4月最初の土日となった今週末は、お天気にも恵まれ、と言いますか、初夏を感じされる
ような暑い一日となりました。
行楽日和を通り越して日陰で涼みたい気分の週末でした。
旧堀田古城園の屋根瓦からは春なのに熱気が見えそうなくらい。
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甲府の春は短いのです。
とはいえ、これまで寒い日が続いたこともあり、久々にソメイヨシノの開花が遅れ、
金曜に満開が宣言されたところでしたので、この週末は各所で花見を楽しむ方が
大勢いらっしゃいました。
土曜は、旧堀田古城園の内壁の修理もありまして、様子を確認に行きましたが、
多くの参拝者で混雑していました。
そして、皆さん漏れなく桜の花を写真撮影されていましたよ。
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武田神社参道から甲府市街地方面を見た風景ですが、通り沿いの桜は満開。
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近づくとこんな感じです。
さらに7日の日曜日には、甲府市の南にある小瀬町で国重要無形民俗文化財に指定されています
「天津司舞」が奉納されました。
「天津司舞」は、中世の田楽芸能を起源とするとされ、人形芝居としては、現存最古級の
歴史と伝統を持つ祭りです。
舞の舞台となる天津司神社のある7日の小瀬一帯は、桜満開によるお花見のお客様と、
さらにJ2リーグのヴァンフォーレ甲府のホームゲームで、清水エスパルスとの上位対決とあって
とにかく早くから大混雑。
天津司舞にも両軍のユニ姿の方もちらほらと。
結果は、アディショナルタイム早々の失点で負けてしまいましたが・・・。
そして、海外?在日?の外国人の方もいらっしゃり、今年、観覧された方は多国籍でした。
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県小瀬スポーツ公園の桜も県内では知られたお花見スポットですので、スタジアムグルメを
楽しみながらお花見の方も大勢いらっしゃいました。
「天津司舞」は、小瀬スポーツ公園隣の天津司神社から9躰の神体(人形)が行幸し、
近くの下鍛冶屋町内にある鈴宮諏訪神社境内の陣幕の中で舞を披露するものです。
写真で雰囲気をお楽しみください。
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お顔を隠された神体が神主様を先頭に天津司神社を出発し、
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行列を成して鈴宮諏訪神社を目指していきます。
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昔は、一帯はほとんどが水田で、のどかな風景の中を田んぼのあぜ道のような御成道を
春の光景の中、進んでいったようです。
今ではスポーツ競技場の脇を通ってということで、景色は様変わりです。
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鈴宮諏訪神社へ到着されると、揃ってお披露目しながら「御船囲い」と呼ばれる
円形に張った陣幕の中にお入りになり、いよいよ舞を披露されます。
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楽器を持った神体が2躰ずつ、笛と太鼓に合わせてぐるぐると囲いを廻ります。
拍手とともに早いテンポで舞う場面が終わると、神体も次々と交替していきます。
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そして、御鹿島様と呼ばれる1躰は、両手に剣を持って舞い、途中護符を観衆に向けて
投げていきます。
運良く受け取った方はラッキーでした。
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最後に鬼様と御姫様が登場して締めくくります。
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毎年4月のはじめ頃に行われますこの天津司舞ですが、天候により降雨の場合は中止となります。
今年は、久々に晴天に恵まれ、かつ珍しく桜も満開と近年なかった好条件で執り行われました。
興味を持たれた方は、ぜひ来年お越しくださいませ。
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