佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

(続)ロミとの談話 誰かの役に立ちたい

2020年05月31日 | 主に画像(ロミ)


ロミ


のり丸

ロミ「なんでアンタだけ三番目なんね?」



SNOWというひと昔前?に流行ったアプリ。
コンピュータが自分の顔と似ている芸能人を探し出すらしいが…。
三番目とは、左(元顔)から三番目の加工状態の顔である。

のり丸「三番目を出すのは全く似てないからに決まってるだろ(笑)
なんたって俺の顔は『佐藤ノア』との融合だからな。

ロミは何回やっても、なぜか『ダヴ・キャメロン』になる。
AIからすると、猫の顔=ダヴ・キャメロンになってるのかな(笑)」



ダヴ・キャメロン

ロミ「…いやいやウチはダヴ・キャメロンには似てないじゃろ。
アンタだって外国の知らない人が出てきたじゃろ?」


Thomas Brode+のり丸
(これも三番目の融合顔)

のり丸「…ほんと誰?って感じだよな」




ロミ「…A Iで遊ぶのはもうやめじゃ。
さて、昨年のり丸に起こった『事実』といえば?」

のり丸「発熱。激しい咳。圧迫感のある胸の痛み。味覚異常。
…その頃、周囲の人も次々と同じ症状になっていて。
顧客も海外出張に行く人が多かったしね。
でも、インフルエンザの検査では皆『陰性』だったんだよね」
(※新型コロナウイルスに感染していたかどうかは、現段階では不明)

ロミ「それ、2019年11月頃の話だったかの?
ウチはあの頃、禍々しいアンタの近くに本能的に寄りたくなかったの」

のり丸「…なによりも『激しい咳』をしながら現場で仕事をする訳にもいかず、去年の暮れは休んでいた」

ロミ「そして今年に入ってから、新型コロナという名前が出てきたんじゃの。
特に3月、4月はのり丸の業種は大ダメージじゃの。
ゆうたら仕事自体が濃厚接触じゃから。

老人ホームに入っていた同業者は廃業したとか、リラクゼーションは閑古鳥が鳴いているとか…」

のり丸「老人ホームの封鎖でね。
まぁ、インフルエンザやノロウイルスの時も封鎖にはなっていたけど、今回は先が見えないからね。
病院の方にリハビリに入っていた同業者の仕事も減ったし、つまり全体的に『触る』仕事はダメージを受けたのは確か」

ロミ「…それにしてもアンタ、随分と余裕こいているようじゃの。
一日中、ゴロゴロして」

のり丸「ゴロゴロじゃない、横になって考えていたんだよ。
そして考えたことを、いつ実行に移すか、という計画を立てている」

ロミ「ずっと考えてばかりいたら『こんな荒唐無稽なことは絶対にできるはずがない』などと思い始めるじゃろ?
まずやってみて『失敗』→『修正』を繰り返しながら進むのがのり丸風じゃろ?

そんな時は、吉藤オリイさんを思い出すのじゃ!」



吉藤健太郎(オリィ)さん

https://www.dbic.jp/events/20190527_yokotsuka_17/


私達はなぜ身体が1つしかないのだろうか。
身体が2つあれば、入院している時でも学校で思い出を作る事ができたかもしれないし、居場所を維持し、孤独を感じることがなかったかもしれない。

3年半、ほとんど学校に行けなかった私がベッドの上でずっと思っていたことから始まり、4歳で交通事故にあい頸髄損傷の寝たきりになっていた友人、故・番田雄太、ALSやSMA等の難病の友人達と共に研究を続けてきたのが、分身ロボット(=AVATAR)「OriHime」だ。

[リンク先より抜粋]



ロミ「オリィさんのテーマはロボットの開発よりも『孤独の解消』らしい。
のり丸は、かなり前からこの人の事を気にしていたの」

のり丸「この人が言っていることは『ヘェ〜、すっげ〜』とかじゃなくて、『そうだよな』と個人的にはスッと入ってくる」

ロミ「常に『黒い白衣』を着ているところとか、共通点がありそうじゃの」

のり丸「それはオリィさんに失礼だね。
俺の場合はめんどくさくて『黒』にしているだけだし、『黒』以外には共通点がない。
この人の方がずっと情熱的でパワフル」

ロミ「オリィさんと親友の番田さんの動画を載せたいところじゃが、リンクだけにしておくの。

https://note.com/ory/n/n19258c76d1fa

(動画の番田さんのお母さんの話に心打たれる)


のり丸「人間は世話ばかりされていたり、自分は社会の役に立たないと思っていると孤独が深まる。
以前、有料老人ホームに仕事で入っていた時に感じたことだけど。

上げ膳据え膳で、施設内では何の役割もない。
そんな人達は『過去の話』をする。
しかし誰かに過去の功績を褒められたり…つまり何かを褒められたところで空虚さはつのるばかり、という様子だった。

結局のところ、人は誰かの役に立ちたい…のかな?」






ロミ「ウチはそんなこと考えたことなんて…」

のり丸「『ただいま』と帰ると、ロミが『おかえり』と迎えてくれる。
だから家に帰るのが嬉しくてしかたない。
今更ながら、これはすごいことだと思う」

ロミ「のり丸はウチのたった一人の仲間じゃの」



大好きな冷蔵庫の上で。



ベランダに出るのも、リード付。



今日も、無事に一日が終わった。


じゃあ、またの!


(※画像サイズ、たぶんバラバラ)


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