全然考えてなかった。先生、老人モードもあるし、アサシンも行けるし、最近まで生きてた中国の人じゃん……。
・ということでパーティ壊滅したので、久しぶりのナイフグサグサネキのお時間です。
・座の英霊ではないので、冷凍英霊は普通に死ぬし、衛士長は人間なので当然死ぬ。
・「とっとと驪山に来てりゃよかったのさ」 この軽口を叩ける韓信さんも、笑って受け止める書文先生も素敵すぎる。わかってるでしょ、お互いに。
・「許せ、虞よ。私は、私の在り方を変えられぬ」「……そうですね。貴方はそういう御方です。ならばせめて、お供いたします。どうか最後まで、この虞をお側に侍らせてください」 うむ。これが見たかった。

・「まるで敢えて誘導するかのようなミズ・コヤンスカヤの口ぶりには、些かならず警戒心をくすぐられるな」 おっ、ついに触れられた。
・扶桑樹自体が空想樹。はえー、空想樹の謎解きに興味がなさ過ぎてすっかり忘れてた。
・――グっちゃん!?
・「(待て。メイオールだと? オロチにソンブレロ、そしてメイオール…………空想樹とは、そういうものなのか!?)」 オロチって名前を聞いて、空想樹全部揃ったらヤマタノオロチになると思ってたのは内緒だよ。
・ということでコヤンスカヤさんが、ここまで連れてきたのは計画通りです! さあグっちゃん、殺してくださいまし~! ヅラしてるけど、空想樹まで連れて来てくれるのはこちら的にも普通にありがたい。
・後列のアビーとXXさんでナントカ倒した。フォーリナー持たざるカルデア詰むでしょこれ。
・空想樹さんは扶桑樹の内側、仙界にいたとのこと。まるで平成対昭和のような。
・剪定事象の存在を受け入れて、その上で落胆せず笑う始皇帝さんいいですね。てっきりたわ言だと思っていたが、汎人類史とやらが真実であるなら汎人類史になるだけよ。
・「なるほど! 私が赤兎馬の姿に変容してしまった呂布なのか、あるいは自分が呂布だと思い込んでいる赤兎馬なのか――もう別にどっちだっていいジャン、という理屈ですね!」 そんな間違ってない気がするけど、こっちはどっちだってよくはないんだよなあ……なんですが、その点もピッタリハマるっちゃハマるのが腹が立つぜえ。
・グっちゃん「世界を救うとか言い出すのが目に見えてるので、このまま黙っておいて滅びたい」 始皇帝さん「恋愛ってクソだわ」
・「コヤンスカヤ、事務所に戻りますぅ!」「あっ、逃げた!」 マジで次回以降まで持ち越しらしく、もはや死なないのでは……。中国と同じく縁のある地、インドでちゃんと死ぬの……?
・コヤンスカヤさん、もはやナチュラルにカルデアに召喚されても全然いいくらいの存在になってしまったんだけど、それはそれとして獣の槍にブチ抜かれてほしい。
・「汎人類史よ、カルデアよ。これより其方らと朕とが競うのは、人としての正しき在り方。人類史の進むべき方向性。ただ質量にて勝るというだけでは、決着としては何の解決にもならぬであろうが」 冷凍英霊軍団×1000ッ! ではないということ。
・というか始皇帝さん、秦の民は『人』ではないから問答無用で殺すけど、荊軻さんのときといい他所の輩は話聞いた上で対処してくれるのね。
・「編纂事象を進んでおきながら、いとも容易く存在証明を否定されおった汎人類史の愚昧さ、脆弱さもまた見過ごせぬ!」 あっさり人理を焼かれたことを責められると弱い。たしかにな。そりゃたしかにな。
・「ウチの世界が剪定事象!? じゃあ編纂事象ってなんなんだよ! 見せてみろよ! は~~~!? 一瞬で燃えた!? はあ~~~~~~!?!?」 そりゃそうだ。
・おお、仙人ボディ――真人の始皇帝さん、一枚絵にて登場。悲しいことに、ガチャの宣伝で見た後だよ。おのれ運営。
・「(彼の霊基は『強い』というより『高い』……汎人類史であれば冠位に該当する霊基だろう。それが……なぜ裁定者になっている……!?)」 誰がどのくらい強くてどのくらい高いのかわからんので、なんともかんとも。
・「荊軻との問答を経て気が変わった。其方たち汎人類史とは、あくまで『人』の在り方において優劣を競う、とな」 荊軻さんのおかげでわかりやすくなったので、これは負けられませんね。「冷凍英霊×1000ッ!」や「もうええわ、咸陽に長城落としまくって全滅させてから後片付けしよ」路線は避けられたのだ。
・もはや問答は不要。うむ。うむ!
・ここまである意味において汎人類史より優れた世界を見せておいて、その世界に君臨する皇帝が、こんなにもこちらがすっきりと戦える舞台を用意してくれるなんて。
・あっ、水銀っぽいもの、バトルモーションに使われとる……。ケイネス先生出るかもとか言ってた時代がありましたね……。
・「聖躯のままであれば、我々は戦いにすらならなかった」 これをホームズ野郎が言ってくれるのはいいですね。
・「……なるほど。たとえ其方が倒れても、次の其方がまた現れると、そう信じて疑わぬわけか」 これ、大魔王ゾーマへの解答でもあっていいですねえ。
・うわーーーーっ! 項羽さん死ぬタイミグ逃したと思ってたら、ここでこうなるのか。死ぬとわかっていながら、死へと突き進むヤツが多すぎる。
・「……虞よ、汝を、如何せん……」 ここでも、そうなる。
・「そうだ、未来など与えるものか! 人類に、貴様らに……人ならざる者たちの嘆きをすべて踏みにじって進んできた貴様らなぞに!」 戦争ロボと真祖、どっちも芽生えてしまったエラーみたいなものに突き動かされて無茶苦茶し始めて、心から迷惑なんだけど好感度は高い。
・グっちゃん、いざとなるとブチギレて、「お前が! お前が悪い! お前が! 人間どもめ!!」できるのが本当にいいな。
・「誰彼構わず人類を呪うなら、あれは朕の敵でもあるな」 さすが始皇帝さん、わかってらっしゃる。コヤンスカヤさんとは違って、なんと盛り上がる共闘か。
・「滅べ! 滅べ! 滅び去れ! この憎悪を、この呪詛を、すべて空想樹に注ぎ供物となさん! さあメイオール、我が起源、最後の扶桑樹の残骸よ! その梢をもって人の世の未来を刺し貫け!」 この人、本当にいまピックアップとかされてるの……? どのツラで…………?
・「アレは銀河だ! 空想樹のなかに銀河がある!」 扶桑樹のなかに隠されていた空想樹の、さらにそのなかに銀河。イメージは悪魔超人ブラックホールの顔面。
・「……ああ、こうなると、あの方は察して……」 ここまでの厳しい戦闘と比べて、明らかにあっさり終わる程度の強さだった空想樹戦。悲しい。
・「なんだ、末期の悔悟がなにかと思えば。項羽の嘆きを止めるなど造作もないことではないか」 始皇帝さん、この人あまりにも万能存在というか。すごすぎて主役にはなれないんだけど、出てさえくればまるっと解決してくれる人にはいくらでもなれるな。
・「英霊となれ。天仙の女よ」 ゲーーーーッ!!!!
・「精霊に類する其方であれば、己の在り方も自ら選べよう。抑止力に鞍替えすることなど、造作もないのではないか?」 荊軻さんが! カルデアが! 『もしかしたら秦が到達した以上の栄華に至る可能性』の強さを見せたばっかりに、始皇帝さんがとんでもねえ提案を!!
・このまま怨霊のまま哀れに消えるなら100パーセント救われないけど、英霊として抑止力の犬になれば、もしかしたらもしかするかもしれないだろう? 無残な未来が延々続く可能性も大いにあるが、『可能性』の強さを朕は知っておるぞ?
・な、なんも言えねえ……! 言いようがない理屈だ……! 「その提案、惨い未来が来る可能性余裕であるな」と思っていながら、カルデアはどうしたって始皇帝さんの提案を否定することはできない……! カルデアにだけは……!!
・「さぞや其方には不本意だろうさ。だがな、その在り方はかつて項羽が志し、誇りとしたもの。其方が同じ役を果たすとなれば――少なくとも、項羽が其方の行く末を嘆く気遣いだけはない」 いやまあ、これについては否定のしようがないとかじゃなくて、普通に「口が上手いな」って言えます。
・「思わぬ再会を遂げる望みも、なくはない」 こ、こいつ……! この始皇帝野郎……! その僅かな可能性で勝った以上、「逆に悲しすぎる再会の可能性もあるよな」とか言えないことをぬけぬけと……!
・始皇帝野郎……! ←ここに来て、呼び名を変える必要が出てきた。
・「まあ即断を要することでもない。しばらくは忘年の野山をさすらって、じっくりと検討するのもよかろう」 ずいぶんと狭い野山をさすらったらしいな……。
・「……まさか怨霊を弁舌のみで言いくるめるとは……」 ちょっと笑ってるホームズ野郎、本当にこいつらは。
・ルーラーってヤツは。
・さようなら陳宮さん&お馬さん。陳宮さん、そこまで目立ってないのに絶対に必要な存在だったから偉いな……彼抜きで馬オンリーだったらと思うとよ……。
・「俺たちは異聞帯を出るまで付き合うぜ。扱いとしちゃシャドウボーダーのなかに呼ばれた英霊だからな」「そうか。それは嬉しい、紅の童子。もう少しだけ、一緒にいられる」 モドレッドさんもナタちゃんも、今回は先輩って感じだったね。先輩パーティメンバーと、先輩宝貝人間。
・「征け。新たなる人理の窮地へ。その双肩が背負うものの重みを忘れるな」 朕の民は恐怖も絶望もしないから安心しろだとか、このセリフだとか、わざわざ言ってくれるのがやさしいよね。
・シャドウボーダーに侵入して解毒剤を置いて行ったコヤンスカヤさん。これといって、別に「仕事にはプライドがあるプロだな……敵ながら通すべき筋は通すプロフェッショナル……」とか全然ならないのがおもしろすぎる。
・マシュが言っているように、この異聞帯はこれまでの「どう足掻いたって滅びるだろ」じゃない世界だったんですが、次以降への期待が高まりますね。ずっと引退試合みたいな異聞帯だったらどうしようと、ちょっと心配ではあったからね。
・シオンからの通信。すぐに彷徨海に戻れるらしく一安心。所長室は完成しているかな?
・「作戦名はロストベルトNo.4……膨張と集束を繰り返す、謎の異聞帯が攻略対象。そしてそして、次回は同伴者がさらに一騎。そう――謎のサーヴァント・キャプテンを連れて、めくるめくインド神話の世界にGO! なのです!」 膨張と集束を繰り返す……なるほどわからん。キャプテンは今回顔出しだけで、次がメインだったのね。
・「……なあ、本当にあの洞穴を出て来て大丈夫だったのか?」「だってあの白い服の先生が言ってたじゃないの。もう外に出ても心配はない、って」「なーんか、不思議な御方だったよなぁ。どっかあのカルデアとかいう連中と似てたような……」 おっ、『カルデアの者』ノルマっぽいですね。やっぱりゲーくんだよね? ゲーくんでしょ?
・始皇帝さんエピローグ完璧~~~~~!
・クリア礼装も完璧~~~~~~~!


――――


終わり!

よかったね。
なにより、秦と始皇帝さんがよかった。こういう世界もこういう支配者も大好き。
途中どうなんだろうと思っていたヒナコさん、もといグっちゃんもよかった。「そんな……そんな……項羽様……」「お許しを……にでも……」からのブチギレオール人のせいが超好き。もうカルデアに来てるのもオチとして最高。

ということで、僕のなかでは二部で三番目でしたね。
いや、あの……やっぱり戦車で笑ってたらクライマックス入りはちょっとね……だいぶね……
そこを一人で盛り上げた始皇帝さんはさすがの魅力だったんだけど、でもさ~~~~! サクサククライマックスなのもわかるけど~~~~! 病気的にも、秦の戦力的にも、ゆっくりできないのもわかるけど~~~~~!
モドレッドさんが先輩パーティメンバーで、ナタちゃんが「これは仙道」鑑定人で、蘭陵王くんがグっちゃんを見下していた人間みたいなことをやらせる要因で、ってのもね、わかるんだけどね。
無駄に長くなるだけだろ本筋進めようよこれ的な、長文病的な見せ場も見たかったよ。
絞るのだって全然わかるけど! わかった上で贅沢を言うのが消費者だから! へへへへ。

まあ三番目と言っても、贅沢な順位付けであって二部は全部めっちゃおもしろいからね。
異聞帯自体の魅力的さとか、異聞帯の王との決戦の盛り上がりとか、それはぶっちぎりで一位だしね。

こんなに全部待った甲斐のあるおもしろさだと不安になるので、もうちょっと雑な本編エピソードをここらで一回やって安心させてほしい、っていう意味のわからんことさえ思ってるよ。
不満が「長文だから時間がかかるのはわかるけど、さすがに1年で3章はいつ終わるのかわからん」くらいしかないよ。

4章は……インドのほうはよう知らないし、ペペロンチーノさんはペペロンチーノさんで実は真祖が出てきたあとだもんなあ。

いつもの決戦前夜とか決戦直前のアレで、みんなでカレーを食べたいですね。ロワなら全滅フラグって言われるヤツ。
そうだ、今回はあの決戦前のああいうパートもなかったんだな。荊軻さんがダヴィンチちゃんからスマホもらうパートくらいで、サクッと終わっちゃった。
僕はアレ好きだからな~。鉄人兵団的なね、ヤマオー戦前夜的なね、漫画ロワで言う『集結』的なね、アレが好きなんですよね。見たかったよ。
でも始皇帝さんは、ハオみたいに一緒に食卓囲みそうね。あの時点では仙人ボディないけど、あの人のイメージ的にはさ。

うーむ、そんな終盤ではなくとも、食事シーンとかそういうのがほしかったなあ。
パツシィくんと迷宮内で喋ったところとか、ゲルダちゃん家とかみたいなさ。
せっかくなので中華料理を食べたかったのに残念だ――と、旅行に行ったのか? みたいな感想を抱いて気づいたんですが、そうだ! 今回は新所長と主人公が身体壊してたんだ! 特に新所長は消化器を! 中華なんか食えねえ! 終わり!!!!

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