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あれはあれでいいと思うけど

2016-02-24 17:06:48 | 日記
ゲームのパッケージを見ると、「CERO A」とか「CERO Z」とかいう表記が必ず書かれている。
これはCEROというゲームソフトの倫理審査機構がゲームの内容を審査し、A・B・C・D・Zの5つに区分したもの。
それぞれ対象年齢が異なっていて、たとえばAなら全年齢対象。一方のZは18歳以上のみ対象となっている。
全年齢対象の場合、小さな子供でも安心してプレイできる内容という意味なのだけど、B以降になると、暴力表現やグロテスクな表現が含まれることが多い。
特にZの場合はかなり残虐な表現があるので、完全に大人向けの商品。
ただ、日本のゲームはたとえZでも規制にかなり制限がかかっているので、そこまでグロい表現はないみたい。
一方、海外のソフトは日本よりも規制が緩いので、かなり残酷な描写も多く、そのぶん「ゲームの暴力的表現」についてはかなり賛否両論飛び交っているみたい。
先日も、とあるフォーラムに「なぜどのゲームも暴力的なのか。暴力表現の代わりになるものはないのか」といった疑問を投げかけるスレッドが立って、物議を醸したのだそう。
といっても、暴力的表現はよくない!という内容ではなく、ゲームならではの美しい世界観を堪能するには、暴力的表現しかないのか?ということに疑問を持ったそうで。
実際、その人はFallout4をプレイしたのだけど、独特の世界観を「戦闘」という形でしか楽しめないことに疑問を抱いたのだとか。
なるほど、そういう発想はなかったなあとちょっと考えさせられた。
確かに美しい世界観というのは、歩いて、探索しているだけでも楽しいものだもんね。
ただ、現実では決してできないことを楽しむのがゲームのコンセプトであるのなら、暴力表現を「いらないもの」として排他してしまうのもどうかなあと。
たとえば美しい世界観を堪能したいというゲームなら、他にもいろいろあるわけで。
Fallout4の場合はそういう世界観を楽しみつつ、さらに非現実的な世界でバトルを楽しみたい人のために開発されたものだから、あれはあれでいいと思うんだけどなあ。