久しぶりに日本の地ビールをご紹介します。今回は静岡県は伊豆、韮山にある「反射炉ビア」です。醸造所兼レストランである「蔵屋鳴沢」に先日久しぶりに行って来ました。こちらは伊豆の観光名所である韮山反射炉に隣接した醸造所で、そこから名前をとっているようです。この韮山反射炉は江戸時代に大砲を鋳造した、いわば高炉のようなもので、良い状態で現存する唯一のものだそうです。観光地という場所柄、観光バスで食事に来るお客さんが多く、昼間からレストランは賑わっています。
こちらの醸造所は地ビール業界の中でも相対的に歴史が長いのですが、市場の動向などに流されることなく、創業時のビール造りのポリシーやスタイルを首尾一貫して継続しており、大変好感が持てます。また定番ビール以外に、季節限定ビールも醸造しており、チャレンジ精神も伺えます。この季節限定ビールですが、種類も豊富でかつレベルも高いので、個人的に楽しみにしているビールです。
桜が満開になろうとしている春の陽気の中、お花見気分で到着。
こちらがビール工場です。このすぐ隣にはお茶の工場もあります。
こちらが反射炉ビールのロゴです。観光名所である反射炉と大砲がモチーフとなっ
ています。
工場ではガラス越しに醸造設備を見学することができます。
こちらが併設のレストランです。牛肉、海産物、野菜などの網焼きがここの名物で
すが、一般的な食事のメニューも豊富です。
まずはビールをじっくりと頂きます。1500円飲み放題にできるので、そちらで
頂くことに。左は「大吟醸正子」、右は「太郎左衛門」です。色が美しい。
まずは「太郎左衛門」から賞味。こちらのスタイルはペールエールです。フレッシ
ュな酵母の香りと、ケルシュのような華やかなホップの香りが好印象です。モルト
の旨みは弱めで、引き締まった苦味が印象的です。一杯に最適ですね。なかなか
旨い。夏はジョッキで豪快に飲みたいビールです。
もう一方の「大吟醸正子」はこちらのオリジナルスタイルで、日本酒の大吟醸酵母
を利用しているそうです。日本酒メーカーがビールを造る時に、清酒用酵母を使う
ことがよくありますが、こちらの最終的な出来上がりは他と違うような気がします。
ホップの香りはあまりなく、酵母の濁りのわりには、酵母の香りも控えめです。でも
どこか清酒酵母のような香り・風味があるような気がします。苦味は控え目で爽や
かな酸味を感じました。一般的なスタイルからすると捉えどころがないですが、そこ
がまた面白いビールだと思います。
(続く)
蔵屋鳴沢
静岡県伊豆の国市中272-1
TEL:055-949-1208
こちらの醸造所は地ビール業界の中でも相対的に歴史が長いのですが、市場の動向などに流されることなく、創業時のビール造りのポリシーやスタイルを首尾一貫して継続しており、大変好感が持てます。また定番ビール以外に、季節限定ビールも醸造しており、チャレンジ精神も伺えます。この季節限定ビールですが、種類も豊富でかつレベルも高いので、個人的に楽しみにしているビールです。
桜が満開になろうとしている春の陽気の中、お花見気分で到着。
こちらがビール工場です。このすぐ隣にはお茶の工場もあります。
こちらが反射炉ビールのロゴです。観光名所である反射炉と大砲がモチーフとなっ
ています。
工場ではガラス越しに醸造設備を見学することができます。
こちらが併設のレストランです。牛肉、海産物、野菜などの網焼きがここの名物で
すが、一般的な食事のメニューも豊富です。
まずはビールをじっくりと頂きます。1500円飲み放題にできるので、そちらで
頂くことに。左は「大吟醸正子」、右は「太郎左衛門」です。色が美しい。
まずは「太郎左衛門」から賞味。こちらのスタイルはペールエールです。フレッシ
ュな酵母の香りと、ケルシュのような華やかなホップの香りが好印象です。モルト
の旨みは弱めで、引き締まった苦味が印象的です。一杯に最適ですね。なかなか
旨い。夏はジョッキで豪快に飲みたいビールです。
もう一方の「大吟醸正子」はこちらのオリジナルスタイルで、日本酒の大吟醸酵母
を利用しているそうです。日本酒メーカーがビールを造る時に、清酒用酵母を使う
ことがよくありますが、こちらの最終的な出来上がりは他と違うような気がします。
ホップの香りはあまりなく、酵母の濁りのわりには、酵母の香りも控えめです。でも
どこか清酒酵母のような香り・風味があるような気がします。苦味は控え目で爽や
かな酸味を感じました。一般的なスタイルからすると捉えどころがないですが、そこ
がまた面白いビールだと思います。
(続く)
蔵屋鳴沢
静岡県伊豆の国市中272-1
TEL:055-949-1208
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