@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

ひさびさに、傘の骨の修理

2019-06-28 23:44:20 | 過去のブログ2021年10月まで
久しぶりの傘修理です。

傘を修理して使う人は昔より少なくなったんじゃないかと個人的に感じています。そして傘修理屋さんも。とはいっても当店の傘修理メニューはステンレス製の傘の骨の折れやその周辺のみです。柄や芯棒の修理・骨の総替えはやっておりませんm(._.)m
アルミ製・グラスファイバー製の傘の骨は補強金具を使っても骨のほうが弱くて折れてしまう可能性があるためお断りしていますm(._.)m
丈夫さよりも軽さを重視しているのか、ステンレス製よりアルミ製・グラスファイバー製のほうが最近は多いようです。


↓修理前
親骨と受け骨をつなぐダボ(間接爪)の破損です。青矢印を修理



↓1ヵ所のみの依頼でしたが
錆びで腐食した親骨の根元も折れ、
追加修理となりました。


追加箇所を直すために少し解体する必要があります。
親骨をまとめる上ろくろの針金を交換。


↓修理後








追加分で修理代金もプラスになってしまったのですが、気に入っている傘だからそれでも直して使いたいということでした。

1ヵ所のみ無事に直してからすぐ壊れてしまうより、もう1ヵ所の問題が早めに発覚して良かったなあと思います。