でも・・・
オールスタンディングの場合は、会場内に入るのは早かったけど、出るのは当然、後ろのほうになる・・
なかなか出られなかった~~~
外では、すでに出待ちの人が並ぼうとしていたくらいだから・・・
日帰りの場合は、それも頭に入れた余裕を持った時間対応が必要だと思います・・
今回のLIVE会場は市街地から離れているので、まったくと言っていいほど、タクシーが捕まらなかった
結局は、海岸通り電停から、路面電車で帰ることにした・・・
けど・・
いい出会いもあった・・・
前に乗ろうとしていたおばちゃんが「なんか落としたわぁ~~~」とブツブツと言っているので、
僕が「ボールペンか何か
ピンク色のものが落ちたみたいですよぉ・・」という話からです・・・
そのおばちゃん・・年の功からいうと僕の母より少し若いくらいでしょうか
そのことがきっかけで、広島駅までの道中(約25分くらいでしょうか・・)大先輩も交えて、ずっとしゃべっていました・・・
これも同じ剛さんのファンクラブ会員同士・・
気兼ねなく・・意気投合といったところです・・
最初はお互いの自己紹介・・
「僕ら、福岡から来たんですよ・・今日は休日ですが、明日は仕事なので今から終電で帰ります」
「おばちゃんは岡山よ・・新幹線で20分くらいで帰れるけど、今日は泊まって、明日帰って、仕事するの・・」
おばちゃんは、岡山県に住んでいて、飲食店で働いている、二人の孫もいるそうです・・
「誰と来られたのですか
」
「私はいつも一人よぉ~~~友達を連れてくると気を遣うでしょ
一人のほうが気楽だから、福岡や大阪、富士山に行った時も一人で行ったのよ・・・」って・・
本当にアクティブな女性です・・・
「僕らは二人とも理容師なんですよぉ~~~」
そうすると、大先輩は・・
「いや・・僕は美容師・・女性をきれいにしています・・」
・・・
またいつもの・・・
とか思いながらも・・・
僕らは当然、富士山ふもとっぱらの10万人LIVEのことを聞きます・・
「あの時は、終わってから7時間帰れなかったのよ・・大渋滞・・
でも、おばちゃんにとっては同じスタンディングでも、今日のLIVEのほうがしんどかったわぁ・・
体調があまりよくなくて、もうきついから、後ろのほうで段差に腰かけていたから全然見えないし、大画面がないから見にくいし・・」
「僕らは前で見てたんですよ・・剛さんの姿はもちろん、ギターの指一本まで見えて、すごい楽しかった・・でも、もう、まったく力は残ってないです・・歩くのもだるい・・」
「LIVEで100%の力を出すもんではないよぉ・・余力を残して、そのあとも楽しまないと・・」
「でも体調不良で・・それは大変だったですねぇ・・」
「それでも楽しかったよ・・これが、わたしにとって、生きがいみたいになっているから。。。
富士の時でも、帰りの工程さえ楽しかったのよ・・あの大渋滞の中、一歩ずつ一歩ずつ進んで帰っていくのが、人生のようでね・・」
剛さんのLIVEに行くと、元気づけられると言っていました・・また、行こうって・・次につながる・・
だから、命も助かったようなものだって・・・
おばちゃん・・最近、広島県で子供さんたちと旅行中、トンネル事故に巻き込まれたそうです・・
その事故は、後からわかったことだけど、二人が亡くなるくらいの大事故で・・火災が起きて周りは真っ暗・・煙が立ち込めてきて、本当に死をも覚悟した壮絶なものだったって・・・
子供は孫を連れて、先に避難することになって、おばちゃんは後から行くことに・・・
その時に流れてきたのは、富士山ふもとっぱらのLIVEの模様・・それが走馬灯のように、あの時はこうだったとか・・
楽しかったなぁ・・とか考えながら・・
地面に這いつくばって・・
ひたすら前へ・・前へ・・・
そうすると目の前に一筋の光が・・・
それが、出口だったそうです・・
「
この経験で、人間、いつ何時、こんなことがあるか・・わからないって初めて意識した・・
あなたたちもいっぱいLIVEを見て、人生を今のうちに楽しんでおくのよぉ~~~~
どれだけ、私にとって長渕さんのライブが私を勇気づけ、元気づけたことか・・だから、おばちゃんはまだまだ行くのよ・・あと、どれだけLIVEをやってくれるかわからないし・・・こうして楽しめるときは、精一杯、楽しんでおきなさい・・たくさん教えられることがあるから、よく聞いておきなさい・・・」
う~~ん・・
人生観が違うなぁ・・・
奥深い話だ・・
確かに、若いころは、福岡で、しかも休日に行けなかったら、簡単にあきらめてしまっていた・・・
たとえ、好きだとしても、ファンクラブに入ってまで・・なんて、これっぽちも思わなかったけど・・・
やはり、僕らも何かを求め続けているのだろうか
感じ続けているのだろうか
何か違ってきているのだろうか
少しの間だったけど、考えさせられもした有意義な会話の時間でした。
おばちゃん・・本当にありがとうございました・・・
いつか大阪で・・福岡で・・どこかでもう一度、会いましょう
いつまでもお元気で・・・
P.S
大先輩といると・・いろんな波乱も起こるけど・・・こんな奥深いことも起こる・・・
僕より、年下の大先輩・・不思議な人だ・・・