いよいよ、
甘味処うさぎや・きのこ谷店の開店の日となりました。
うさぎ柄の前掛けと、
たすきをきりりとしめて、
初めてのお客様を待つ、おだんごちゃんとあんみつちゃん。
ガラガラ・・・。
その時、引き戸を開ける音が。
誰かさん 『お邪魔しますよ。』
二人 『いらっしゃいませ~~~♪♪♪』
二人は、元気な声でそう言いましたが、
緊張で胸は早鐘のようになっています。
海鮮問屋の若旦那と、そのおとりまき。
(男性の半襟は、着物の外には出さないのかな?
着物の事、全然知らないのです。)(^^;)
あんみつ 『海鮮問屋の若旦那だわ!・・・ひそひそ。』
二人 (・・・相変わらず、派手な女の子を連れてる。)
おだんご 『ど、どうぞ、こちらのお席に・・・。』
あんみつ (お茶、お茶・・・)
昼顔 『外が見えるお席はないのかしら?』
おだんご 『すみません、お席はこちらしかありません。』
若旦那 『外の席はないんですか?』
おだんご 『はい、その内設けようと思っているのですが、
何ぶん、まだこの寒さですので・・・。』
おだんご 『そちらが、お品がきとなっております。』
昼顔 『ねぇ、若旦那ぁ、
お店の中に錦鯉がいるわ。綺麗だわぁ~~~。
私、錦鯉飼いたい♪♪♪』
若旦那 『お飼いなさいな。
食べ終わったら、金魚屋へ行きましょう。』
昼顔 『わぁ~~~、買って下さるの?』
若旦那 『ああ、いいですよ。』
朝顔 『私は、らんちゅうがいいわ♪♪♪』
若旦那 『はいはい、何でもお買いなさい。』
二人 『きゃ~~~!だから、若旦那大好き~~~♪♪♪』
おだんご 『何だか、チャラチャラした子たちねぇ。ひそひそ・・・。』
あんみつ 『そうねぇ。ひそひそ・・・。』
(二人とも、お客様の陰口きいちゃダメじゃん)(^^;)
おだんご 『ご注文は、お決まりになりましたか?』
若旦那 『ええ、お雛様フルコースセットを三つお願いします。』
若旦那 『あなた方も、好きな物をお食べなさい。』
おだんご 『え~~~、いいんですか?!
じゃ、上生菓子いただいちゃおうかしら♪♪♪』
あんみつ 『ちょ、ちょっと、ちょっと、おだんごちゃん!』
おだんご 『だってぇ、お断りしたらかえって失礼じゃない?』
あんみつ 『だからって、そんなに手放しに・・・。』
おだんご 『あんみつちゃんったら、お固いのねぇ。』
・・・・・
あんみつ (・・・じゃ、私は、早摘み苺大福にしようかしら。)
おだんご (上生菓子より、抹茶ようかんにしようかなぁ・・・。)
甘味処うさぎや・きのこ谷店の開店のために、
うさぎ柄の前掛けを作りました。
こういうお茶屋の娘風な前掛け、作りたかったのです。
たすきもかけましたが、時代劇でよく、
斜めがけしたたすきを見かけるのですが、
あれは、どうなってるんでしょう???
ちょっとよく分からなかったので、今回は普通のたすきにしました。
この前、書生さん風にした男物の着物は、
今日は、ヅラ子のベッツィーのパーキーに着せて、
海鮮問屋の若旦那風にしてみました(笑)。
おとりまきとして、
家では派手目な方のベッツィーの、
朝顔ちゃんと昼顔ちゃんに登場してもらいました。
着物はブライス用なので、袖が長すぎます(^^;)。
丈も長いし、着せるのは無理かなぁと思いましたが、
そのためのおはしょりじゃないかと(笑)、無理に着せました(笑)。
うさぎやさんの店内には、
小さな箱庭をしつらえました。
その内、外の席も作りたいです。
とび森の中にもある、
あのひもうせんのかかった縁台みたいなやつです。
大きな赤い蛇の目傘みたいなやつ(あれ、何て言うんでしょう?)(^^;)も、
欲しいなぁ~~~。
どこかで、売ってるでしょうか?
蛇の目傘のミニチュアは、結構売ってるの見かけますが、
軸の高さが足りないなぁ・・・。
(出演者:トナー タイニーベッツィー おだんごちゃん&あんみつちゃん
&
朝顔ちゃん&昼顔ちゃん
&
ベッツィー パーキー 海鮮問屋の若旦那)