明日から8月になりますね。
学校も短いながら夏休みに入る地域も多いかと思います。
お知らせしました武田24将総選挙も始まりますので、
ぜひ、足をお運びくださいませ。
それはさておき、時を戻そう。
先日ご紹介した朱印のお話の続きです。
戦国の世に、大名の間で広まった印判。
公的文書に使う場合、多くは朱肉が使われました。
なぜ朱肉の「朱」が選ばれたのでしょうか。
朱肉の「朱」の素は、
辰砂(しんしゃ)という自然界の鉱物(硫化水銀)で、
日本では「丹(に)」と呼ばれていました。
日本での採掘は、縄文時代後期(4000年~3000年前)にさかのぼるとか。
辰砂は赤色の顔料、塗料として、また防腐剤、防虫剤としても使われたようで、
土器をはじめ、古墳の内壁、棺や壁画に塗られたものが見つかっています。
漢方薬の材料でもあり、不老不死(!?)の仙薬と言われたり、
中世ヨーロッパでは、「賢者の石」と呼ばれていたとか。
不老不死かはわかりませんが😉
辰砂でつくった「朱」肉が他のものと比べて発色もよく、
印影を長期にわたって保存しやすい、虫も付きにくい、
なぜ朱肉の「朱」が選ばれたのでしょうか。
朱肉の「朱」の素は、
辰砂(しんしゃ)という自然界の鉱物(硫化水銀)で、
日本では「丹(に)」と呼ばれていました。
日本での採掘は、縄文時代後期(4000年~3000年前)にさかのぼるとか。
辰砂は赤色の顔料、塗料として、また防腐剤、防虫剤としても使われたようで、
土器をはじめ、古墳の内壁、棺や壁画に塗られたものが見つかっています。
漢方薬の材料でもあり、不老不死(!?)の仙薬と言われたり、
中世ヨーロッパでは、「賢者の石」と呼ばれていたとか。
不老不死かはわかりませんが😉
辰砂でつくった「朱」肉が他のものと比べて発色もよく、
印影を長期にわたって保存しやすい、虫も付きにくい、
という素材の特性が重視されました。
(注)辰砂は硫化水銀で、燃やした時など、水銀が環境に散逸されることへの
(注)辰砂は硫化水銀で、燃やした時など、水銀が環境に散逸されることへの
懸念から、現在では、別素材が代用されています。
カーネーションの赤。私たちに元気をくれる、気がしませんか?
「朱」は太陽と炎、そして血の色であり、エネルギーに満ちた色。
そんなイメージからの連想でしょうか。
カーネーションの赤。私たちに元気をくれる、気がしませんか?
「朱」は太陽と炎、そして血の色であり、エネルギーに満ちた色。
そんなイメージからの連想でしょうか。
「朱」には「祝」や「生命」などの持つ縁起の良さや、
神社の鳥居のように、「魔除け」などの呪術・霊力があるものと考えられました。
古くから日本では、「疫病の神さまは赤がお嫌い」ということで、
病人のいる部屋に赤いものを置いたり、赤い服を着せたりしていたというのも
神社の鳥居のように、「魔除け」などの呪術・霊力があるものと考えられました。
古くから日本では、「疫病の神さまは赤がお嫌い」ということで、
病人のいる部屋に赤いものを置いたり、赤い服を着せたりしていたというのも
「赤」のパワー頼み。
また、「血判状」と聞いて感じる、命をかけんばかりの強い意志も、
私たちが本来的に「赤」や「朱」という色から受けるイメージによるもの!?
朱印やハンコが「朱」色である理由は、文書を物質的・精神的に守り、
朱印の主の本気度もアピールするためだった(!?)のかもしれません・・・。
武田神社の参道の橋も朱色です。
武田軍の代名詞ともなっていた「赤揃え」も赤
【再度のお知らせ】
信玄ミュージアムでは、館を訪れ、特別展示室まで観覧された方への恩賞として
また、「血判状」と聞いて感じる、命をかけんばかりの強い意志も、
私たちが本来的に「赤」や「朱」という色から受けるイメージによるもの!?
朱印やハンコが「朱」色である理由は、文書を物質的・精神的に守り、
朱印の主の本気度もアピールするためだった(!?)のかもしれません・・・。
武田神社の参道の橋も朱色です。
武田軍の代名詞ともなっていた「赤揃え」も赤
【再度のお知らせ】
信玄ミュージアムでは、館を訪れ、特別展示室まで観覧された方への恩賞として
武田氏の朱印入り、御城印をご用意していました。
明日から配布を予定していました特別展示室再開が延期となり、
明日から配布を予定していました特別展示室再開が延期となり、
配布も再延期となってしまいました。
再開が決まりましたら、こちらのブログ等でお知らせいたします。
お楽しみに!
※こちらは、お知らせ用のPR画像です。
お楽しみに!
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