@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

紳士靴、ヒール交換とハーフソール

2020-10-09 14:32:48 | 過去のブログ2021年10月まで
カカト交換のご相談でしたが、プラスチックのヒールが割れていますのでヒール&カカト交換になりました。
今回はスポンジでヒールを作り、ゴムのカカトを取り付けです(革でもできます)。
靴ヒモも交換し、半張り(ハーフソール)もします。


↓修理前









↓修理後














TUMIバッグの持ち手交換

2020-10-09 14:23:54 | 過去のブログ2021年10月まで
Tumiバッグの持ち手の交換修理です。
生地ベルトの持ち手で手で持つ部分に革があててあります。

生地ベルトでなくすべて革で交換してほしい、できれば元の革パーツは移植してほしい、というご依頼です。

↓上が元の生地ベルト持ち手
下が元のベルトから型紙をおこし、革で作成した持ち手です。


↓左が作成した革持ち手に手元の革パーツを再利用したもの。穴があいていますのでその穴の通りに縫っています。
右は元の持ち手です。今回は見本として残して比べながら作業しています。片側がうまくいったのでこれからもう一本同じように作ります。



新しい革持ち手をバッグにとりつけました。
↓修理後












オロビアンコ、ボディバッグ根革交換

2020-10-09 14:08:18 | 過去のブログ2021年10月まで
やはり、持ち手やショルダーの根元部分はよく傷みます。常に負荷をかけられている場所です。私はいつも感心しています。

この部分の縫製があまいとすぐ外れてしまいます。縫製はよくても使用してある素材が弱いとちぎれます。

頑丈な根元というのは素晴らしいです。
でもいつかは傷んでしまいます。
長年の負荷に耐え、それでも修理してまた使えるなら、それもまた素晴らしいことです。

今回はボディバッグのナスカン式ショルダーベルトをつけるDカン付き根革のちぎれ&縫いのほつれ修理です。左右と真ん中、いろいろな位置にベルトを付け替えられるようですが、左右が傷んでいますので揃えて2ヶ所の根革交換です。


↓修理前






まったく同じ革ではありませんが、
色や質感などなるべく違和感のないもので…。


↓修理後
元より強度をあげています。








加えて、ショルダーベルトの生地の黒ずみをクリーニング致しました。