怖いニュースが飛び交ってるわね~。
幸い、我が家は、婆の一人暮らしではないし…。
常に、誰かしら一緒に居るから、それ程怖がらなくても…と思うけれど。
昨今のご町内は昔とは変わってきたし…。
私は、東京の下町で育ったのよ。
おもちゃ屋さんの卸問屋さんの町だったから、それは活気があるところだったわ。
近くには国道6号線、いわゆる水戸街道が走っていてね。 車の数も多かった…。
おかみさん連は、かっぽう着姿で、生き生きとしてたもんよ。
実家も、お店の人を十数人抱える商家だったから、母は忙しく、働いていたわ。
近くに老人夫婦の家があったの。 銘木商を営んでいたけれど、割と暇そうに見えたの。
子供がいない家だったので、私たち姉妹弟をかわいがってくれたのよ。
銘木って、床の間に使う柱なんかのことよ。
お高い品だから、そんなに始終、売り買いするものでもなかったのね。
母はいつも忙しそうだったから、私たち姉妹弟の居場所はその銘木店の居間だったわ。 宿題もそこでやった…。
弟なんて、枕片手に、「泊まる!」なんて、駄々をこねてたくらい、親しくしてたの。
半世紀も前に、下町から杉並に嫁にきて、驚いた!
隣近所のお付き合いが全くないのよ。
あったとしても、近所の地主さんの家か、お隣くらい。
何をしてる家なのか、まったくわからない。 また、知ろうともしないのよ。 半世紀たった、今も同じ。 否、昔より、お付き合いはないわね~。
(お隣と前の家だけは、故郷のお裾分けはあるけれど💕)
同じ小学校に通っているのに、子供同士、遊んでる姿、見たことないもの。 強盗に入られても、わからないんじゃないかしら…。
今時、家にお金を置いとく人も少ないのでは…。
怖い世の中に、なったものね…。