本日は、平日にもかかわらず、午前から多くの方にご来館いただきました。
午後から雨が降り始め、肌寒い夕暮れとなりましたが、1日を通して賑わいました。
おかげさまで、特別展示室にも多くの方がご入館いただき、信玄公生誕500年の
特別展をご覧いただきました。
小規模な施設ですので、たくさんの貴重資料を並べて、というわけには参りませんが、
数点の貴重資料を丁寧に解説させていただいております。
その企画の前期展示も11月29日までの開催で、残すところ6日となりました。
内容は、少し前のブログでお伝えしましたが、滋賀県多賀大社様と、奈良県朝護孫子寺様からお借りした
信玄公の願文、書状を展示するとともに、朝護孫子寺様の毘沙門天信仰の補強にと、
個人の方がご所蔵の信玄公屋形之図も展示してございます。
そして、来年の干支は寅。
寅と言えば、朝護孫子寺、ではありませんが、寺伝では聖徳太子が朝護孫子寺様のある信貴山の地で、
毘沙門天に戦勝を祈願すると、寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天が現れて
必勝の法を授かり、その加護によって物部氏に勝利したことから、
聖徳太子は、毘沙門天を本尊とする朝護孫子寺を創建し、
「信ずべき貴ぶべき山」ということで、信貴山と名付けたと伝わります。
今でも大型のお寅様がどっしりと構えて、皆様をお迎えしています。
ちなみに、寅年の来年は大勢のお参りで賑わうことでしょう。
写真もビックにアップです。
信玄公も、その御利益を授かろうと武運長久を依頼し、見事に願いが成就されたので、
そのお礼を寄進したことが書かれています。
甲府盆地の紅葉も見頃ですので、ぜひ信玄ミュージアムにお越しいただき、
貴重な文化財をご覧ください。
なお、11月3日の信玄公の生誕500年の日から始まった今回の展示では、
期間中、本当に多くの方に足を運んでいただきました。
そのため、生誕500年記念で特別展示室ご入館の方に差し上げていました
甲府市上下水道局ご提供のペットボトル「甲府の水」信玄公デザインバージョン
2021本が本日すべて配布を終えました。
そして、限定御城印も残り300枚を切りまして、今週末まで残るかどうか、
という状況になりました。
1年前のペースに500枚を上乗せしたため、当館側の予測では来月初めまでは
残るだろうと予測していましたが、それを上回るペースでご希望があったようです。
気になる方は、お早めにお越しくださいませ。
お待ち申し上げます。