米国PMIのPMBOKでは「品質」の知識エリアで「金メッキ」がでてきます。
一言で言うと、過剰品質のことです。
要求以上のものを提供したら、喜ばれるのか。
答えは「ノー」です。
要求以上のものを作るにはそれなりのコストと時間がかかります。それがターゲット顧客に喜ばれるのであれば大いに意味のあることですが、十中八九無駄になります。
製品やサービスは、顧客の満足する程度に仕上げることが求められるのです。成果物が派手すぎても、しょぼすぎてもいけません。「ちょうどよい」が重要です。
力を秘めたオニキス・ブラックのアストンマーチン、金メッキしてしまっては。。。台無しではないでしょうか。
澄んだ青い海を連想させるブルー・ルマンのウラカン、金メッキしてしまっては。。。誰も買わないのではないでしょうか。
対象利用者のちょうどよい塩梅に完了基準を合わせる。必要以上に、機能や性能を盛っても、使われないならムダになります。
最短で最大の価値を提供するのに金メッキは必要ありません。
ROIを最大化するのはリーンなプロダクトなのです。