区の検診で「要観察」とされた心臓病。
縁あって、4年前から、港区の大学病院で診てもらっている。
温厚で優しいI先生とは、相性も良く、年に1回の検査でのお付き合いが始まった。
ところが、今年になってから、動悸・息切れ・むくみ・痛みなど、諸症状が出始め、
「要観察」Iから「要治療」になった。
心電図・エコー・CT検査・血液検査と、一連の検査の途中、I先生の転勤が知らされた。
新潟大学の教授として、招聘されたと言う。
私の検査の結果は、後任のK先生に任された。
先日、新潟医科大学のHPに、I先生のお顔を発見した。
もう、大学の循環器科のお顔として、主任教授の肩書で載ってらした。
相変わらず、包み込むような優しいほほえみを浮かべてるお写真を見てたら…。
哀しいような悔しいような、妙な気持ちになった。
本来なら、喜ばしいことなのに…。
I先生の栄転を祝ってあげなければいけないのに…。
私って、人間、出来ていないな…、小さな器だな…と、嘆かわしく感じる。
分かってはいるけれど…。
ず~っと、I先生に診ていただきたかった・・・。