さらに円熟 麦雑穀工房マイクロブルワリー（前編）

埼玉県の小川町にある「麦雑穀工房マイクロブルワリー」は全国の醸造所の中でも珍しく、原料の地域自給１００％を目指す醸造所。近年は地元の麦やホップを使用する醸造所も増えてきましたが、自給主義、そして有機・自然力栽培の原料といった点は他とは違う魅力です。ブルワーさんも次の代の方に代わり、ビールの旨さもますます円熟してきました。今回は久し振りに（といっても訪問時は初秋でしたが）、醸造所にビール紀行してきました。こちらのビールは地元の雑穀等を使ったエールが中心。醸造所にはパブが併設していて、ビールはもちろんのこと地元小川町の自然を感じる野菜やおつまみを一緒に楽しむことができます。小川町は今や食の宝庫。有機栽培の野菜、うどん、デリカテッセン、そして日本酒など、週末のお出かけに最適な小京都です。醸造所はＪＲ・東武小川町駅から徒歩すぐという好アクセスです。

　　　　　

　　　　　

東武東上線で小川町駅に到着。池袋駅からは快速で約１時間。確かに私鉄の１時間は長いですが、旨いビールが待っているのですから、我慢我慢。

　　　　　

　　　　　

小川町駅と駅前の様子。ＪＲと東武の合同の駅舎です。駅前は小さな送迎ロータリーがあり、その先に商店が点在する魅力的な駅前の街並みが続いています。

　　　　　

　　　　　

小川町駅から駅前の街並みを醸造所に向けて歩いてゆきます。

　　　　　

あっと言う間に醸造所に到着。「Craft Beer」という素朴な看板が目印です。「麦雑穀工房」とは書いていないので注意です。

　　　　　

　　　　　

醸造所併設パブの店内の様子。入って左手は醸造所のスペース。訪問時も醸造作業をされていました。店内はカウンターのみのシンプルかつこじまりとした造り。この空間が心地よいのです。

　　　　　

この日のビールのラインナップ。全部で４種。雑穀ヴァイツェンと小川ポーターは定番といったところでしょうか。

　　　　　

　　　　　

最初はやはり名物「雑穀ヴァイツェン」でしょう。自家栽培のキビ、アワ、ライ麦入りだそうです。バナナ系のしっかり濃厚な香り。モルトの旨味はしっかり濃厚。ライ麦によるとろっとした舌触り。ホップの良い香りの余韻。香り、旨味しっかり、フレッシュさを感じる濃厚ヴァイツェン。旨い！前回訪問時よりも、上手くまとまった感じです。

（続く）



麦雑穀工房マイクロブルワリー
埼玉県小川町大塚1151-1
TEL:0493-72-5673

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
　　　　
あああ