前回前触れをしました企画展のようやくPRチラシができましたので、
開催のお知らせをいたします。
テーマは、表題の通りでして武田遺臣でありながら、将軍徳川綱吉から絶大な信頼を得て
幕政を動かした柳澤吉保とその嫡男吉里と武田信玄との関係を紹介する展示です。
今回は、甲府と姉妹都市提携を締結しています大和郡山市の柳沢文庫様で
管理されておられる柳澤家の資料を借用し、今月12日から11月11日まで
前・後期で展示をしてまいります。
柳澤吉保と言いますと、従来、赤穂浪士の討入など裁定などをめぐり、あまり良い印象を
持たれていない方もおられると思います。
時代劇の水戸黄門などで悪役側で描かれることもあり、余計にそんな印象がついて
しまっていますが、実際にいろいろと資料や記録を見ていくと、
文学や学問に秀で、家臣や拝領した甲斐国の領民からも信望が厚かった大名でした。
息子の吉里も父に負けず芸術分野でも作品を遺していますが、吉里が描いた
武田二十四将図も展示予定です。
そう言えば、綱吉といえば生類哀れみの令。
儒教に傾倒していた綱吉ならではの法律でしたが、当時は悪評だったとか、なかったとか。
最近いろいろと見直しもされて、決して悪い側面ばかりではなかったようですが、
現代の動物愛護に通じるものがあるでしょうか。
と、いうことで、以前に少しご案内した甲府市保健所での保護猫譲渡会も合わせて
PRさせていただきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます